新年度がはじまり、きっと次のような方々がいると思います。
- 新卒入社で希望の配属先にならなかった人
- 不本意な部署異動だと感じてクサクサしている人
- 転職したはいいが、想定外の仕事を任されることになった人
もしくは、このような状況の方々もいるのではないでしょうか。
- 病気が発覚してやむを得ず休職・退職することになった人
- 介護や、結婚・離婚、育児などで、今の仕事を変更せざるを得なくなった人
なんで私だけ?なんでこの部署なの?
今までこんなに頑張ってきたのに、この結果なの?
煮え切らない想いや、行き場のないモヤモヤを抱えている人もいるかもしれません。
あー、なんかやる気でないなー。
今回のコラムでは、このようなときに腐らずに進んでいくための捉え方を、私の未熟さ故の過去の経験談も含めてお届けしたいと思います。
実は、今回お伝えする視点は、自己分析やキャリアの棚卸の際に応用できるものです。
特に転職の場面、具体的には職務経歴書や面接で、自分のストーリーをより説得力をもって伝えることが可能になります。
ぜひ最後まで読んでいただき、捉え方のポイントを持ち帰っていただけると嬉しいです。
上司の言葉が意味したこと
はじめに、私が新卒で7年働いた1社目を退職するとき、上司からいただいた言葉があります。
「人生すべてがキャリアだ」
それは、すべてのキャリアに無駄はない、そして、点と点は線になる、とも解釈することができます。
今となっては、本当にそのとおりだと思える納得の言葉なのですが、退職当時の私は、この言葉を素直に受けとめることができませんでした。
「私のキャリア、終わったな」
今の自分だったら、どう頑張ってもこの想いにはならないのですが、負けず嫌いの気質も手伝い、当時は本気でこのように感じていたのです。
その背景は後ほどご紹介しますが、今回は、この言葉をテーマに、「リアル・コネクティング・ザ・ドッツ」として、大枠で捉えるキャリアの視点と、もっと小さくて些細な職務上の視点と、2つの視点で私の経験をもとにお話したいと思います。
ところで、コネクティング・ザ・ドッツといえば、故スティーブ・ジョブズ氏のスピーチが有名ですね。
you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backward. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。
できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。
だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。運命、カルマ…、何にせよ我々は何かを信じないとやっていけないのです。
私はこのやり方で後悔したことはありません。
むしろ、今になって大きな差をもたらしてくれたと思います。
このスピーチを心にとめて、進めていきたいと思います。
リアル・コネクティング・ザ・ドッツ
①キャリアに空白など存在しなかった
一つ目のリアル・コネクティング・ザ・ドッツは、少しまとまった単位のキャリアという視点で、私のキャリアを事例にお話したいと思います。
法人営業・キャリアコンサルティング
新卒で入社したのが人材サービス会社だったため、営業といっても、モノを売るわけではなく、繊細な人の心を扱う仕事になります。
営業というと、分かりやすく話すことや提案の場面を思い浮かべがちですが、実際は、人の話をじっくりと聴く、気持ちやニーズを引き出す、相談ベースで交渉するといった、傾聴や洞察の力の方が圧倒的に求められます。
キャリアコンサルティングも同様に、自分が話すよりも、相手の話を聴くことがメインになります。
元々、人がどのようなバックボーンをもち、何を感じ、どう歩んできたかという、人それぞれのストーリーを聴くことが好きだったため、抵抗なく得意分野を活かすことができました。
また、これは人材業界の特権でもありますが、延べ何千人もの方々と対面でコミュニケーションをとることができたおかげで、20代~60代のさまざまな価値観に触れ、人は何に悩むのか、統計的に蓄積できた期間でした。
さらに、営業として1社まるごと担当するため、それが大企業であれば、1万人以上が所属する各組織に入り込み、マクロでもミクロでも外部の視点から捉えることができ、「組織」というものの面白さや奥深さを1社目で体感します。
新卒採用代行を兼務
40名の新卒採用代行という、本来は専任で担当する業務量を、営業の私と内勤の先輩2名で兼務する形に。
通常業務でひとつでもトラブルが発生すれば、その日の面接は誰かにヘルプを頼まないと回らなくなる、文字通り分刻みのスケジュール。
特に選考がピークを迎える約3か月間は、普段以上にアンテナを研ぎ澄ませて働いた時期でした。
