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こんにちは、求人票調査員の原あずみです。
採用担当者のあなたは、日々こんな悩みを抱えていませんか?
- 求人票を作成するのに時間をかけているのに、問い合わせが増えない
- 毎月60万もの固定費を掛けて求人票を掲載しているのに、問い合わせがない
- 勤務地も給料もいいのに、なぜ人が集まらないのか分からない
正社員とパートは雇用形態は違えど、採用する難しさは変わりません。
違いと言えばパートは地域性が強く、近所で働きたい人が多いため立地により採用の難易度が左右されます。
大企業が近くにあると働き手の絶対数が少なくなり、そもそもの人手がいないという事態に。
それでも数少ない人材が、どのような表現だと求人票に興味を持ってくれるのか。
ある区役所の求人票を見ていきましょう。
【残念な求人票】区役所のパート勤務の場合
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【仕事内容】
福祉関係施設等における指導、育成、相談等の職務のうち補助的な職務
(勤務先:子ども家庭支援センター、児童センター、子育て応援課、生活福祉課 など)
【求める人材】
次のいずれかに該当する者
(1)臨床心理士の資格を有する者
(2)認可保育園長の経験を有する者
(3)職務の遂行に必要な知識と経験を有する者
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行政の求人票は民間企業とは違い、見にくいも何もないのですが・・・
あなたの求人票の反面教師にして欲しいと思い、一つピックアップしてみました。
行政の求人票から学べる、残念ポイントは1つ。
「仕事の中身が見えないこと。」
詳しく解説します。
読みたくなる求人票とは?
読みたくなる求人票とは、求職者が知りたいことが網羅されている求人票のことです。
- 給与
- 勤務地
- 福利厚生
- 勤務時間
- どのようなキャリアを積めるのか
- どのような人が働いているのか
この求人票いいな!と興味を持ってもらうためには、求職者が知りたいであろうことをすべて伝える必要があります。
不透明だと
「仕事の中身が見えない=よく分からない」
となってしまい、そもそも求人票を読んではくれません。
そう、まずは「興味を持ってもらう」ことが重要なのです。
よく分からないを敬遠する理由
必要な人材の条件として資格の名前を羅列するだけならまだいいのですが・・・
「職務の遂行に必要な知識と能力を有する者」と言われ、どんな知識と能力がいるのか・・・と思いませんか?
このように「出来ているかどうかの基準が曖昧になっている」という状態はとっても残念なポイントになってしまいます。
なぜなら、求職者は、
「よく分からないし、他の求人票を見てみよう。」
と、よく分からないあなたの会社の求人票はスルーし、他の魅力的な求人票へと興味を移すからです。
具体的に言うと
- 能動的に動ける方
- 報連相を徹底してできる方
- 自身の状況把握はもちろん、チームの状況を理解し動ける方
という「曖昧な表現」ばかりの求人票を見たことはありませんか?
「報連相を徹底してできる方」とはいえ、会社が求めている行動は
- この業務を今日終わらせます
- 今、こんな状況です
- 順調です
- 今からクライアントに電話します
など、
- 毎日細かく、何もかも報告する
- すべての行動の報連相を徹底する
ということではないですよね。
推測ですが「トラブルや問題は、徹底して今すぐ報告して欲しい」はず。
なぜならトラブルは、時間が経過するごとに大きな問題に発展してしまうからです。
そして、
- 1週間ごとにまとめて報告して欲しい
- 納期前はより細かい連絡や報告が欲しい
- 分からないことは遠慮なく「分からない」と言って欲しい
といったところでしょうか。
あなたが社会人ならわかるでしょ!という企業側の気持ちは一旦横に置いて、具体的に書いてみてくださいね。
あなたは自社の魅力を言葉を尽くして伝えられていますか?
例えばテレビやインターネット、SNSにたくさん露出している会社は、社内の雰囲気を調べて感じることができるため企業研究がしやすいですよね。
そして、もしその会社に就職したら・・・と転職後の働きぶりが少しでも想像がつきます。
そんな中であなたの会社は、働くイメージが鮮明に想像できるぐらい、仕事内容や会社の魅力を求職者に伝えられていますか?
たかが求人票と思われがちですが、項目を埋めるだけでなく工夫することにより、見やすくなったり興味を持ってもらえたりするのです。
求職者は忙しい。知らないことが前提で書こう
人間の感情として、知らない・分からないという感情と嫌いという感情はとても近いところにあります。
例えば勉強が嫌いという感情の場合。
勉強が嫌いと思ってしまう背景には
- 机に向かうことがそもそも苦手
- 分からないことが分からないから嫌い
- 教えてくれる先生が嫌い
- 良い点数を取れないから嫌い
- もっと他に楽しいことがあるから勉強は嫌い
リストアップを始めればキリがありませんが・・・
分からないという感情が含まれています。
その他にも例えば、あなたは「ユーチューバー」という言葉を初めて耳にした時、職業として分類していましたか?
大半の人は「うさんくさい人」という認識だったはず。
これはYoutubeという仕組みを知らず、何で稼いでいるか分からない、知らないからこそ生まれた感情です。
求職者も同じです。
よく分からない=スルーが当たり前に行われています。
残念ながら上から下まで、求人票を一言一句読む人はいません。
とりあえず
- 勤務地
- 給料
- 仕事内容
- 福利厚生
という条件を並べて完成!ではなく「良い人」からの応募確率を上げるためにも「求人票」に時間をかけ、自社を知ってもらう努力をしてみませんか?
求人票にそこまで時間をかける・・・?を一度やってみる
新しい年になり、それまで転職をぼんやりと捉えていた人でも「今年は転職するぞ!」と気持ちが入れ替わっている可能性も。
そんな人が次に狙う節目は「年度末。」
会社によっては3月と4月は通常運転の月かもしれませんが、日本人は長い間4月から新学期、新学年が始まる生活をしていたため、大きな節目と捉える人が多数です。
そして、大手転職サイトリクナビやマイナビの動向調査によると求職者が次の新しい会社での内定をもらうためにかかる日数は平均約3ヶ月。
そう、採用をする側も
- 問い合わせを受け
- 書類を提出してもらい
- 面接を数回行い
- 内定を出すまで
約1〜3ヶ月はかかるため、今こそが求人票を見直すチャンスなのです。
人が動く時期だからこそ求人票を見直し、より良い人材と出会う確率をアップしませんか?
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今見直せば1月〜3月で転職を希望する人たちの目に留まり、素敵な人材と出会う確率をアップすることができます。
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