chatGPTマスターを目指して vol.22 chatGPTが最も活用されている分野はどこ?

chatGPTが特に活用されている領域について調べてみると、そこにはやはり、活用が進むだけの理由がありました

いろいろなことができるchatGPT。

最近使えるようになった音声機能を使って英会話の練習をしてみたり。

読みたい論文の概要をまとめてもらったり。

「こういう手順でデータ分析をしたい!」と伝えて、きれいなプログラムにしてもらったり。

(ただしプログラムについてはエラーが多発します。)

個人としても様々な使い方がありますが、業界として活用が進んでいるのは一体どの分野なのでしょうか?

 

そういった情報を探すためにはやはり、論文を探すのが最も信頼できる情報である、と信じているため、論文検索専門のサービスであるgoogle scholarを叩いてみました。

検索語はchatGPT, utility。

chatGPTがどのように活用されているのかを知りたい、というのが目的です。

 

上から出てきた順番に

  • Utility of ChatGPT in clinical practice
  • Assessing the utility of ChatGPT throughout the entire clinical workflow
  • An era of ChatGPT as a significant futuristic support tool: A study on features, abilities, and challenges

1に医療、2に医療。

ようやく3つ目にサポートツールとしてchatGPTを使うための概要に関する論文が出てきました。

どうやら一番論文が出ている、すなわち活用が進められている分野は医療であるようです。

ちなみに、4番目には教育分野に関する論文も出てきたのですが、5番目は再び医療系と、やはり医療系の分野ではchatGPTの活用が進められているようです。

 

では、なぜ医療系なのでしょうか?

残念ながら私は医療について詳しくないので、Geminiという、これもまた自然言語モデルに頼ってみました。

なお、Geminiは自然言語処理×検索に特化したAIです。

【chatGPTマスターを目指して vol.20 AIにAIの最新ニュースを聞いてみた】

https://blog.people-resource.jp/newsletter_chatgpt_vol20/

にてお伝えさせていただきましたように、こと最新の情報取得に関してはchatGPTよりも一歩先んじているという感覚があるため、検索はGeminiにお任せします。

というわけで、なぜ医療分野でchatGPTの活用が進むかについて教えてもらうと、以下のような答えが返ってきました。

  • 膨大なテキストデータの存在

電子カルテや医学論文、医療記録に至るまでデジタル化が進み、テキストデータとして活用されているようです

  • 高精度な診断・治療への貢献

過去の膨大な症例・医学論文から情報を探してくる、というのはAIの得意分野です。

  • 医療の効率化

事務作業や情報検索など、効率化を図るべき分野がたくさんあります。

そして医療従事者の作業時間を削減できればその分、多くの時間を患者への診療に当てることができます。

 

つまりchatGPTにとって医療分野は、必要とされていて、かつ得意分野であると言えるため、研究も活発に行われていると言えそうです。

 

もしほかにも上記の条件を満たす分野があったなら。

あるいは、問題を発見できたなら。

恐らくその分野は新たな自然言語モデルの活躍場所となりそうです。

 

P.S.

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Who is writing

大学にてデータサイエンスを学ぶ傍ら、多くの人にデータ分析の面白さを伝えたいと日々奮闘中。