PCにどうしても寛容になれないのはなぜ?

なぜ私の脳みそはPCにイライラし、なぜAIはこのように判断したのか。わからないものを明らかにするという意味では同じかもしれません

大変お恥ずかしい話、私はどうしてもPCに寛容になれません。

PCに、というよりも電子機器一般と言った方が正確なのですが、思い通りにならないことでどうしてもイラッとしてしまいます。

どうしてWordがスムーズに動かないの?

何でいきなり接続が切れるの?

なんども再起動しているのに、直らないのはどうしてなの?

PCをひっぱたきたい衝動に駆られながら(ブラウン管テレビであればそれで直るかもしれませんが)、時にはチューインガムを食べつつ、あまいものも食べつつ、何とかして気をそらしながら作業することになってしまいます。

家で一人の時は、「あーもう!!」と叫ぶこともあるのは内緒です。

 

どうして人にはイライラしないようなことが、電子機器相手だと我慢ならないのでしょうか。

周りの人を見ていると、同じような沸点の違いを持つ人はそれほど見当たりません。

物を壊すわけではないし、誰かがいるときは物静かに切れているだけなので、直接それほどの被害をもたらしているとは思えないのですが、精神衛生を考えると何とかして解決策を探したいものです。

 

ところで理由を探すと言えば、機械学習の分野において、解釈可能AIと呼ばれるものが数年前から脚光を浴びています。

どうしてこの結論を導き出したのか。

どのような情報に着目しているモデルになっているのか。

画像において、どの部分が「犬」と判断するために重要であったのかを可視化してみたり。

あるいは説明変数の重要度を可視化してみたり、多くの場合は可視化手法と共に、その有効性が示されています。

実は、単純に「何が重要か」を明らかにするだけであるならば、機械学習を用いずとも、ずっと前から実現可能でした。

それを可能とするのは重回帰分析です。

重回帰分析は目的変数yを、説明変数とパラメータの積和(と誤差)で表現しようとするモデルです。

各説明変数にはパラメータが与えられているため、そのパラメータによって、各説明変数が目的変数に与える影響は変化します。

つまり、パラメータの大小を見ることで、少なくともそのモデルにおいてはどの説明変数が重要か?ということを分析することができます。

ただしもちろん、重回帰分析が適用できないような複雑な問題に対してはそのような分析はできませんが、シンプルな問題であれば、お手軽に、そしてわかりやすく分析を行うことができます。

無理に機械学習を適用しなくてもできることは、他にもたくさんあるのかもしれません。

 

PCにだけイラついてしまう原因も、ひょっとしたら単純な分析でわかったりするのでしょうか。

その説明変数には、PCへの期待値や被った不利益だけでなく、私の価値観や考え方なども影響してきそうです。

 

 

P.S.

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Who is writing

大学にてデータサイエンスを学ぶ傍ら、多くの人にデータ分析の面白さを伝えたいと日々奮闘中。