【残念な求人票の直し方】vol.1 ある正社員募集の場合
正社員募集を探している人にとって、重要な情報とは何か?何が知りたいと思っているのか?興味を持ってもらうために何が必要なのかを解説します。
Contents
こんにちは、求人票調査員の原あずみです。
採用担当者のあなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
- 会社の良いところをアピールしているのに応募がない・・・
- 予算を組んでお金をかけて掲載をしているのに「採用したい人」が来ない・・・
- 他社は100万かけて採用をやっていると聞いたが、そんな予算は出せない・・・
- 早く人材が欲しい部署からの圧力がプレッシャーになっている・・・
1日も早く「良い人を採用したい」と思っているのに「採用したい人」が来ない。
これは、どの会社も陥る典型的な人事の悩みです。
求人媒体が決してあなたに教えないこととは?
良い人をいち早く採用したいために「有料広告」を出しているのにも関わらず反応はイマイチ・・・
有料広告を出していても、求人媒体があなたに決して教えないこと。
それは検索上位に求人票は掲載されるが、求人票自体を見直さなければ応募は来ないと言うことです。
ただ単に求職者の目に触れる確率を上げたとしても、情報の中身である「求人票」を見直さなければ応募が増えることはありません。
【残念な求人票】ある正社員募集の場合
例えば、あなたはこんな求人票を見たことはありませんか?
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【仕事内容】
休憩時間には近所の商店街で買い物ができます。
仕事は主に、ランチの仕込みなどやドリンクバー等の管理です。
1-3ヶ月程で仕事に慣れていきます。
【アピールポイント】
週休3日です。
有給休暇も取りやすいです。
地域のお祭りに積極的に参加しています。
【求める人材】
店舗を常に清潔に管理できる人
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この求人票では、3つのポイントに注目して見ていきたいと思います。
それは
- 残念ポイント①仕事内容が明確に書いていない
- 残念ポイント②事実だけを書いている
- 残念ポイント③求める人材が不透明
それぞれ深掘りしてみます。
残念ポイント①仕事内容が明確に書かれていない
仕事内容を書く欄に他のことを書いている例は多数あります。
『業務を事細かに1日の流れとして書く』とまでは言いませんが、仕事を探しているのに何の業務をするのかを書いていないものには応募しません。
それは「どんな仕事かが想像できないし、いちいち会社に問い合わせをして聞くまでもないかな・・・」と思ってしまうからです。
せっかく興味を持っていても、その職種をよく知っている人では無い限り、大雑把でも仕事内容を想像することは難しいのです。
残念ポイント②事実だけを書いている
有給休暇も取りやすいという職場は確かにアピールポイントですよね。
しかし残酷なことに応募者は企業側が思っている以上にドライな目で見ています。
そして疑っています。
理由は、「書いてあることが本当かどうかは求人票からは分からない」からです。
例えば「有給休暇が取りやすいです」と言っても
- 当日の朝に連絡してもOKなのか
- 繁忙期にも気にせず取れるのか
- 休暇を取る時にいちいち理由を聞かれるのか
など、転職経験者はさまざまな「会社の当たり前」を経験しているため、休暇を取りやすいとアピールしている会社でも休暇を取りにくい「雰囲気がある」ことは知っています。
会社の常識は「他の会社の非常識」かもしれません。
求人票だからといって、応募者に意味を汲み取ってもらうような書き方では疑いが残ってしまいます。
残念ポイント③求める人材が不透明
求める人材が本当に「店舗を常に清潔に管理できる人」であれば、パソコンでの業務はできずスマホのみ扱える・・・という人でもOKと解釈してしまうかもしれません。
持っていて当たり前のスキルだからと、いちいち書かない・・・というのであれば、それは求人票を書くものとしての職務怠慢です。
今は誰もがスマホを持ち、会社でもパソコンスキルが当たり前に必要ですよね。
「最低限このくらいのスキルは持っているよね」、と相手に期待するのではなく、企業側の意図を正しく伝えるためにも、求人票を詳細に書くことで応募者に安心感を持ってもらうことができます。
パソコンで顧客管理をするためエクセルでの表計算スキルや、顧客へのDMを作るためのライティングスキルも必要なのか
- メールの送受信や、スマホでちょっと調べることは出来るぐらいの知識でいいのか
誰しもがパソコンに明るいわけではありません。
求める人材を今一度洗いだしてみましょう。
信じない壁を突破するために
求人掲載に高い広告費を出し、検索上位に表示しても求人票が「疑問」を残すものであれば信じられず、応募者は二の足を踏んでしまいます。
まず応募者の「信じない壁」を突破するためには「疑問を残さない」こと。
いくら応募者へ
- 社内では和気あいあいとしていますよ
- 風通しがいい風土で、先輩後輩関係ないですよ
とアピールしたとしても、転職者は
- 社長、上司含め、働いている人全員が親切なわけがない
- 意地悪な人は一人はいるはず
- 今いる人にとってはいいかもしれないが、私に合っているかどうかは分からない
と、ドライで慎重な判断をします。
求人票を楽観的には見てくれないのです。
それもそうですよね。
一時的に働くような期間限定ならまだしも、次の仕事を少しでも長く続けたいという思いで求人票を漁るように見ているのなら判断が辛口になるのも、やむお得ません。
そして、転職にかける時間もお金も限られているため下手な博打は掛けられない。
応募するにしても
- 本当にこの会社がブラック企業ではないのか
- 求人票にはこう書いてあるけど、本当なのか
- ホームページはあるか(あれば覗いてみよう)
など、すでに求人票を読んでいる時点で求職者からの「査定」はスタートしているのです。
疑問を残さない求人票は何か。
- メリットだけでなく、デメリットも素直に書くこと
- 曖昧な表現ではなくハッキリと書くこと
- 社内だけでわかる話題は書かないこと
例を挙げればキリがありませんが、まず応募者が最初に会社と接触する求人票をもう一度読んでみてください。
【まとめ】興味を持ってもらうために求職者が知りたいことを書こう
残念ポイント3つを解説しました。
これらに共通するのは「極めて不透明であること」です。
よくわからないという疑問が少しでもあると、怖くて応募できません。
採用担当も時間をかけ、人を採用するという業務は大変ですよね。
しかし、応募者も時間をかけ企業を調べたり求人票を読んだりと、多くの労力を伴って応募してきてくれます。
- 応募者の時間を奪わない
- 入り口で疑問点を作らないこと
- 難しい専門用語は書かない
じゃあどう書けばいいんだ!となったあなたに朗報です。
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