日々のスケジュール管理、逆算の力、後々トラブルになりそうなことは早めに確認して解決しておくリスク管理、気持ちを切り替える力などが身につき、振り返ると非常に鍛えられた期間だったと思います。
また、採用代行と同時にカウンセリングも実施していたため、初めて大学生という若年層を対象に相談業務を経験したことで、もっと学生一人ひとりとじっくり対峙できるような仕事も魅力的だなと思うようになっていました。
そんな矢先、健康診断の血液検査で引っかかったことがきっかけで、ドクターストップ。
原因不明だったため、療養しながら検査や治療が必要になり、本当に予期せぬ休職、退職をすることになります。
ちょうど営業としても、2年かけてアプローチしてきた大きな案件が成約した時期だったため、悔しいやらチームメンバーに申し訳ないやら、身体のメンテナンスを怠ってきた情けなさやらこの先の不安やら、ひとつの言葉では表すことができない複雑な感情が交錯しました。
そんな中で上司からいただいた、
「人生すべてがキャリアだ」
ありがたい言葉ですし、さまざまなキャリアを歩む方々と接してきたので頭では分かっています。
けれど、いざ自分が体験すると、「そうは言っても結局それは成功している人だけだ」と内心では反発し、まっすぐ受け取れなかったわけです。(今の私が当時の私に問いかけるならば、あなたの成功とは一体何を指しているの?と聞いてしまうのでしょうが。)
療養期間
自分ととことん向き合った内省の期間です。
トンネルの出口が見えてきたと思ったら、また振り出しに戻るような先が見えない不安や苦しさ、時間が解決してくれる要素がある一方で、長期間変化がないとそれが徐々にコンフォートゾーンになっていく慣れの恐ろしさ、陥りがちな思考のパターン、努力することと無理することの違い、当たり前の日常は当たり前ではないこと。
コミュニケーションでいえば、経験していない人に決めつけられる虚しさ、たった一人でも、ただただ話を聴いてもらえるありがたさ、人が心を閉ざすタイミングと心理、言葉は厳しいけれど行動が優しい人がいるという気づき。
挙げたらキリがないのですが、ここには書けないような感情もぜんぶ含めて、自分自身が味わい尽くして一つずつ時間をかけて消化してきたことで、実際に社会で苦しんだり葛藤したりしているさまざまな状況の方々に心を寄せるアンテナが増えた期間でもあります。
私たちは他者を100%理解することは不可能ですが、相手の立場や気持ちをどこまでも想像することはできます。
この経験をしたことで、それまで対人支援をしていたとはいえ、共感の幅が広がり、客観的に理解しようとするための引き出しが増えたように感じます。
専業主婦の期間
また、履歴書や職務経歴書に書かない期間として、私は専業主婦の期間も経験しています。
主婦(主夫)というのは経歴には書きませんが、こんなにマルチタスクな役割もありません。
必要なスキルも多種多様。しかも無休で無給。
お助けアイテムの電化製品や家事代行サービスがあるとはいえ、多くの人は、フルタイム・時短問わず、何かしら働きながら家事をし、子どもがいる場合は育児もする。
強引にすべてを仕事と捉えるならば、社会の仕事、家の仕事、該当する場合は子どもを育み、親を介護するという大事な仕事の両立。
当時と比較すると、コロナ禍を経てリモートワークが普及し、働き方もずいぶん多様化され、またそれを促進する社会にはなってきましたが、それでもまだ、時間にも心にも余裕がなくなりがちで、常に誰かが疲弊している状態が生まれてしまう現代社会の仕組みや家族の構造を、もしくは現状に対する私たちの解釈の仕方を、どう変えていけば心身ともに楽になるのだろうと、帰宅したら寝るだけの激務の日々には皆無だった、自分にできることについてゆっくり考える時間をつくれたこと自体にも、個人的には意味があったと思います。
上記2つの期間は、職務経歴上は「ブランク期間」にはなりますが、この期間も、いや、この期間こそ、振り返るととても重要な時間となってきます。
その後のキャリア形成に欠かすことのできない、とても重要な「点」なのです。
(その他、転職におけるブランク期間の捉え方・伝え方については、こちらの記事がおすすめです。)
プロジェクト運営
復帰のためのリハビリ期間として、単発の仕事や学生支援の仕事を経て、キャリア支援プログラムの運営の仕事に就きます。
ここでは、障害者手帳を取得している学生も含めて、さまざまな生きづらさを抱えた学生と年単位で向き合って伴走していく仕事を経験することになりますが、営業とカウンセリングの経験、学生対象の就職支援の経験に加え、療養期間に実際に経験して乗り越えてきたことが活かされました。
社会に出るプレッシャーや現状維持を求めてしまう心理、不安との付き合い方、まわりと比較してしまう焦りの気持ち、孤立感、家族とのコミュニケーションにおける悩み。
