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近年、インターネットでの就職活動や転職活動がますます便利になっていますね。
以前は学校や職安でしかチェックすることが出来なかった求人も、今ではオンラインで簡単に検索・応募が出来るようになっています。
好きな時間に幅広いジャンルの求人を好きなだけ見られるというのは、とても便利です。
しかし、良いことばかりではありません。
インターネット上に掲載されている求人には、労働環境に問題があるような仕事や、ビジネスとして成立しているのか怪しい仕事、本当に存在しているのかどうかが疑わしい企業の情報も紛れ込んでいます。
せっかく新しい仕事に挑戦しようと意気込んでいるタイミングで、そういった危険に巻き込まれるようなことがあってはいけません。
そのために、怪しい求人にはどのような特徴があるのか、どのような場合に注意するべきなのかを、是非先に知っておきましょう。
今回は、「趣味:求人検索/特技:求人応募」の筆者の経験をもとに、警戒するべき求人の特徴について解説します。
怪しい求人ほどパターン化されやすい

さて、インターネットで仕事を探す場合、様々な手段があります。
その中で、今回は主にindeedとクラウドワークスをピックアップしました。
これは、この2つのサイトが就職エージェントやアルバイト検索サイトとは異なる特徴を持っているためです。
indeedやクラウドワークスでは、正社員やアルバイトだけでなく、オフラインではなかなか出会えないような求人を検索することもできます。
そのため、フリーターやフリーランス、パート主婦や在宅ワーカーなど、それぞれの働き方に合わせた仕事を探す際にとても便利です。
また、indeedやクラウドワークスでは、求人を掲載する企業と応募者は直接やり取りをすることができます。
エージェントのように、運営側が当事者同士の間に介入してくることはあまりありません。
そのため、第三者による管理・監視の目があまり厳しくないといえます。
この「正社員に限らず募集し放題&応募し放題」という環境は、怪しい求人にとって好都合であるといえるでしょう。
そして、まず警戒していただきたいのは、「あれ?なんかこれ見たことがあるぞ」という求人や選考です。
怪しい求人や危険な求人では、とにかく人材を回収するために、タイトルや期間を変更しただけの同じ内容の募集を立て続けに出すことがあります。
更に悪質な場合は、企業の名前を変えてまったく同じ求人を複数掲載していたり、優良企業の求人文を転載して使用したりするケースもあります。
そして、そうして何度も使い回され続けた求人により、怪しい求人界隈にはほとんど同じパターンのものがどんどん増えているのです。
ですから既視感のある内容の求人や、見たことがある内容の採用選考には特に警戒してください。
応募した段階で気がつかなくても、選考に入った途端に「…ん?」となることもあります。
では、具体的にどのようなパターンの求人が危険なのか。
おまけを含めて全部で5つ、順にご紹介します。
①詳細な説明が無く「とにかく応募を」と迫っている

まずは、こちらの文を読んでみてください。
【急募】簡単なデータ入力の仕事【誰でも可】
お渡ししたデータを、こちらが指定したソフトで入力していくお仕事です。
- 稼働日・稼働時間自由
- 初心者歓迎
- 時給応相談
興味のある方はまずご応募ください!
詳細について担当者から直接ご連絡させていただきます。
どうでしょうか。
情報が少なすぎるにもかかわらず、とりあえず連絡するように迫られている印象はありませんか?
こういったタイプの求人は、やりがいも収入も高い魅力的な仕事とは程遠いことが明らかですから、応募は控えた方がいいでしょう。
そもそも、求人票に詳細をはっきり書くことができないような仕事は、かなりグレーな作業を強いられる可能性もあります。
「簡単そうだし、自分の好きなように働けるならちょっと興味があるなあ」
と思って連絡してしまっては、相手の思うつぼです。
あまりにも短い求人文や、情報量が極端に少ない求人には注意しましょう。
②応募の意向や労働条件の可否に関する確認がくどい

一見安全そうな求人に応募した場合でも、選考が進むにつれて怪しいと感じてしまうケースもあります。
その一つが、やたらと確認事項が多いというものです。
オンライン選考では、独自の採用サイトやツール、Googleフォームなどで応募情報の入力やテストが行われることもあります。
その際、1つプロセスが進んでいくごとに、
- 稼働日が〇日以下の方はご応募いただけません
- 〇〇の資格をお持ちでない方は対象外です
- 選考期間中の課題に報酬は発生しません
- 研修期間中の時給は〇〇円です
といった独自の条件に対して、「確認しましたか?」「よろしいですか?」と何度も何度も聞かれることがあります。
筆者も遭遇したことがあるのですが、正直鬱陶しさを通り越して怪しさを感じてしまうのです。
最も悪いケースでは、提示されていた報酬が確認を繰り返すごとにどんどん減っていったこともあります。
こういったことをするのは、おそらく後から求人と実際の労働条件が違うことを指摘された際に、
「だから、最初にきちんと確認したでしょう?」
と言うために設けているものだと思われます。
一般的な優良企業であれば、そういった条件は求人票や採用ページに詳しく記載されているはずです。
後出しで確認事項をいくつも提示するような企業の選考に遭遇した際は、一旦ストップすることをオススメします。
③突然謎のテストが始まる

②のパターンと同様に、選考に入ってからその正体が明らかになるケースはまだあります。
次に注意していただきたいのは、応募して早々に謎の選考テストを解くように指示された場合です。
このテスト、一時期在宅ワークの求人において大変多く見られました。
内容は以下のようなものです(実際の課題を一部編集して掲載しています)。

