テクアシ日記 vol.2~UFOを活用する人事コンサルタント~

コンサルタントが活用する情報「UFO」とは一体。テクニカルアシスタントの最初の「やらかし」談です。

こんにちは。テクニカル・アシスタントの竹内です。

メルマガを始めて早々の失敗談になってしまいますが、今回は私が経営人事パートナーズに入社後最初の「やらかし」のお話をさせて頂きたいと思います。

働き始めてまだひと月も経たない頃、直属の上司である山極から資料作成を頼まれた時のことです。

山極「こういう資料を作って欲しい」

竹内「承知しました」

山極「ここはこういう数値を入れて、ここは『ゆーほー』見てもらって」

竹内「…UFOを。」

山極「ゆーほーを。」

竹内「UFOを…」

山極「そうか!知らないよな!有報!有価証券報告書のこと!」

竹内「!!!(赤面&爆笑)」

経営者の方々、経理や経営に明るいビジネスパーソンからしたらごく当たり前の略語も、私にとっては全く頭の中にありませんでした。

それこそUFOよりも縁遠いものだったのです。

こういったことは、一部の属性の人にとって一般的である、という今回のような略語のみならず、いわゆる「社内用語」でもしばしば起こるのではないでしょうか。

例えば、私が新卒で入社した製鉄会社では、「予算」という表現を使わず「利計」(りけい、利益計画)という用語を使用していました。

これも、最初は「経理なのに理系…?」と思ったことを覚えています。

会社という個々の文化を持つ集団で過ごしていくうち、こういった社内用語は自分にすっかり染みつき、日常的に口にする言葉になっていきます。

怖いのは、社員にとっての日常たるこれらの社内用語が、現代社会を戦い抜く企業にとって非常に重要な採用活動の局面において、思わぬマイナスに働く可能性があることです。

ブラック企業からのサバイバーである島田たま子さんは、希望していた求人の採用試験の中で、単語ひとつの違和感が内定辞退の決定打となる経験をしたようです

【採用試験でも「蛙化現象」??応募者が企業にドン引きするポイント】

https://blog.people-resource.jp/frogking-recruit/

こちらは極端な例と言えるかもしれませんが、たとえば以下のような気持ちになるシチュエーションはなんとなく想像できるのではないでしょうか。

「なんだか難しい用語を使っている、自分には無理かな」と話を聞くのを諦めてしまうこと。

「やたら横文字や略称が好きな人だな」とちょっと引いてしまう気持ち。

「聞いたことがない単語が多いな、理解してほしくないのかな」と排他性を感じてしまう経験。

これらが、もし優秀な求職者を遠ざけるきっかけとなってしまったら、とてももったいないことだと思います。

採用活動では、求人票しかり、面接しかり、企業が発する「言葉」が大きな力を持ちます。

あなたが使う言葉が本当に求職者の立場に寄り添ったものであるか、もう一度検討してみてはいかがですか?

求人票などに掲載するメッセージを書く際には、第3者の視点を取り入れることも有効な方法です。

弊社の採用アウトソーシングサービスでは、プロのライターがあなたの会社をPRしています。

最後になりましたが、私も今では「有報」の中身の見かたも覚え、業務に活用しております。

どうぞ今後も安心してお仕事をお任せ下さい。

 

90分間の無料コンサルティングも実施しておりますので、ご相談はこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ!

竹内 円

P.S.
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!

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P.P.S.
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Who is writing

経営人事パートナーズ テクニカル・アシスタント。
東北大学文学部卒業。製鉄会社の人事、大学法人の福利厚生制度の企画運営担当者などを経て現職。
持病の悪化による退職や家族の転勤による退職などを経験する中で、社員と企業双方にとっての最適解とは?人事を研究し突き詰めることはできるのか?という疑問を感じており、経営人事パートナーズの考え方に強い共感を覚えて入社。
生き物とバイクが大好きで、ボーダーコリーの女の子を溺愛しているが、彼女は熱烈なお父さんっ子なので若干片想い。うすうす感づきつつも、めげずに毎日愛を伝えている。