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45歳前後で転職活動をしていて、経験も実績もあるはずなのに、なぜか書類審査すら通過しない——。
そんな手応えのなさのなかにいる方へ。
最後まで読んでいただければ、書類審査で落ち続ける本当の理由と、今日から変えられることが見えてきます。
転職活動をしている45歳以上の皆さんへ
職務経歴書、何社に出しましたか?
10社。20社。
途中から数えるのをやめた、という方もいるかもしれません。
そのたびに、職務経歴書を開いてまた手を入れた。
前の会社でやってきたことを思い出し、実績を並べ自分なりにきちんと書いたはずです。
誤字もない。
嘘もない。
むしろ、自分でも「悪くない経歴だ」と思っている。
なのに通らない。
面接にすらたどり着かない。
返ってくるのはいつも同じ文面のメールです。
「慎重に検討させていただきました結果、誠に残念ながら——」。
送ってから早ければ翌日。
読まれた形跡すら、感じられないこともある。
最初の数社は、こう思えました。
「縁がなかっただけだ」と。
でも、それが5社、10社、20社と続くと、だんだんそうは思えなくなってくる。
一番こたえるのは、終わりが見えないこと
転職活動でいちばんしんどいのは、実は一回一回の不採用そのものではありません。
いつまで続くのか、終わりが見えないことです。
たとえば、こんな計算をしたことはありませんか?
「内定を、できれば2〜3社からもらってその中から選びたい」。
ささやかな願いです。
そこから逆算してみる。
最終面接まで進んでも決まるのは一部。
その手前の一次面接も半分も通らない。
そして、その一次にたどり着くための書類選考が——いちばんの難関。
逆算していくと、必要な応募数がどんどんふくらんでいく。
30社、50社、気づけば3桁。
電卓を叩きながらめまいがしてくる。
「これを、全部一人でやるのか・・・」
しかも、その一社一社にちゃんと向き合わなければいけない。
求人票を読み込んで、その会社に合わせて職務経歴書を書き直して、志望動機をひねり出して。。。
最初の数社はできます。
気力もある。
でも、10社目、20社目になるとどうでしょう?
正直に言えば、もう力が続かない。
求人票を最後まで読む気力も削れてくる。
「もう、同じ職務経歴書でいいか」と、使い回し始める。
一社入魂で書いていたはずが、いつのまにか流れ作業になっている。
そして——そういう書類ほど、通らない。
さらに落ちる。
落ちるからもっと気力が削れる。
削れるからもっと雑になる。
この悪循環の真ん中にいると、だんだんこんな声が聞こえてきます。
「やっぱり、45歳という年齢がいけないのか」
「20年以上やってきたことは、いったい何だったんだろう」
「自分はもう、どこからも必要とされていないんじゃないか?」
夜、一人で職務経歴書を眺めながら、その声に飲み込まれそうになる。
もしいま、そういう時間のなかにいるなら——。
まず知っておいてほしいことがあります
落ち続けているのは、あなただけではありません。
転職活動の書類選考の通過率は、どのくらいだと思いますか?
株式会社マイナビの「転職活動実態調査(2025年)」によると、全世代の平均で応募のうち書類選考を通過したのは37.3%。
10社出せば、3〜4社は書類が通るという数字です。
——どうでしょう。
「えっ、そんなに通るの?」と思いませんでしたか?
そう感じたなら、その感覚のほうがたぶん正しい。
この37.3%は、20代も30代も含めた全世代をならした数字です。
年代別の公式データは公表されていませんが、45歳以上に絞ればこれよりずっと低くなるのは、想像に難くありません。
そこであらためてお聞きします。
あなた自身の体感として、10社出して3〜4社書類が通っていますか?