このようなテストは、数年前から急に見かける機会が多くなりました。
メール本文のシチュエーションはセミナー、面接、顧客会員への案内など様々ありますが、パターンとしてはほぼ同じです。
企業に届いたメールに対して返信を作成しなさいというのは、一見合理的で具体性のあるテストのようにも見えますが、これだけで一体何が分かるのでしょうか。
このテスト選考を行う企業について一番不思議なのは、応募者の経歴やガクチカなどの情報をほとんど求めてこないことです。
つまり、求人を掲載した企業には、似通った内容の回答だけがたくさん届いている状態となります。
さらに、このタイプの選考に合格したという方からの情報は、今のところまったくと言っていいほど見つかりません。
結局何の意味があるのか全く分からないため、筆者は現在も調査中です。
危険と断言できるほどではないのですが、良い結果が期待できるものでもありませんので、他社への応募や選考に時間を使う方が有意義だといえるでしょう。
ちなみにクラウドワークスでは、このようなテストに10~12円程度の報酬が設定されています。
この金額で応募するようにと指定されている場合は、この手のテストが出される可能性が高くなります。
是非覚えておいてください。
④LINEやTelegram、Signalなどの通信アプリへ誘導される

ここまでご紹介してきた求人は、「怪しいからやめておいた方が賢明」という程度のものでした。
ここからはそれ以上に怪しい、すぐに辞退もしくは連絡を断つことも視野に入れるべき求人についてご紹介します。
近年増えてきているのが、応募後にトークアプリに誘導され、そこで企業と連絡を取るというものです。
一般的な場合は、応募に使用したサイトでのメッセージ機能やメール、ビジネス向けのチャットアプリなどで連絡を取り合うでしょう。
それらに当てはまらないツール、例えばLINEやTelegram、Signalなどのトークアプリに誘導されそうになった場合は、信頼に値する企業とは言いづらくなります。
LINE登録をさせる企業は、求人票とは異なる内容の仕事の説明を始めるケースも多いです。
せどりや転売など、限りなくグレーなビジネスについて紹介されることもあります。
おそらく求人票の段階では大っぴらに情報を記載することができないので、このような手法を取っているのでしょう。
しかし、プライベートで使用されることが多いアプリのアカウントを掴もうとしてくるのは、あまりにも横暴ではないでしょうか。
また、TelegramやSignalなどのアプリは、最近世間を賑わせている闇バイトで使用されるケースも多いということも知っておかなくてはなりません。
入社する前からわざわざそのような形で連絡を取る必要はありませんから、こういったアプリでの連絡を求められた場合は、応募を取りやめた方が良いでしょう。
【+α】⑤闇バイトの疑いがある業務内容

前項にて、最近話題に上がることが多い闇バイトについて少々触れました。
一昔前は、危険な求人と言っても「あまり大きな声では言えないような仕事」という程度だったのですが、闇バイトと言われる求人は、そのようなレベルをはるかに超えています。
現状、普通に仕事を探している中で巻き込まれるようなことはまずあり得ないと断言できますが、その手は着実に広がっているといえるでしょう。
つい先日も、タイミーに掲載されていた募集が闇バイトに関連しているのではないかと話題になっていました。
タイミーに「闇バイト」の求人掲載か、「夜道で猫を探すバイト」SNSで疑惑指摘…募集会社の正体は? https://t.co/uFt9FQnoEO
— 弁護士ドットコムニュース (@bengo4topics) November 8, 2024
タイミーもIndeedやクラウドワークスと同様、企業と応募者とが直接連絡を取り合える、危険な求人にとってとても良い環境です。
誰でも簡単にスキマ時間で働くことができると人気のアプリですが、こうしたリスクがあることも知っておかなくてはなりません。
そもそも、闇バイトと疑われるような求人は、「そんなに簡単な作業なのに、どうして高額な報酬の仕事として成立しているのか」という疑問を持たれるケースがほとんどです。
そのため募集の時点で怪しまれることも多く、今回のような形で話題になることもあるでしょう。
結果として今回のタイミー騒動は、猫好き達のためのうちの子自慢大会として盛り上がっただけで終わろうとしています。
猫=レクサスの隠語? 深夜バイト騒動が一転“愛猫自慢大会”にhttps://t.co/ZJA7dQ32cc
タイミーに掲載された奇妙な深夜猫探しのアルバイト。闇バイトを疑うコメントが飛び交ったのを受けて、“隠語”を面白がったユーザーが「うちのレクサス見て!」と愛猫の写真を投稿するブームが起きた。— イザ!編集部クイズ班 (@iza_9uiz) November 11, 2024
しかし、今後あちら側がどのように手法をアップデートしてくるかは分かりません。
ですから、そういった危険に巻き込まれないために、できる限り最新の情報を持っておきましょう。
現在、闇バイトの疑いがある求人の特徴として挙げられるポイントは以下の5つです。
- 隠語めいた表現を使用している
- 簡単・ホワイトをアピールしている
- 不自然なほど高い報酬が設定されており、時給・日給の詳細な記載が無い
- SNSのDMや通信アプリでの連絡を求められる
- 免許証や保険証、クレジットカードなど、必要以上の個人情報を求められる
インターネット上にはこういった不審な求人も潜んでいるため、求職活動の際は十分に注意しなければなりません。
もし今回ご紹介したような求人に遭遇することがあったら、特に慎重に判断するようにしましょう。
また、応募後に危険を感じた場合は、連絡を断ったり運営者へ通報したりといった対処も検討してください。
新しいキャリアに挑戦する際は、情報をよく確認し、冷静に見極める力を養っておく必要があります。
常に情報収集を行うことで、トラブルを回避しながら充実した求職活動を行いましょう!
