研修なしで理想的な上司と部下の関係性をつくる“価値観”の使い方

8つの「価値観」を活用することで、研修を開催することなく、部下と上司のコミュニケーションを最適化する強力な方法をお伝えします。

  

研修なしで理想的な上司と部下の関係性をつくる“価値観”の使い方

企業の成功を左右する「価値観」:理想的な上司と部下の関係性を築く鍵とは?

突然ですが、あなたは部下とスムーズにコミュニケーションが取れていますか?

ゆとり世代、Z世代なんて呼ばれる世代が何を考えているか分からず、自分の考えがうまく伝わらない・・・と、頭を悩ませた経験はないでしょうか?

私自身、過去に部下とのコミュニケーションがうまく取れず、「面倒な指示を出すより自分がやった方が早い」と、全てを自分で抱え込んだ結果、チーム全体の生産性を大きく下げてしまった経験があります。

上司と部下のミスコミュニケーションは、いくらAIが発達したとしても、常に付いてまわる課題かもしれません。

では、そもそもなぜそんなことが起きてしまうのでしょうか?

実はそれらの背後には、往々にして「価値観のズレ」が潜んでいることが多いのです。

この記事では、その「価値観」にフォーカスを当て、理想的な上司と部下の関係性を築くための方法を深掘りします。

お伝えするのは「価値観がズレるとどうなるか?」「価値観の8つのカテゴリーとは?」「部下の価値観を見極める方法」など。

しかも研修やセミナーに頼ることなく、日常の中で部下の価値観を理解し、尊重するコミュニケーションの秘訣を紹介します。

組織の更なる成長はもちろん、心地よい職場環境を作るためのヒントとして、是非参考にしてください。

そもそも価値観って何?

もしかすると、あなたは価値観と聞いて「世代が違えば、価値観が違うのは当たり前・・・これはどうしようもないことでしょ?」と思っているかもしれません。

このように価値観と一言で言っても、具体的に何を指すのか、その意味や重要性を正確に把握している人は多くはないでしょう。

では少し視点を変えて、そんな十人十色の価値観を、分かりやすく理解できるカテゴリーがあるとしたら、どうでしょうか?

あなたと部下のAさんは、世代も、性別も、育った環境も、全てが異なる存在かもしれません。

でも実はそんな両者に「共通する価値観のカテゴリーがある」と分かったら、Aさんとのコミュニケーションにどんな変化が起こりそうでしょうか?

それを理解するために、まずは価値観の真の意味を深掘りし、その定義と組織内での役割について解説します。

価値観の基本的な意味

一般的に価値観とは、「何を重要と感じるか?」という個人の信念や判断基準を指します。

例えば、仕事において成果を最優先する人、プロセスや方法論を重視する人、チームワークやコミュニケーションを大切にする人など、これは全て価値観と言えます。

そこに正解や間違はなく、それぞれの人が持っている独自の「価値の尺度」です。

社員一人ひとりの価値観が組織に与える影響

企業や組織において、価値観は単に個人の思いや感じ方に留まりません。

社員一人ひとりが持つ価値観は、その組織の文化や雰囲気を形成する重要な要素となるからです。

この価値観の理解と尊重が、社員の満足度や業績向上にも寄与する要素となることは、何となくご理解頂けると思います。

また、上司として部下の内面にある「価値」の核心を理解することは、その人の動機や能力を最大限に引き出す鍵とも言えます。

価値観を理解し、それに合わせた指導やフィードバックを行うことで、部下のモチベーションを高め、組織全体の生産性を向上させることができるのです。

このように、価値観は組織運営や人間関係の中心に位置する要素であり、その理解と活用は、理想的な上司と部下の関係性を築く上で欠かせないものとなっています。

つまり上司や人事担当者として、価値観の重要性を理解し、それを組織文化に反映させることは、組織の成長や発展を促進させることそのものなんです。

価値観がズレるとどうなる?組織内の不都合な状況

価値観がズレるとどうなる?組織内の不都合な状況

組織やチームの中で、共通の目標やビジョンに向かって進むためには、メンバー間の価値観が重要な役割を果たすことはご理解頂けたと思います。

しかし、頭では分かっていても、なかなかうまくいかないのが現実です。

現場ではついトップダウンでプロジェクトが動いてしまったり、気づかないうちに自分の価値観を部下に押し付けてしまうことがよくあるのではないでしょうか。

私もこれまで、一方的な指示を受けてモチベーションが下がっている方を何人も見てきました。

では、実際に価値観がズレると、どのような不都合が起きるのでしょうか?