おそらく、ほとんどの方が「いや、そんなに通っていない」と感じているはずです。
体感では10社出して1社通ればいいほう。
野球でいえば、打率1割を切っているかもしれない。
45歳以上の転職活動では、それがめずらしいことではないのです。
だから、10社出して9社落ちるのは、あなたの能力が低いからでも経歴が悪いからでもありません。
この打席はもともとそれくらい厳しい。
でもここで終わりません。
むしろここからが大事な話です。
同じ45歳でも、決まる人と決まらない人にくっきり分かれる
この「打率1割」という数字には、もう一つ隠れた事実があります。
45歳以上の転職は「平均」があまり意味をなしません。
何十社受けても一社も決まらない人がいる一方で、数社受けてあっさり複数内定をとる人もいる。
決まる人と、決まらない人にはっきり割れるのです。
平均の1割は、その両極端が混ざった見かけの数字にすぎません。
では、何がこの二つを分けているのか?
私は人事の仕事を長くやってきて、採用する側としてまた採用を支援する立場として、これまで数え切れないほどの職務経歴書を見てきました。
いまでも、毎日のようにたくさんの書類に目を通しています。
そのなかで、はっきり言えることがあります。
決まる人と決まらない人を分けているのは、多くの場合能力でも経歴でもありません。
応募先に「寄せて」書けているかどうかだけです。
決まる人は、応募する会社ごとに職務経歴書を書き分けています。
その会社が何を求めているかを読み取って、自分の経歴のなかからその会社に刺さる部分を選んで前に出す。
同じ「営業部長」という経歴でも、ある会社には「数字で利益を作ってきた話」として、別の会社には「チームを育ててきた話」として見せる。
嘘は一つもつかずに光を当てる面を変える。
これができている人は打率がぐっと上がる。
できていない人は、立派な経歴を持っていても何十社受けても通らない。
これは実際にあった話です。
ある40代の女性が転職活動を始めたものの、書類選考がまったく通らず苦しんでいました。
打率はほぼゼロ。
心が折れかけていたそうです。
ところが、あることをきっかけに流れが変わります。
直近で出した3社のうち、2社から「面接に来ませんか」と声がかかった。
内定ではありません。
あくまで書類が通って面接に呼ばれた、という段階です。
それでも、ほぼゼロだった人にとっては劇的な変化でした。
彼女が何をしたのか?
特別な資格を取ったわけでも、経歴を盛ったわけでもありません。
やったのはたった3つ。
応募先の募集要項に「寄せて」職務経歴書を書き換えたこと。
そこに、自分の経験を一本の筋として通したこと。
そして、自分のエピソードを具体的に膨らませたこと。
それだけで、ほぼゼロだった打率が動いた。
彼女自身、後から振り返ってこれが効いたのだと書き残しています。
経歴は何も変わっていません。
変えたのは見せ方だけ。
これが「寄せて書く」ということの力です。
「寄せて書く」のが正解だと、本当はみんな薄々わかっている
ここまで読んで、こう思った方も多いはずです。
「応募先に合わせて書いた方がいいことくらい、分かっている」と。
その通りです。
たいていの人は、頭では分かっている。
問題は、それを10社、20社と続けられるかです。
求人票を読み込み、その会社に合わせて経歴を組み替えエピソードを膨らませる。
これを一社やるだけでも、相当な手間と気力がいります。
それを力が尽きるまで何十社分も。
多くの人が、途中で息切れして使い回しに戻ってしまう。
冒頭で書いたあの悪循環です。
つまり、「寄せて書けば通る」と分かっていても、人間の気力には限界があるから続けられない。
ここが、決まらない人がはまる最大の落とし穴なのです。
裏を返せば——もし、この「一社ごとに寄せて書く」という作業を、気力を削られずに何社分でもできるとしたら?
あなたの打率は、決まる人の側に近づいていくはずです。
採用担当も一人の人間だということ
最後に、一つだけ。
職務経歴書を書くときに、心に留めておいてほしいことがあります。
あなたが応募しているのは、「会社」だと思っていませんか?
