腹が立つけど勉強になるモノ

イライラさせてくるキャラで大嫌いだったのに、英語の勉強にはとても良いことに気づいてしまいました。何かを身につけるには我慢が肝要のようです

  

“Just one question, dear.”

英語の勉強のために見ていたハリーポッターシリーズ。

ハッピーエンドや明るい話が大好きな私としては、基本的に1~3作目を恐らく20回ほど繰り返し見ていたのですが、正直ちょっと飽きてきてしまいました。

さらに、これまでは各シリーズを購入していたのですが、最近Amazon Primeで無料で見れるようになったことにより、もう少し先のシリーズを見てみることにしたのです。

そして見始めたシリーズ5作目、冒頭から「好んで見ていなかった理由」がてんこ盛りでした。

 

まずはハリーの不遇な状況。

本当のことを話しているだけなのに、どうしてハリーがあんなにひどい目に遭わないといけないのでしょうか。

「マグル(非魔法族)の前で魔法を使いました」「そんなことは君が無事ならどうだっていいんだよ」って、3作目の時に大臣も言っていたくせに!

身を守るために魔法を使ったハリーを尋問にかけるとはなにごとか!!

(映画本編の細かい話を失礼しました。)

学校の中でもハリーのつらい時期は続く…。

どうして映画を見ているのに、悲しい気持ちにならないといけないのでしょうか。

そんな気持ちを抱えながら見続けていて、ついに、私がぶっちぎりで大嫌いな、とあるキャラが登場しました。

そのキャラクターの名前は、ドローレス・アンブリッジ。

諸悪の根源ヴォルデモート卿の復活を信じたくない魔法省が、主人公やその見方であるハリー、ダンブルドア先生を監視しコントロールするために送りこんできた5作目の悪役(?)キャラです。

 

このキャラの何が嫌いかと言いますと、とにかくハリーをはじめとして自分に従わない生徒たちをいじめるのです。

さらには物語が進むと、先生たちすらいじめます。

“Just one question, dear.”

などと質問し始めて、しまいには「あなたに教えられることは何もないんじゃない?(意訳)」と決めつけ、クビにまでしようとします。

見てるだけでイライラしてきます。

 

…なのですが、初めて今回英語の勉強のために映画を見て、とあることに気づいてしまいました。

「もしかしてこの人の英語、とってもリスニングの勉強になる?」

恐らく絵にかいたようなブリティッシュ発音。

そしてはっきりくっきり喋ってくれる。

大嫌いなキャラなのですが、英語の教材としてはとても良いキャラクターであったことに気づいてしまい、胸中は非常に複雑です。

 

嫌な人だけれど、私のスキルにとっては有用な人である。

何とかこの「イライラ」と折り合いをつけて勉強した方が良いのでしょうか…。

 

ところで何かネガティブな気持ちと折り合いをつけて、何かを頑張らなければいけないことはたくさんあります。

私の場合は例えば、数学と向き合うことがその一つです。

データサイエンスで大学院まで来てしまったのですが、実はもともと数学がそれほど得意ではありません。

難しい数式に立ち向かおうとすると、すぐに逃げたくなってしまいます。

ですが最近はやりのディープラーニングしかり、どんな機械学習手法でも、本当に手法を理解して使いこなすには、数学的な理解が必要不可欠です。

ただ使うのではなく使いこなすために、歯を食いしばって頑張らなければいけないこと。

仕事であれ勉強であれ、これはどこの分野でも永遠の課題となりそうです。

 

 

P.S.

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Who is writing

大学にてデータサイエンスを学ぶ傍ら、多くの人にデータ分析の面白さを伝えたいと日々奮闘中。