価値観の不一致が組織内でもたらす潜在的なリスクや課題について、具体例を交えながら考えてみます。

 1.上司と部下間のコミュニケーションのミスマッチ

価値観が異なると、まず明らかになるのがコミュニケーションのミスマッチですね。

例えば、上司が成果主義を重視する価値観を持っている一方で、部下がプロセスや方法論を重視する価値観を持っている場合、成果の定義や達成方法に対する認識が異なります。

具体的にはこんなやり取りが生まれそうです。

上司(成果主義)「Aさん、例の〇〇社からの問い合わせには対応した?」

Aさん(プロセス重視)「先方は他にもいくつか見積もりを依頼しているようなので、いまとっておきのプレゼン資料を作っているところです!」

上司「先方へのリアクションはしてあるの?」

Aさん「いや、資料を作ってからと思ったので・・・」

上司「おいおい、こうしてる間に他社はもう動いてるよ!とりあえず連絡して先方の状況をヒアリングしないと!」

Aさん「はい、すいません・・・」

こんな光景はよくありますよね。

何気ない会話ではありますが、実はこんな会話でも、既に価値観のズレが始まっていることがお分かり頂けるでしょうか?

このような場合、仕事の進捗やクオリティに支障をきたすことはもちろん、互いの期待が一致しないことから、不満やストレスが積み重なって組織内のコミュニケーションの質が低下する可能性があります。

2.モチベーションの低下と業績の下落

価値観のズレは、社員のモチベーションにも大きな影響を及ぼします。

上記のAさんであれば、プロセスの質を上げることにやりがいを感じていましたが、上司にそれを一蹴されてしまいました。

自身の価値観が組織やチーム内で受け入れられていないと感じた場合、自分の存在価値や仕事への意欲を失いがちです。

モチベーションが低下すると、それが業績や生産性の低下にも繋がる可能性がありますよね。

特に、イノベーションや新しいアイデアを生み出すためのクリエイティブな仕事では、価値観の不一致は非常に大きな障壁となります。

3.組織全体への影響

コミュニケーションミスが、上司と部下間だけならまだ修正の余地はあります。

怖いのは価値観のズレや摩擦が、やがて組織全体を包み込むことです。

これは雰囲気やチームワークを悪化させるだけでなく、組織のリソースを浪費する原因ともなります。

例えば部署間のトラブルなど、時間やエネルギーが争いや対立の解決に費やされることで、本来の業務や目標達成に向けた活動が疎かになります。

このように価値観のズレは、いつでも・どこでも起こり得ることです。

だからこそ上司や人事担当者は、「たかが価値観」と思わず、価値観の理解や共有を積極的に促進することが求められるのです。

では、どうすれば価値観の理解が進むのでしょうか?

ここでまず知っておきたいのが、「多くの人は自分の価値観すら分かっていない」という事実です。

ちなみに、あなたは「今すぐ自分の価値観をチームに分かりやすく伝え、メンバーにそれに見合った行動を促してください」と言われたら、実行できるでしょうか?

価値観は意識していようがいまいが、言葉や行動に表れます。

だからこそ、自分の価値観を「言語化できるレベル」にまで理解していなければ、無意識のうちに相手に自分の価値観を押し付けることになってしまうのです。

自分の価値観すら認識していないのに、他者の価値観は理解できないですよね。

というわけで、次は自分自身の価値観を理解するためにも、冒頭でお伝えした「価値観のカテゴリー」についてお伝えしましょう。

これは実際に私がクライアントのコーチングに活用し、コミュニケーション能力の向上を促す強力な方法です。

価値観の8つのカテゴリーについて

 

