【テクアシ日記 vol.05】情報感度とひじきの王座陥落について

新しい情報を知ることは大切なこと。そう分かっていても、気づかないまま惰性で続けてしまっている何かがあなたの会社にもありませんか?

こんにちは。アシスタントの竹内です。

突然ですが、皆様、鉄分が多い食品と言えば何を思い浮かべるでしょうか。

レバー、あさり、小松菜、…等々、いくつか定番の食材がイメージされるのではないかと思います。

私は、つい数年前まで「鉄分と言えばひじき!」と、積極的に食べていました。

ひじきをしっかりとった後は、なんとなく調子も良いように感じていました。

ところが、遡ること5年ほど前でしょうか、一緒にお仕事をしていた栄養士さんによってその思い込みは打ち砕かれました。

「ひじきの鉄分の含有量、9分の1になったって知ってますか?」

そういわれた時、最初はどのレベルの話か判断がつきませんでした。

検査ミスでしょうか?それとも、海藻の種類が変わったとか??

何ごとかと思い半信半疑でよくよく聞いてみると、「以前はひじきの製造に鉄釜を使用しており、そこから添加される鉄分がひじきそのものの栄養素であると思われていたが、ステンレス釜を使うようになった現代のひじきにはその恩恵がないため、ひじきのみの鉄分が食品成分表に掲載された」というのです。

そんなことあるんですか!と、思わず大きな声を出してしまいました。

「食品成分表って改訂で結構変わるんですよー、アハハ」と事も無げに言われてしまいましたが、事実、この時このお話を聞いていなかったら、私は5年後の今も鉄分=ひじき、と認識していたと思います。

当たり前の常識として頭に入っていることについて、わざわざ調べることなどしないからです。

色々な情報を積極的に仕入れ続ける姿勢の大切さと、そして常識という思い込みの危うさを改めて感じた出来事でした。

まさか変わるなんて思ってもいなかったひじきの栄養素がしれっと変わってしまったように、世の中の常識や当たり前というものは思っている以上に変化を続けているようです。

人事もまさにそうで、少し前までは永年勤続こそ美徳と思われていたものが、今は転職とそれによるキャリアアップが一般的になり、転職市場はコロナ禍を経てなお成長を続けています。

何年前、何十年前の人事制度や考え方を踏襲していると、「あると思っていた利点が実はなかった」ということに気づかないまま、どうして上手くいかないんだろう?と悩みを抱え続けることになりかねません。

私に栄養素の変化について教えてくれた栄養士さんのように、現状に沿った人事のあり方を探求し、その方法をお伝えするのが私たち人事コンサルタントのお仕事です

弊社では初めてのお客様を対象とした90分間の無料コンサルティングも実施しておりますので、人事制度の「そうだったのか!」を発見するべく、お気軽にご相談ください。

最後に、ひじきは鉄分の王座こそ陥落したものの、カルシウムや食物繊維、様々なミネラルなどの栄養素が豊富に含まれ、かつ低カロリーな非常に優秀な食品であることを付け加えさせて頂きます。

また、近年の研究では、中国や韓国産のひじきではステンレス釜でも鉄分が豊富であり、実際は産地などほかの要素によるところが大きいのではないか、とも言われているようです。

もしかしたら、再度王座に返り咲く可能性もゼロではないのかもしれません。やはり引き続き、情報を追い続けなければならない…と再認識しました。

 

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竹内円

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Who is writing

経営人事パートナーズ テクニカル・アシスタント。
東北大学文学部卒業。製鉄会社の人事、大学法人の福利厚生制度の企画運営担当者などを経て現職。
持病の悪化による退職や家族の転勤による退職などを経験する中で、社員と企業双方にとっての最適解とは?人事を研究し突き詰めることはできるのか?という疑問を感じており、経営人事パートナーズの考え方に強い共感を覚えて入社。
生き物とバイクが大好きで、ボーダーコリーの女の子を溺愛しているが、彼女は熱烈なお父さんっ子なので若干片想い。うすうす感づきつつも、めげずに毎日愛を伝えている。