【テクアシ日記 vol.17】時間と手間がかかることに、感謝の気持ちを覚えた採用試験とは?【前編】

求職者・面接官双方の視点から、インタビュー・オンデマンドの実態を紹介。求職者にとっては、面倒でありがたい!という不思議なツールでした。

  

こんにちは。テクニカル・アシスタントの竹内です。

先日、プライベートのメールアカウントを見ていた際、経営人事パートナーズからの最終試験合格通知を受け取った日が昨年の1月24日であったことに気づきました。

大喜びしたあの日から早くも1年が経つことが感慨深く、弊社の非同期型採用面接ツール「インタビュー・オンデマンド(通称IOD)」に残っている自分の応募データを改めて眺めてみました。

 

私は今のところ、このIODで求職者側、面接官側の両方の立場を経験した社内唯一の人間です。

求職者として応募し、IODで審査を受け、入社後は面接官としても数多くの方の審査を行ってきました。

この立場から、IODについてご紹介したいと思います。

今回は、【前編】として、求職者として感じたことをお話しさせて頂きます。

 

求職者として最初に感じたことを正直に申し上げると、まず「面倒くさい」ということでした。

Webを活用した就職活動が一般化している現在、求人媒体上でのクリック数回で応募が完了してしまうような求人も多く存在します。

弊社の審査では、履歴書・職務経歴書をオンラインで提出するだけでなく、検査を受け、設問に適切に答える文章を作成し、動画を撮らなければならないという流れになっており、なかなか応募までのハードルが高く設定されていると感じました。

(※なお、この内容はクライアント様によってカスタマイズが可能です。)

 

ところが入力を進めるにつれ「ありがたい」という気持ちも芽生えてきました。

その根拠として、思い出したのは学生時代、新卒入社を目指す就職活動です。

 

当時はリーマンショックの直後で、それまでの売り手市場が突然逆転し、同世代の学生は皆必死に説明会や企業を巡り、何十通ものエントリーシートを書いていました。

そんな中迎えた第一志望企業のグループ面接で、私は緊張のあまり言いたいことも言えないままに終わり、いわゆる「お祈りメール(不合格通知)」を受け取りました。

あの場ではああ言いたかった、こんなことも伝えたかった…落ち込む時間もないままに次の企業の試験が続くのですが、当時はやはり夜に一人で泣きました。

能力や縁がなかったといえばその通りなのですが、その他の企業の選考の進行状況を見ると、やはり第一志望のあの場では、必要以上の緊張が悪さをしていた面もあるのではないか?と後悔する思いは強く残りました。

(最終的に最初に内定をもらい、入社を決めた会社は今でも大好きで、いい会社であると胸を張って言えます。)

 

その後15年近くを経て、一昨年の11月、私は経営人事パートナーズの求人を見つけます。

私が人事部で感じていた疑問や課題に、論理的に答えを出す挑戦を続けているこの会社に強く惹かれ、代表の理想にも共感しました。

ある程度の社会人経験を経たことで、新卒の頃よりもはっきりとした志望動機を持って「ここに行きたい」と思いました。

夫の転勤でもキャリアを諦めず、しかも人事に関わる仕事を学び続ける未来が取り戻せるのでは?と思ったのです。

そして試験を受け始めたわけですが、最初の「面倒くさい」は、段々「ありがたい」という気持ちに変わります。

 

確かに手間も時間もかかります。

けれど、この会社において私のどんな経験が役に立つかを考える時間も、その伝え方を練る時間も十分に与えられているのです。

新卒就活のときに緊張しすぎて伝えられなかったようなエピソードも、あとから後悔した言葉も、すべて練った上で提出することができます。

実績と、思いと、その根拠を何度も練り直して伝えたことで、「これでダメなら、きっと価値観や求められる能力に差があるのだろう」という納得感を持って提出することができました。

このことは、志望する気持ちが強いからこそ、「なんてありがたいんだろう」という気持ちに繋がりました。

その上、「スケジュールを半日確保し、スーツを着て時間をかけて移動して面接を受ける」という手間も必要ありません。

回答を練るのは、深夜でも休日でも構わないのです。

受験後に残ったのは「ありがたい」そして「なんて合理的なんだろう」という気持ちでした。

 

その後、無事合格通知を受け取って勤務を開始したわけですが、今度は面接官として、自分が一生懸命受験したものと同じ試験に挑戦する方々を審査する立場になりました。

すると、IODのまた違った面が見えてきました。

 

続きは、次回【後編】にてご紹介させて頂きます!

 

弊社の非同期型採用面接ツール「インタビュー・オンデマンド(通称IOD)」について詳しく知りたいという方は、以下の動画をご覧ください!

【非同期型オンライン面接ツール 「インタビュー・オンデマンド」使い方解説動画】

https://www.youtube.com/watch?v=LyPhrizk-8Y

竹内円

P.S.
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!

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Who is writing

経営人事パートナーズ テクニカル・アシスタント。
東北大学文学部卒業。製鉄会社の人事、大学法人の福利厚生制度の企画運営担当者などを経て現職。
持病の悪化による退職や家族の転勤による退職などを経験する中で、社員と企業双方にとっての最適解とは?人事を研究し突き詰めることはできるのか?という疑問を感じており、経営人事パートナーズの考え方に強い共感を覚えて入社。
生き物とバイクが大好きで、ボーダーコリーの女の子を溺愛しているが、彼女は熱烈なお父さんっ子なので若干片想い。うすうす感づきつつも、めげずに毎日愛を伝えている。