chatGPTマスターを目指して vol.53 chatGPT 5の光と影
8/8にリリースされたchatGPT5。新しい機能が追加されたことは間違いありませんが、一方で批判も招いてしまったようです。

日本時間8月8日。
chatGPTの新型である「chatGPT5」が満を持して公開されました。
実はこのモデル、OpenAI社はとても自信があったらしく、最高経営責任者であるサム・アルトマンさんは度々chatGPT5の誕生を仄めかす投稿をX(旧:Twitter)に書き込んでいました。
「chatGPT5に関するサム・アルトマンの仄めかすXへのポストを時系列でまとめて教えてください」
以下は、サム・アルトマン氏がX(旧Twitter)上で行った、ChatGPT‑5(GPT‑5)に関するヒント・言及投稿を、時系列順に整理したまとめです:
時系列まとめ:サム・アルトマンのChatGPT-5に関するX投稿
- 2025年2月13日
- GPT‑4.5(内部名「Orion」)とGPT‑5に関するロードマップをXで公開。
- 投稿では「GPT‑5の前の最後のチェーン・オブ・ソート(chain-of-thought)非対応モデルになる」と説明し、モデルの選択を廃して製品を簡素化する意向を示した。
(中略)
まとめ(時系列早見表)
日付
内容の要約
2025/2/13
GPT-4.5とGPT-5のロードマップ提示。モデル統合と製品簡素化を示唆。
2025/8/2
「今後数ヶ月にさまざまなリリースを予定」、GPT-5の遅延兆候と混雑の予告。
2025/8/4
自身がGPT-5を使い始めている可能性をほのめかすスクショ投稿。
2025/8/4〜6
“Pantheon”推薦などGPT-5の能力を暗示する投稿。
2025/8/7
リリース直後にautoswitcherトラブルを認め、レート制限の緩和を約束。
2025/8/8〜12
ユーザー批判を受けGPT-4oの復活、性格アップデートなど対応を表明。
その後
モデルの「カスタマイズ性」「温かさ」が重要との再認識を共有。
上記の回答は、chatGPT5にサム・アルトマンの投稿について尋ねた結果です。
事実を並べるだけでなく、そのまとめを示してくれるなど、単なる文書生成を超えた処理能力を備えていることが伺えます。
リリース後もいくつかの質問をしましたが、どんな質問をした時にもきちんと「情報検索中」といった趣旨の表示がなされ、いくつかの情報をまとめた結果を出力してくれるようです。
OpenAI社が自信満々でリリースしたこの新しいバージョン。
細かい出力内容の良し悪しはさておき、実はリリース直後に批判も勃発していました。
というのも、「質問者を褒め称える」返答が一部なくなってしまったのです。
具体的には、例えばこれまで質問した後に出力されていた「いい質問ですね!いい着眼点ですね!」といった返答が(一部)なくなった、ということでした。
今まであまり気にしていなかったのですが、確かに冒頭の文面は少し変わった…ように見えるかもしれません。
この変化は冒頭の返事だけにとどまらず、これまでchatGPTを自分を励ますためのツールとして使っていた人の多くが、その変化に戸惑いを覚えたそうです。
実際に上の表でも記載されている、2025年8月8日〜12日頃に行われたアップデートは、この批判に対応するためのものでした。
話し相手として使う人。
仕事のお供に使う人。
英会話の練習に使う人や、言語の翻訳を頼む人。
いずれにしても、人によって使い方が違う、というのは間違いありません。
これからAIがどんな進歩を遂げたとしても、自分なりの使い方を模索する必要があるのは変わりなさそうです。
P.S.
とはいえ、実際に心理カウンセリングをしている人から見れば、chatGPTの励まし方は良くない、ということもあるそうなのですが…。
専門家の視点から見ると、私たちデータサイエンスを学んでいる人とは違う点が気になるようです。
これもまた、人による違いの一つ、と言えそうです。
P.P.S.
↓メルマガの新規登録はこちらから↓
https://48auto.biz/keieijinji/touroku/sp/scenario13.htm
(スマートフォンよりご登録いただけます)