価値観の8つのカテゴリーについて

メンバーがどのような価値観を持っているのかを理解することは、組織運営や人事施策の実施において極めて重要だとお伝えしました。

では価値観はどうやって理解すればいいの?という疑問に対して、今回は「バランスホイール」と呼ばれる概念を使います。

これはコーチングの現場でよく使われる方法で、一般的に使われるのは「仕事、趣味、社会貢献、人間関係、お金、健康、学習、家族」の8つのカテゴリーです。

それぞれのカテゴリーが私たちの生活の中でどれだけの重要性を持っているのか?を示すもので、これをもとに価値観を見直しや調整をすることが可能です。

それぞれを詳しく見てみましょう。

1.仕事

仕事の価値観が高い方は、そのまま仕事に対する姿勢や意欲につながります。

例えば、業務における自身の役割やキャリアの方向性、新しい商品開発や企画、今後企業の発展を左右するような、輝かしい仕事やプロジェクトに関わることを重視する傾向があります。

2.人間関係

一般的に職場の働きやすさとして、最も重視されるのが人間関係かもしれません。

この価値観が高い方は、社内はもちろん、顧客や外部との方々とのコミュニケーションを大切にするでしょう。

仕事の進捗よりもチームワークを大切にするかもしれませんし、交渉において多少の不利があったとしても、その方との繋がりを優先したい!と思うかもしれません。

3.家族

「家族」の価値観を持つ人は、家族の幸福やニーズを常に考慮し、ワークライフバランスの確保や、家族とのイベントを優先する可能性が高いです。

この価値観を持つ方は、組織内での人間関係やコミュニケーションの面でも、人の感情や家庭の状況に敏感で、思いやりを持って接することが多いでしょう。

4.学習

「学習」の価値観を持つ方は、知的好奇心が旺盛で、社内研修や外部のセミナーに積極的に参加したり、新しい情報に敏感だったりと、絶えず新しい情報や技術を吸収する姿勢を持っています。

その結果、彼らは職場での専門家や情報源としての役割を果たすことが多く、組織の知識や技術力の向上に大きく貢献している可能性があります。

5.お金

金銭や資産の管理は、安定した生活や将来の夢を実現するための基盤です。

仕事においては職場の報酬条件はもちろん、売上や利益を追いかけること(お金の動き)が原動力になったり、会計や財務など、お金そのものを扱うような業務を好む可能性もあります。

6.健康

健康の価値観が高い方は、健康維持がいかに仕事のパフォーマンス向上に影響するか?を、意識的にも無意識的にも理解しています。

そのため、仕事中の定期的なストレッチを欠かさなかったり、体が疲れないよう作業環境やガジェットにこだわったり、休憩中の食事内容に配慮しているかもしれません。

7.趣味

一見すると仕事とは正反対のように思われるかもしれませんが、趣味は私たちの精神的なリフレッシュや自己実現の場となることが多く、その意識が仕事の仕方にも表れます。

趣味を大切にする方は、仕事とプライベートのバランスを保ちたいと感じたり、趣味によって得た異なる視点や知識を、仕事の現場に活かそうとするかもしれません。

8.社会貢献

社会貢献は、所属するコミュニティや社会全体との繋がりを感じるための大切な要素となります。

この価値観を重視する方は、会社が何を目指しているのか?また、自分の業務が誰のどんなことに役立っているのか?を大切にする可能性があります。

このように価値観は8つのカテゴリーに分けることができ、それらの組み合わせが、私たち一人ひとりのオリジナルな価値観を形成しています。

では、あなたが最も重視している価値観はどれでしょうか?

部下のAさんが大切にしているのは、どれだと思いますか?

