chatGPTマスターを目指してvol.67 chatGPTを使いこなすとメダリストに?
chatGPTを活用してメダリストになった選手がいます。果たしてAIはどこまで私たちを成長させてくれるのでしょうか。

昨日、2026年3月15日まで開催されていたミラノ・コルティナ冬季パラリンピック。
日本の選手団がたくさんのメダルを獲得しただけでなく、人並外れたスポーツのスキルに日々驚かされた10日間でした。
一応少しだけスキーを滑ることがある人間としては、「座りながらあれだけ地面に近い中で超スピードで滑るなんて…」と衝撃を受けたことを覚えています。
ところで、3月8日に開催されていた男子視覚障害者バイアスロンで銀メダルを獲得したウクライナのマクシム・ムラシュコフスキー選手はなんと、chatGPTをトレーニングに活用していたそうです。
【Ukrainian Paralympian says ChatGPT helped him win silver medal】
https://nypost.com/2026/03/10/sports/ukrainian-paralympian-says-chatgpt-helped-him-win-silver-medal/
ニューヨークポストにこのような記事がありましたが、日本語の解説記事も複数上がっているようです。
選手曰く。
“It was not only tactics.”
“It was half of my training plan, motivation, etcetera. So it was a huge volume of all of my training.”
戦略を立ててもらうだけでなく、トレーニング計画を立ててもらったりモチベーション管理に使ったり。
その影響は膨大である (a huge volume)、とメダリストに言わしめるとは、果たしてどれだけの効力があったのでしょうか。
もちろん、chatGPTを使えば誰でもメダリストになれるわけではない、ことは確かです。
それでも、汎用的なAIであるchatGPTであっても、使い方によってはメダリストのサポートすらできるとは、本当に驚くべきことです。
研究もプログラミングも、スポーツも何から何までchatGPTが人の能力を拡大してくれるとなれば、これからの人間の生産性はどこまで伸びていくのでしょうか。
(と、ここまで文章を書いていて、「提案するサポートをどの程度多様なものにすることが、一番人間の成長に有用か?」という研究テーマを思いつき・考え始めてしまったことで文章を書く手が13分ほど止まってしまったのですが、それはさておき。)
一方で、私がchatGPTを使ってゴルフ上達のための計画を立てたとしても、おそらくそれほどの成果は見込めないはずです。
その理由としては例えば、上達のために本当に必要なことが何かをわかっていないことがあります。
そのため、chatGPTの出力を吟味できないのです。
これは自分に向いている・向いていないという判断を正しくできなければ、いくらchatGPTの力を使ったとしても、効率的な訓練にはつながりません。
そして何より、提案された計画を実行に移せないことが大問題です。
これはゴルフに避ける時間が限られていることが原因ではありますが、「計画の実行に全力を注ぐ」という覚悟の問題として、chatGPTを使おうがいまいが、付きまとう問題となります。
こう考えると、スポーツであれなんであれ、AIをうまく使うためには自分の予備知識が必要ですし、根性も必要になってきます。
ますます便利になる世界の中で、自分を磨くことがますます重要になる、ような気がしてなりません。
