求人情報からAI企業のこれからについて考えてみる

いま最先端のAI企業で求められているのは、研究室のスーパーマンだけではありませんでした。

ふと気になったことがあります。

ここ最近のAI開発の傾向を見てみると、賢くなる<<仕事ができる、という能力が重視されているという状況があります。

例えば以下の記事でもご紹介したように、AIの性能を測るベンチマークとして「仕事完遂力」の注目度がぐんと上がっているのです。

【chatGPTマスターを目指してvol.76 AIが”社員”として働く日】

https://blog.people-resource.jp/newsletter_chatgpt_vol76/

 

AIが変わるならば、AI企業も変わるはず。

企業が変わるということはどういうことかと考えれば、色々な要素があることはもちろんですが、そこで働く方々の属性が変わる、ということが一つ考えられます。

では、働く方々の属性はどのように探せばいいのでしょうか。

しかも、これからの会社を担う方々の属性が知りたいのです。

 

そんな時便利な情報が、誰にでも見れる状態で転がっています。

それはもちろん、求人情報です。

というわけで、こちらのページに掲載されているCareers at OpenAIを見てみました。

https://openai.com/careers/search/

(情報はあくまで2026/05/31 21:20現在のものに基づいています。)

 

chatGPTに頼んで、ざっくり統計を取ってもらいました。

観点

件数・特徴

全求人

715件

Security職

28件

Ads関連求人

21件

Forward Deployed Engineer関連  

21件

Account Director関連

16件

Legal職

14件

Product Management職

12件

Securityは確かに、重要なインフラとなってきているAIを外部の悪意から守るために重要な職業です。

加えて最近、AIをSecurity担当者として活躍させよう、という動きもありますし、納得です。

そして2番目に多いのが、Ads(広告)関連、そしてForward Deployed Engineer関連でした。

特に2つ目はつまり、顧客企業さまへの導入をサポートする人材が欲しい、という意気込みの表れです。

すなわち、OpenAIが単に高性能なAIモデルを作るための会社ではなく、企業の現場にAIを入れて成果を出す、ことに注力した会社になっていることの証です。

「顧客の業務を理解してAIを使える形に落とし込む人」が欲しいようです。

 

実は昨今、色々な企業がAI活用に乗り出していますが、本当に活用できているのはごく数パーセントしかないそうです。

そこにはきっと、導入企業側のニーズとAIにできること、そしてそのマッチングを取れる人材が少ないことが寄与していると思うのですが、まさにその間を埋める人材が今強く求められているようです。

 

1年後はどんな求人を出しているのでしょうか。

ちょっと面白そうなので、定点観測もいいのかもしれないと思い始めました。

需要があれば、求人情報レポートなど出してみようと思います。

 

P.S.

今回の求人情報に関する統計はChatGPTにお願いしたのですが、実はAIをよく使う学生の間では「ChatGPTはデータ分析に弱い」というのが通説であるようです。

これだけシンプルなデータ分析であれば大丈夫なようですが、もしかするとモデル学習に使っているデータが影響しているのかもしれません。

いずれにせよ、出力が問題なさそうか、確認することは欠かせないようです。

 

P.P.S.

先週金曜日の記事

【AIは習うよりも使ってみることが大事】

https://blog.people-resource.jp/with-ai-its-more-important-to-use-it-than-to-learn-about-it/

ではたくさんの方にLUNAR LANDERを遊んでいただきありがとうございます。

こういうものをみると作りたくなるのがゲーマーの性。

というわけで、私もゲームを作ってみました。

昔懐かし(?)、ブロック崩しゲームです。

暇つぶしのお供にぜひどうぞ!

▼ ブロック崩し ▼

Who is writing

大学にてデータサイエンスを学ぶ傍ら、多くの人にデータ分析の面白さを伝えたいと日々奮闘中。