実際はどれか1つだけということはなく、特に優先している価値観が2〜3個あって、それぞれの組み合わせが、普段の仕事の仕方や言動に現れます。

自分と他人の価値観を理解し、尊重することで、上司と部下、またはチーム全体の関係性をより深化させることができます。

よくある価値観の対立

よくある価値観の対立

ではこれらの8つの価値観カテゴリーを理解した上で、起こりやすい価値観の対立を見てみましょう。

価値観には正解がありませんが、その特性から反発しやすいものもあります。

それぞれがどのように影響し合うか?理解しておくと、部下に対する発言や行動が自然と変わるでしょう。

1.「仕事」と「家族」

ぶつかりやすい理由:仕事を最優先に考える人は、業績やキャリア進展のために多くの時間やエネルギーを仕事に投入します。

一方、家族を最優先に考える人は、家族との時間やイベントを大切にします。

組織への影響:チーム内でのコミュニケーションのミスマッチや、プロジェクトの進行に関する摩擦が生じる可能性があります。

また、ワークライフバランスの観点からも、組織の離職率が上昇する可能性が考えられます。

この2つの価値観は、仕事において最も衝突することが多いケースかもしれません。

2. 「お金」と「社会貢献」

ぶつかりやすい理由:収入や報酬を最優先する人と、社会的な価値や他者への貢献を最優先する人は、ビジネスの目的や方向性について異なる視点を持ちます。

組織への影響:事業戦略や方向性に関する深刻な対立が生じる可能性があり、組織全体の統一性や一貫性が失われる恐れがあります。

3. 「健康」と「仕事」

ぶつかりやすい理由:健康を最優先に考える人は、体調を優先し、長時間の労働や過度なストレスのリスクを避けます。

これが仕事を最優先する文化とぶつかる場合があります。

組織への影響:社員の健康問題による休職や長期休暇が増加し、組織の生産性や業績に影響が出る可能性があります。

4. 「学習」と「仕事」

ぶつかりやすい理由:継続的な学習や成長を求める人は、短期的な業績よりも長期的なスキルアップを重視します。

これが短期的な成果を求める組織文化と衝突することがありますね。

組織への影響:組織の中で短期と長期の目標のバランスを取ることが難しくなり、組織の将来的な成長やイノベーションが妨げられる可能性があります。

5. 「趣味」と「人間関係」

ぶつかりやすい理由:趣味や自己実現を追求する人は、自分の時間を大切にします。

これがチームやコミュニケーションを重視する文化と衝突することがあります。

組織への影響:チームの結束や連携が乏しくなり、組織全体の生産性や業績に影響が出る可能性があります。

価値観1つ1つもそうですが、それらが関わり合った時に何が起きやすいか?を理解しておくのも、管理職や人事担当の役目と言えます。

研修を使わない!自分と部下の価値観の見極め方

研修を使わない!自分と部下の価値観の見極め方

さて、ここまで価値観の定義やカテゴリーについて見てきました。

自分自身の価値観は、ある程度整理できると思います。

しかし、他者の価値観となると難しいですよね。

とういうわけで、ここからは「どうやって相手の価値観を見極めたら良いのか?」をお伝えしておきましょう。

ちなみに研修を通じて社員の価値観を理解しサポートするのも一つの手段ですが、研修には費用と時間のコストがかかります。

しかし研修を行わなくても、上司や管理職が部下の価値観を見極める方法は存在します。

今回はそうした実践的なテクニックをいくつか紹介します。

1.日常のちょっとした瞬間から価値観を読み取るテクニック

価値観は、日常のさまざまな場面で無意識に表れることがあります。

例えば、部下が一連の業務プロセスの中でどのようなタスクを優先するか?

どのような状況でストレスを感じるか?

休憩時間に何を話しているか?など。

日常の些細な行動や言動からも、その人の価値観を推測することができます。

2.コミュニケーションの中で「価値観」のサインに気付く方法

部下とのコミュニケーションの中では、「こんなことをやりたい」「こんな風に考えている」といった言葉や表現に注目してみてください。

言葉はその方の価値観を大きく反映するので、価値観や重視していることを理解する手がかりになります。

また、どのようなことに感謝の言葉を述べるか?どのようなことに対して違和感を示すか?など、感情的な反応も価値観のヒントとして捉えることができます。

3.その他、研修の代わりとなる実践的手法

<1対1の面談>

定期的な面談を実施し、部下の悩みや考え、希望などを直接聞くことで、価値観を見極める方法。

上司にある程度のヒアリング力や観察力が求められますが、最も的確に価値観を探ることができ、これ自体が部下とのコミュニケーションの機会になります。

その際は、部下とのオープンな対話を通じて、彼らの価値観や信念について尋ねてみましょう。

参考となる具体的な質問は以下の通りです。

●質問例

Q.仕事において何が最も重要だと思っていますか?