「株式会社○○に応募する」と。
でも、実際にあなたの書類を最初に手に取るのは、会社という建物でもロゴでもありません。
採用担当者という、一人の生身の人間です。
毎日の業務に追われ、上司から「いい人を採用しろ!」と言われ、机には何十枚もの書類が積まれている。
その人が、あなたの書類を見て「お、この人、会ってみたいな」と思わない限り、あなたが次に進むことは絶対にありません。
採用は個人対会社ではありません。
個人と個人の対話です。
あなたという一人の人間が、採用担当者という一人の人間に「会いたい」と思わせられるか?
突き詰めればそれだけです。
ただし、熱意を前面に出せばいいというわけではありません
ここで、一つ注意してほしいことがあります。
「会いたいと思わせる」と聞くと、ついこう考えてしまう。
「自分の意欲をもっと強く伝えよう」「成長したい、挑戦したい、力を試したい——その熱意をぶつけよう」と。
実はこれが、経験を積んだ人ほどはまりやすいもう一つの落とし穴です。
採用する側の立場に立って、考えてみてください。
採用とは、煎じ詰めれば自社の目的のために人を選ぶことです。
会社には解決したい課題がある。
その課題を解いてくれる人を探している。
つまり採用担当者は、いつも「この人は、うちの役に立つか?」という目で書類を読んでいます。
そこに、「自分はこれがやりたい」「成長したい」「自分の力を試したい」という言葉が並んでいたら、どう映るでしょうか?
——「この人は、自分のために来るのか」と感じます。
特に、経験のある人ほどこれは厳しく見られます。
新卒の若者が「成長したいです」と書くのは、微笑ましい。
何も知らないのだから当然です。
でも、20年のキャリアがある人が、自分の願望ばかりを前面に出していると「経験があるのに、自分本位だな」「入社しても、自分のやりたいようにやって、現場とぶつかるんじゃないか」という警戒に変わります。
日本の会社は、一度採った人を簡単に手放せません。
だからこそ、採用担当者は「自分の都合で動きそうな人」にとても敏感なのです。
ここに、不思議なすれ違いがあります。
経験のある人の多くは、実際に入社すれば淡々と誠実に貢献できる人です。
ところが、職務経歴書を書く段になるとつい力が入る。
「自分を分かってほしい」と熱が上がって、願望や意欲が前に出すぎてしまう。
本来の落ち着いた姿と、書類の中の「前のめりな自分」がずれてしまうのです。
では、どう書けばいいのか?
答えは、シンプルです。
自分が何をしたいかではなく、相手の課題に自分の経験がどう役に立つか?
主語を自分から相手に移すだけです。
「自分の力を試したい」ではなく、「御社のこの局面に、私のこういう経験がこう役に立つかもしれません」
「成長したい」ではなく、「御社が今ぶつかっている課題は、私が前職で向き合ってきたものと重なります」
価値はちゃんと示す。
でも差し出し方は静かに。
それができたとき、あなたの職務経歴書は「やってきたことの記録」でも「自分のやりたいことの主張」でもなく、「あなたの困りごと、私が解決できます」という落ち着いた提案に変わります。
あなたの職務経歴書、どこがずれているか見てみませんか?
ここまで読んで、「言いたいことは分かった。でも、自分の場合具体的にどこを直せばいいのか」と思った方へ。
それを、無料で診断するサービスを用意しました。
やり方はシンプルです。
あなたがいま応募を考えている求人情報と、あなたの現在の職務経歴書をアップロードしていただくだけ。
すると、その求人を出した会社が、本当はどんな人を求めているのか?
その採用担当者の視点から見たときに、あなたの職務経歴書の「刺さっている部分」と「もったいない部分」が、どこなのか?
それを、具体的にお見せします。
長年人事の現場で書類を見てきた知見をもとに、「採用担当者の頭のなか」から逆算して診断します。
テンプレートに沿ってただ整えるのとは、まったく違うアプローチです。
費用はかかりません。
診断にかかる時間も3分ほど。
まずは、あなたの職務経歴書の「本当の伸びしろ」がどこにあるのかを知るところから、始めてください。
落ち続けているのは、あなたの価値が低いからではありません。
その価値が、まだ正しく伝わっていないだけです。
書き方ひとつで道は開けます。
45歳からでも間に合います。
