chatGPTマスターを目指してvol.45 DeepResearchを試してみた

2025年2月3日にリリースされたDeep Researchがついに!対象ユーザを拡張してくれました!早速試してみます

  

chatGPTマスターを目指してvol.42 大バズりの最新機能!

chatGPTマスターを目指してvol.42 大バズりの最新機能!

でご紹介したchatGPTの最新機能「Deep Research」がついに、一般課金ユーザにも開放されました!

どんな機能かと言いますと、これまでよりも「詳細なリサーチ」をすることができるものです。

(chatGPTの入力画面に、「詳細なリサーチ」のボタンが追加されていました。)

これまでも例えば「明日の天気は?」等の質問をした場合にはきちんと検索エンジンで情報を取ってくれていたと記憶しているのですが、Deep Researchは一味違うようです。

早速試してみます。

 

まずは「詳細なリサーチ」ボタンをクリック。

そして以下の文章を入力します。

「機械学習の最新の研究について」

これまでであれば、chatGPTは「機械学習の最新研究についてですね!こちらが検索結果です」と表示してきたはず。

しかしDeep Researchはすぐには調べ始めませんでした。

 

どの分野の機械学習の研究について調査をご希望でしょうか?例えば、

– 深層学習

– 自然言語処理(NLP)

– 生成AI

– 強化学習

– 医療・ヘルスケア応用

– 自動運転・ロボティクス

– 量子機械学習

など、特定の領域があれば教えてください。また、どの程度の詳細な情報(論文の要約、技術的な解説、応用事例など)を求めていますか?

 

ふむふむ。

必要に応じてユーザに追加情報を求めることで、よりDeepな調査ができる、という前評判は事実なようです。

「強化学習分野について、最新の論文をリサーチし、今後の研究発展の展望についてまとめて欲しいです」

それに対する回答は以下のとおりでした。

 

了解しました。強化学習分野の最新の論文をリサーチし、それらの内容を要約するとともに、今後の研究発展の展望についてまとめます。

 

論文のトピックとしては、以下のような領域を含めます。

 

最新のアルゴリズムの進展(例: 深層強化学習、分散強化学習)

強化学習の実世界応用(例: ロボティクス、医療、金融)

強化学習の課題(例: サンプル効率の向上、探索と利用のトレードオフの改善)

その他、注目すべき研究動向

リサーチが完了次第、報告いたします。

 

現れたのは進捗を示すバーと、今何を調べているかを示す情報たち。

以前見たブログでは、調査中に「熱海で美味しいご飯を食べる」のような調査と全く関係ないコメントが流れてきたという内容も見たりしたのですが、それが表示されることはないようで、ちょっと残念です。

 

それはさておき、体感10分ほど経過したのち、以下のようなレポートを出力してくれました。

 

強化学習における最新研究の動向と展望

  1. 最新のアルゴリズムの進展

深層強化学習(Deep RL)の発展

深層強化学習はディープラーニングを強化学習に組み合わせることで、高次元な問題への適用を可能にし、大きな飛躍を遂げました。

(中略)

おわりに

強化学習の研究はこの数年で飛躍的な発展を遂げ、アルゴリズム面では深層学習との統合や分散処理、モデルベース手法の台頭によって性能と効率が大きく向上しました。実世界への応用もロボティクスや医療、金融をはじめ様々な分野で試みられ、その可能性が広がっています。一方で、サンプル効率や安全性、汎用性といった課題も明確となっており、今後の研究ではこれらの課題を克服する方向でさらなる工夫が求められます。

 

とりあえず私の注文であった

・強化学習についての調査

・今後の展望についてまとめる

という2点についてはきちんと対応してもらえたようです。

では内容はどうであったかといいますと…。

 

正直「そんなところか」という感想を持ってしまいました。

もちろんこれまでのchatGPTの出力に比べれば圧倒的にきちんと調べてくれていることは間違いありません。

そして情報の詳細さについてはとても満足です。

一方で、与えられた情報をまとめて今後の展望を考える、という点については期待していたほどではないように感じました。

ただ、このくらいのまとめであれば、自分の頭にあったこととそれほどの違いはないのかな、と感じてしまったのです。

…もしかすると、期待値が高すぎたのかもしれません。

曲がりなりにも機械学習の研究者の卵が薄らぼんやりと考えていたことと近しいことを出してくれたのだ、と思えば、十二分な出力であると言っても良いのでしょうか。

 

これは、私自身が詳しくない分野についても調べてみてもらうしかありません。

というわけで、chatGPTマスターを目指してvol.46では、自分が詳しくない分野についてDeep Researchに調べてもらった結果をご紹介できればと思います。

次回の検証もぜひお読みいただけましたら嬉しいです。

 

P.S.

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大学にてデータサイエンスを学ぶ傍ら、多くの人にデータ分析の面白さを伝えたいと日々奮闘中。