【テクアシ日記 vol.06】犬に濡れ衣を着せられるという貴重な経験に思うこと

愛犬に思わぬ疑いをかけられ、その誤解を一生懸命解いたお話です。犬にとっても人にとっても、コミュニケーションが大切なのかもしれません。

こんにちは。アシスタントの竹内です。

今回は、「飼い犬に手を噛まれる」ならぬ、「飼い犬に濡れ衣を着せられる」経験をしたお話をさせて頂きたいと思います。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、犬には雷を大の苦手とする子が多くいます。

個体差が大きく、平気な子もいるのですが、遠くで聞こえた途端に震えが止まらなくなる子や怖がって逃げ惑う子も多く、犬が迷子になる大きな原因の一つとして雷による酷いパニックが挙げられるほどです。

私は現在、ボーダーコリー(メス、5歳、17kg)を飼っているのですが、この犬が我が家に来て初めて雷を経験したときのことです。

その日は春先だったと記憶しているのですが、夕方になるころ、大雨とともに雷鳴が轟き始めました。

普段からとてもビビりなうちの犬の反応がどう出るか、注意して眺めていたところ、どうやら思いの外怯えてはいないようでした。

雷鳴が聞こえるたびに耳を立ててあたりを見回し不思議そうにするのですが、ひどい怯えや震えなどは見られなかったので、安心して見守っていました。

ところが、少したってどうやら様子がおかしいことに気づきました。

雷のたびに、外でも空でもなく、飼い主である私の方を首をかしげて不審げに見つめるのです。

違う部屋に移動しても、大きな雷鳴が轟くと走ってきて少し離れたところで立ち止まり、信じられないものを見るような、強い非難の意思をうかがわせる視線をぶつけてきます。

見覚えがあると思ったら、掃除機をかけるときに見せる視線です。

彼女は、雷の音を私が立てていると判断し、「なんちゅう音立てるん!?やめてくれない!?」と視線で非難しているのです。

分かった瞬間に、思わず「えっ違うよ!私じゃないよ!私から出てないでしょ!?」と言い訳してしまいましたが、伝わるはずもありません。

犬の視線は雷が鳴る度にどんどん冷たくなり、まるで眉を顰めるような表情になっていきます。

そこで私は、実際に体感させて犬を納得させることに決めました。

庭に面した窓を開け、犬を隣に呼び寄せます。「お外」と声をかけると外を見るので、そのまま、吹き込む雨に耐えながら二人で外を眺め続けます。

待ちに待った雷鳴がはっきりと、窓を閉めているときよりもはるかに大きく空に轟いたとき、犬は体をビクっ!とさせて空を見上げました。

そして「どうやらこれは飼い主が立てる音ではなく、空で鳴っているようだ」と納得してくれたらしく、それ以降は私に非難の視線をぶつけることはなくなりました。

ここで納得してもらえなければおそらく、「いい奴なんだけどたまにとんでもなく不快な音を立てる飼い主」という不信感に近いレッテルを貼られていたと思われますので、ほっと胸をなでおろした出来事でした。

同時に、コミュニケーションと、「納得してもらう」ことの大切さを実感しました。

犬と人を一緒にするな!と怒られてしまいそうですが、この「納得してもらう」ことは、人間関係においてもとても大切です。

部下に指導をするとき、上司に説明をするとき、家族の理解が得たいときなど、「納得してもらう」ことで不信感を残さずに信頼関係を維持、あるいは強めることができます。

そのために重要であるのが、コミュニケーション能力です。コミュニケーション能力は、適切に情報を伝えるためにも、普段からの信頼関係の構築にも必要です。

私は入社後何度か、代表山極の実際のコーチングを見る機会があったのですが、コミュニケーション能力というつかみどころのないものに対して具体的な強化の方法を提示し、たった3回の面談でそれがはっきりと結果に出ている様子に驚きました。

もう性格だから動かしようがない…という認識は誤りであり、管理職を担うような年代の社員の方でも、具体的な簡単な方法を学んで実践し、フィードバックを受けることで十分に能力を向上させることができるのです。

そしてその成長は、ご本人が今後管理職として円滑に仕事を回していく上でこれ以上ないほど大きなアドバンテージになり、組織にとっても大きな改善となります。

弊社のコーチングは、お陰様でクライアントの皆様にご好評を頂いております。社内のコミュニケーションを向上させ、組織をより成長させたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談下さい。

90分間の無料コンサルティングも実施しておりますので、こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ!

竹内円

P.S.
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!

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Who is writing

経営人事パートナーズ テクニカル・アシスタント。
東北大学文学部卒業。製鉄会社の人事、大学法人の福利厚生制度の企画運営担当者などを経て現職。
持病の悪化による退職や家族の転勤による退職などを経験する中で、社員と企業双方にとっての最適解とは?人事を研究し突き詰めることはできるのか?という疑問を感じており、経営人事パートナーズの考え方に強い共感を覚えて入社。
生き物とバイクが大好きで、ボーダーコリーの女の子を溺愛しているが、彼女は熱烈なお父さんっ子なので若干片想い。うすうす感づきつつも、めげずに毎日愛を伝えている。