【おもしろ求人票】vol.1 タイトルが斬新すぎるある会社の場合

あなたも見たことがある?求人票調査員が見つけた、おもしろ求人票をご紹介!クリックされるために大切なこととは?詳しく解説します。

求人票調査員が見つけた!

ある意味正解かもしれない!?おもしろ求人票vol.1

あなたはこんな求人票を見たことはありますか?

正社員_未経験_土日祝休み_年休125日以上_残なし

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【仕事内容】

自社製品の営業をお任せします!
お客様企業へ各建築物に合った良質な商品を提供します。

【アピールポイント】

半年後ごとにある面談を通し、社員一人ひとりが目標を設定。
目標を達成していくことで着実なキャリア・収入UPを目指せます。

【求める人材】

人柄・意欲重視の採用を行っています!
「需要の絶えない業界で営業スキルを磨きたい」
「社会に貢献する仕事・企業で働きたい」
など、あなたが当社で実現したいキャリアをぜひ教えてください。

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もし、あなたが初めて求人票を作成する場合・・・

  • 他社の求人票を一旦調べて、書き方を真似てみる
  • 先輩社員の以前作ったものを、そのまま使う

など、何かの見本があって作成しますよね。

しかし、

  • なぜこの言い回しなのか
  • どんな効果があるのか

などはあまり検証していないはず。

「とりあえず求人票を出稿する」ことが目的だからです。

今回見つけた求人票は、応募者からの問い合わせを増やすべく、まったく新しいアプローチで応募者へアピールしています。

それは…

タイトルに条件を入れる

よく見かける求人票のタイトルは

「未経験大歓迎!入社後のキャリアチェンジも可能!」

「研修が充実!チームワークが良く風通しのいい会社/受付事務」

などの、応募者の入社後や会社アピールを入れることが多数です。

しかし、クリックして中身をよく見てみようかな・・・と思うには一歩足りません。

それは

  • 応募者が欲しい情報ではない
  • 誰向けかが分からず、自分向けではないのでとスルーしてしまう。

からです。

あ!これは私が探していた条件だ!と瞬時に判断してもらうためには、「タイトルに条件を入れる」というアイデアはある意味求人票をクリックしてもらうための突破口かもしれません。

何をアピールしているのかが一目瞭然のため、クリックされやすい。

転職する人が重視する項目として

  • 仕事内容
  • 給料
  • 勤務地
  • 福利厚生

は必須ですよね。

しかし大体の求人票には

  • まずは自社アピール
  • こんな人が活躍しています!の先輩社員紹介

があり、スクロールをすると

  • 仕事内容
  • 給料

など、応募者が知りたい情報が出てくるのがほとんどです。

条件で求人票を調べている人にとって「条件自体をタイトルに持ってくる」作戦は大成功かもしれません。

なぜなら、応募者はじっくりと求人票を読まないから。

ほとんどが流し読みで、スクロールしながら読んでいます。

応募して欲しいそのたった一人に、立ち止まって貰えるよう「何をタイトルに入れるか」を考える必要があります。

どんな人に自社の求人票をクリックして欲しいか?を明確にする。

ただ単純に条件を求人票に入れて作りましょう!ということでもありません。

そもそも「どんな人を採用したいか」というたった一人を具体的に書き出せますか?

誰がくるか分からないし、そんなこと考えても・・・という気持ちもわかります。

しかし、曖昧な人を思い浮かべながら求人票を書いても、ふわっとした求人票になるため誰も手を止めて見てはくれません。

そして多くの採用担当者が

  • エンジニアが欲しいな〜
  • 最高額の売り上げを作ってくれる販売員を採用したいな〜
  • 法人営業の経験豊富な人いないかな〜

と、「人」ではなく「経験と職種」でこんな人が欲しい!と思いがちです。

しかし、現実にはそんな人はいません。

  • どのような考え方の人が欲しいのか
  • だいたいどのくらいの年代の人が欲しいのか
  • どんなキャリアを持って、どんな気持ちを持っている人がいいのか

たった1人に絞り込む気持ちで、一度応募者の理想を棚卸ししてみましょう。

求人票には

  • 性別
  • 信じているもの、考え方
  • 年齢

など、差別になることは絶対に書いてはいけません。

しかし、会社としては

  • 「30代の中堅の人数を補強したいから、33~35歳あたりを採用したい」
  • 「30代は充実しているから、20代が欲しいな・・・」

など本音もあるはず。

そんな本音で欲しい「理想の応募者」が、

  • どんな生活をしていて
  • どのようなキャリアに悩んでいて
  • どのような環境にいて
  • どのような気持ちで求人票をみているのか
  • 何を最重要として比較しているのか

を、想像して書き出してみましょう。

その、書き出した「理想の応募者が欲しているもの」をクリアするように求人票を作っていけば

「あ!これは私が探していた求人票かもしれない・・・」

と、目を止めてもらえる確率を大幅にUPさせることができます。

こんな事までしないといけないの?と思った方に少し説明させてください。

なぜここまでして、求人票のタイトルを書かなければならないのか?