Q.成功とはどのように定義されると思いますか?

Q.チームでの協力やコミュニケーションについてどのように考えていますか?など。

<チーム単位でのワークショップ>

部下同士で価値観を共有するワークショップを実施し、それぞれの価値観の違いや共通点を理解する方法。

この方法ならメンバー同士の関わりから、お互いの理解を促す効果が期待ができるので、上司1人のスキルに依存しません。

ワークショップの参考例は以下の通りです。

●価値観ビジョンボードの作成

内容:雑誌や写真、ステッカーなどの資材を使用して、自分の価値観や理想を表現するビジョンボード(理想のイメージを視覚化したもの)を作成します。

目的:視覚的に価値観を表現し、他者とシェアすることで理解を深めること。

●価値観ロールプレイ

内容:価値観が異なる2人のキャラクターを設定し、そのキャラクター同士の会話や対話をロールプレイ形式で実演します。

目的:異なる価値観を持つキャラクターを演じることで、他者の立場や視点を理解すること。

ワークショップ形式は最も効率的に、且つ楽しみながら、自己理解と他者理解を深めることができます。

<フィードバックの活用>

これが1番実践的であり、最も核心的な価値観へとアプローチする方法でしょう。

プロジェクトやタスクのフィードバックを通じて、部下の考えや価値観を知ることができます。

この方法を使う場合は、是非部下からのフィードバックを真摯に受け入れてください。

確認したい具体的な項目は以下の通りです。

・上司からの指示や要望に何を感じたか?

・業務を進める中で、上司やチームのサポートがどう役に立ったか?

・プロセスの中で最もやりがいを感じた事、最も行動に移すまでに時間がかかった事は何か?またその理由など。

彼らが何に価値を置いているかや、どのような改善点を見つけているかを理解するのに役立つでしょう。

まとめ:理想的な上司と部下の関係性への第一歩

まとめ:理想的な上司と部下の関係性への第一歩

これらのプロセスは時間と信頼を築くことを必要としますので、決して焦らないでください。

また大事なのは「彼らの価値観は〇〇で本当にあっているのか?」という、正解探しを行わないことです。

大事な事なので繰り返しますが、価値観に良いも悪いもありません。

そもそも「相手の価値観を知ろう」という姿勢こそが円滑なコミュニケーションを生み出すきっかけとなるはずです。

本記事では、価値観の重要性とその活用方法について詳しく触れてきました。

理想的な上司と部下の関係を築くためには、お互いの価値観を尊重し、理解することが基盤となります。

これからの組織運営において、価値観を中心としたアプローチを取り入れ、更なる成功と発展を目指して頂ければ幸いです。

Who is writing

岩下 知史(いわした ともふみ)

職業:メンタル&ビジネスコーチ、ライター。

クライアントは経営者、会社役員、ドクター、看護師、個人事業主〜主婦まで多岐に渡る。

大学卒業後は主にホテル業界に従事、東証一部上場企業にてチームマネジメントに携わり20名ほどの部下を抱える。

離職率の高いホテル業界で、人材教育へのプレッシャーから躁鬱病を経験するも、それまで一度も予算達成したことがなかったチームを常勝チームへと成長させる。

その後2015年に独立、様々な成功と失敗体験を積む中で「教育」に情熱があることを再認識し、経験・人脈ほぼゼロの状態から、コーチング、ライティング、Webマーケティング、研修講師業などを通じて本格的に人材教育業界へ。

2020年からは世界で100万人が活用しており、MicrosoftやIBMといった有名企業に人材育成ツールとして導入されている「ウェルスダイナミクス」において、専属のメルマガライター兼・日本に3人しかいない公認トレーナーを務める。

その間は1,000人以上のビジネスパーソン、有資格者の指導にあたり、2022年にトレーナーを卒業〜現在に至る。

人生のミッションは「自ら思考・選択・行動できる人材を育てること」、趣味はギターと筋トレ、心理や精神世界に関する読書、娘と遊ぶこと。