【テクアシ日記 vol.35】イヌの進化に学ぶ、ヒトとのコミュニケーションの極意

イヌとオオカミとの違いから、なぜか人間同士のコミュニケーションの極意に気づくことになるなんて、思ってもみませんでした。

こんにちは。テクニカル・アシスタントの竹内です。

前回は、ワニ先輩から学びを得たお話をさせて頂きました。

似たような話題が続いて恐縮なのですが、本日は前回に引き続き、動物の進化から学んだ社会人生活に役立つ知恵についてご紹介したいと思います。

 

「人類の最良の友」とも言われるイヌは、ヒトと暮らすために家畜化された生き物です。

かれらの祖先は野生のオオカミであると言われていますが、イヌとオオカミとの違いにはどのようなものがあるか、ご存知でしょうか。

すぐに思いつく容姿、体格、性質等の他、狩りを行うか否かによる牙の大きさや顎の強さなどにも違いがみられるそうです。

そんな中、私が驚いたのは、「表情筋」に違いがあるという研究結果です。

オオカミではあまり発達していない、眉を動かす筋肉などがイヌでは発達しており、かつ、速筋(素早く動く筋肉)なのだといいます。

表情筋の筋細胞のサンプルを採取して比較してみると、イヌの筋繊維の組成はオオカミよりもヒトのそれに近いというのです。

 

さて、それでは、オオカミ同士のコミュニケーションでは必要がなかった「コロコロ表情を変える筋肉」が、なぜイヌでは発達したのか。

ここに、私にとって大きな学びがありました。

 

イヌの表情筋の発達は、ヒトとの円滑なコミュニケーションを目的としたものであると考えられているそうなのです。

つまり、ヒトとの暮らしに適応して進化していく過程でイヌは、「ヒトとうまくやるためには、表情の変化を用いることが有効である」と知った、という事になります。

生存戦略として「コロコロ変わる表情」を獲得したのです。

 

このことを知り、大変、身につまされる思いでした。

私には幼少期から、集中すると眉間にしわを寄せる癖があります。

実はそのときとても機嫌が良かったとしても、ついつい無意識にそうなってしまいます。

眉間にしわを寄せた表情からは、「拒絶」や「否定」といった印象を受けますので、職場などで話しかけにくい印象を持たれてしまっている可能性は高いと思われます。

このような表現はあまり良くないかもしれませんが、「イヌにも分かる」ヒトとのコミュニケーション法を、ヒトである私が上手に実践できていないのです。

 

弊社が提供しているサービスでご好評を頂いているもののひとつに、コーチングがあります。

実は、職場でのコミュニケーション改善を課題としてコーチングを受けて下さる方々の中に、ご自身の「表情」について自覚のない方はとても多いのです。

「フレンドリーに接しているのに、部下からの積極的なコミュニケーションがない」と嘆く方について調査をしてみると「いつも難しい顔をしていて話しかけにくい」と思われている…などということが、よくあります。

コーチは、このことについて「○○○をデスクに置くように」という非常に具体的なアドバイスをしていました。(※答えが知りたい方は、メルマガ本文の最下部をご覧ください!)

そんなことで!?と思ってしまったのですが、いわばそれは表情筋の使い方のトレーニングであり、コミュニケーションの改善にもたらす効果は抜群です。

イヌたちでさえ既に知っている「ヒトとうまくやるための手段」なのですから、その結果は至極当然と言えるのかもしれません。

 

弊社のコーチングでは、クライアント様に寄り添いながらも様々な調査を活用して客観的な視点を失わず、「それなら今日からできる」という具体的な方法のアドバイスを提供しています。

いつも、そんな小さな簡単なことで?と思われるようなところから、組織の現状を打破するための第一歩が始まります。

興味をお持ち頂けましたら、ぜひ一度お問い合わせください。

90分間の無料コンサルティングも実施しております。

https://keieijinji.co.jp/contact

竹内円

 

P.S.

今回の添付画像では、オオカミとうちのイヌを一枚の画像に並べてみました。

上段がオオカミの群れで、下段がうちのイヌなのですが、左下2枚が「散歩に連れて行ってもらえず不満がある時の顔」、右下2枚が「散歩から帰った直後、もしくは一緒に出歩いていて楽しい時の顔」です。

角度などの影響も大きいのですが、やっぱり表情筋、あるよなぁ…と思わずにはいられません。

 

P.P.S.

コーチがデスクに置くようにアドバイスをしたものは…

「鏡」でした!

ぜひ今日から実践してみて下さい。

仕事中ふとしたすきに覗いてみると、自覚のないしかめっ面が映っている…かもしれません。

 

P.P.P.S.

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!

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Who is writing

経営人事パートナーズ テクニカル・アシスタント。
東北大学文学部卒業。製鉄会社の人事、大学法人の福利厚生制度の企画運営担当者などを経て現職。
持病の悪化による退職や家族の転勤による退職などを経験する中で、社員と企業双方にとっての最適解とは?人事を研究し突き詰めることはできるのか?という疑問を感じており、経営人事パートナーズの考え方に強い共感を覚えて入社。
生き物とバイクが大好きで、ボーダーコリーの女の子を溺愛しているが、彼女は熱烈なお父さんっ子なので若干片想い。うすうす感づきつつも、めげずに毎日愛を伝えている。