それは、現代人の集中力の低下が起因しています。

現代人の集中力はたったの8秒。

あなたは、Youtubeのショート動画、Instagramのストーリー、TikTokなど短い時間のコンテンツを見たことがありますか?

次々と出てくるコンテンツを指でスクロールをして、新しいものを表示させますよね。

これらは最大60秒のコンテンツをアップロードできますが、人気の動画は15秒のもの。

それだけ短い時間で、さらに面白いものがないかを次々と探すのです。

そして今や人間の集中できる時間は、たったの8秒。

2015年5月、マイクロソフトのカナダの研究チームが、約2000人の脳波などを測定した結果、現代人の集中力は8秒になっていて、これは金魚以下という衝撃の報告をリリースした(「ダイヤモンド・オンライン」2017年1月10日)

この記事のよると、2000年は「12秒」だったが、2013年に「8秒」になった。となれば今を生きる現代人の集中力はさらに低下しているだろう。

(引用:書籍 コピーライティング技術大全 百年売れ続ける言葉の原則 より)

この集中力の低さを考えれば、次々と出てくる求人票をしっかりと読んでいるとは思えません。

ただ書いているだけでは、もはや応募者の「目にも止まらない」のです。

そのため求人票が目の前に現れたたったの一瞬でクリックするか、しないかを判断します。

それだけタイトルが重要になってくるのです。

星の数ある求人票を流し読みしている人からすると、よく分からないタイトルの求人票はスルーします。

まずは一瞬目に写るタイトルでいいかもと思ってもらう。

そこからがスタートなのです。

必要なものを網羅した最低限の文字数で。

読んでもらえないなら、タイトルも内容も短い文章で・・・というわけではありません。

一旦クリックされると、内容を確認するため、求人票の中身は全てのことを網羅して書く必要があります。

応募者が知りたいであろうことを全て書くのです。

忙しいからあまり詳しく書けず「詳しくはお気軽にご相談ください」と逃げてはいけません。

応募者にとってはお気軽に相談することのハードルは高く、きちんと書かれた他の求人票に流れてしまうからです。

必要なものをすべて書いた最低限の文字数で。

これはweb上で商品やサービスを販売ときに作るLP(ランディングページ)で文章を作成するときの鉄則です。

短い文章が良いと言うわけではなく、長ければダメだと言うわけでもありません。

しかし、全ての情報が網羅されたものだからこそ、内容の文章は長くなりがち。

そこで

  • 誰に向けてか
  • どんな条件か
  • どんな人が働いているのか
  • どんな仕事をするのか

など、必要な情報をより読みやすく

  • 改行する
  • カギカッコを付ける
  • 余白を作る
  • 強調したいところは、文字の大きさを変えてみる

などの見た目の工夫が必要なのです。

【まとめ】いきなり書き出さずに、構成を考えてみよう。

今回は、おもしろ求人票として

「条件をタイトルに書いている求人票」をご紹介しました。

たかが求人票されど求人票。

いろいろなサイトに出してある求人票のテンプレートを使い回すことはやめませんか?

少しだけでも時間を作り、内容と構成を見直すことをオススメします。

  • どんな人に問い合わせて欲しいのか
  • 育休取得率100%だけど、実際復帰はしていないからな・・・
  • 子育て世代がいます!と書いたけど1人だけだし・・・
  • 本当は20代に応募して欲しい・・・

求人票には

  • 書けない本音・・・
  • それを隠すための建前・・・

がたくさんあるはず。

最高の一人と出会うために、理想の応募者にどう書けば刺さるのかを、今一度考えてみましょう。

P.R.

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Who is writing

株式会社経営人事パートナーズ求人票ナビゲーター
九州共立大学工学部環境サイエンス学科卒業。
高級外車ディーラ勤務時代、同じ顧客に4年間で3台購入してもらった経験を有する接客の達人。
パートナーのうつ病をきっかけに、手に職をつけるべく30歳から、兼業でWeb制作の仕事を開始。
仕事をこなす中で、商品・サービスを購入する側、販売する側それぞれを幸せにすることができる「セールスライター」という職業を知り、思い切ってセールスライターへ転身。
今は執筆することが、一番の楽しみ。
結果にこだわりながら、読者の琴線に触れる言葉を模索し、日々鍛錬中。
温泉が大好き。