もちろんすべてを理解できるわけではありませんが、実際に似たような経験をしている部分には深い共感をもてること、そして状況を想像しながら解決策を一緒に考える場面が多々ありました。
さらに、一人ひとりの個性をどのように活かす社会の仕組みや視点が必要なのか、プロジェクトメンバーで議論しては実践して、を繰り返した貴重な期間となります。
Webライター
そして当メディアで、今まで経験してきたことを総合して、自身が社会に発信したいことを忖度なく書かせていただいています。
一つの職業の視点ではなく、営業・カウンセリング・採用代行・療養期間・プロジェクト運営・主婦の目線と働く女性の目線、それぞれの経験で得てきた学びを組み合わせることで、独自の視点で課題を捉えることが可能になり、実体験に基づいた言葉で発信できます。
何かひとつでも経験が欠けていたら、同じ記事は書けません。
そして、どのような言葉や構成にすれば響くのか、誰に何を届けたいのかを明確にし、導線の作り方を他のライターさんの記事からも学び、ときにはChatGPTのアイデアを参考にし、発信する力をここでは鍛えられることになります。(と、信じたい・・)
私の場合は、アプローチは異なっても、新卒から一貫してキャリア支援・対人支援という軸が続いているため、レアな事例かもしれませんが、このようにキャリアの棚卸をしてみても、無駄なことというのは一つもなく、「何もやっていない」期間というのは存在しないことがよく分かります。
療養することも、専業主婦をすることも、介護をすることも、子育てをすることも、めちゃくちゃ重要なキャリアなわけです。
そして、そのキャリアとキャリアが繋がっていくことで、その人にしか組み合わせることのできないオリジナルの人生ができあがっていきます。
特に日本人は謙遜も含めて、「自分には何もない」「何もたいしたことをしてきていない」と捉えがちです。
それは認識していないだけで、目立った成果を上げているかどうかは関係なく、私たちはみな、他者には到底真似できないキャリアをそれぞれ歩んでいるということを知っておいてもよさそうです。
②不貞腐れた仕事が意味をもつ瞬間
次は、ぐっと小さな視点、日々の仕事に置き換えたときの仕事上のリアル・コネクティング・ザ・ドッツです。
これは私のお恥ずかしい過去の経験談ですが、そのままご紹介します。
先述の療養期間中にキャリアコンサルタントの国家資格を取得し、もっと若年層の支援に集中したいという気持ちが強くなったため、仕事復帰は身体のリハビリ期間も兼ねて、大学生の就職活動を支援する時短勤務の仕事を選択しました。
しかし、入社して任されたのは、社外向けの講座ブログ発信・チラシ作成の担当。
前任が異動になり、予想外の展開でした。
当時、皆それぞれ仕事を抱え精一杯、むしろコツコツ地道な発信業務はできればやりたくない、そんな空気が読みとれました。
確かに療養復帰直後、就業時間も限られる立場で、業務量としても適任。
ですが、内心は復帰の焦りも含めて悶々としました。
学生支援の仕事をやりたくて復帰したのではないのか・・・
せっかく資格をとって再スタートと思っていたのに、今私は何をやっているんだろう・・・
しかし、仕事は仕事です。
PowerPointでチラシを作成してシステムにアップ、最初は要領を得ないので、とにかく質より数をこなして、発信の量を増やしていきました。
慣れてくると、より受講者側の立場を想像することで、あまり情報を詰め込みすぎず、配色も最小限に、目に留まりやすいキャッチコピーを考えることが次第に楽しくなっていきます。
徐々にPV数が伸びて、3か月後には全国拠点で2位のPV数、ブログ経由の講座集客も徐々に増えていきました。
軌道に乗ってきたところで、後任に引き継ぎ、私は元々契約していた学生支援の仕事へ。
*
その後、転職した企業では、より学生一人ひとりと長期間じっくり向き合うキャリア支援プログラムの運営を担当することになります。
事業立ち上げ2年目の段階で入社したため、立ち止まって熟考している暇はなく、とにかく走り続けながらアップデートしていくというプロジェクトの充実度で、これからHPを立ち上げ、同時に集客の導線として、講座の情報や伝えたいことをブログで発信していこう、という流れに。
じゃあ、佐々木さんよろしく!
この繁忙の中、ブログの仕事が増えるのかー!
・・・あれ、ブログ?
まさか、こんなところでつながるとは。
前職で最初は不貞腐れた気持ちを抱えた情報発信の仕事を、経験しておいて本当によかったと思えた瞬間でした。
そして、今回は「ワードプレス」なるものを使うのか。
今までは企業独自の専用システムでしたが、なるほど、ワードプレスにログインすれば、誰でもブログが書けてしまうのかと、当時は見よう見まねでアップしては修正を繰り返していました。
そして現在、当メディアのライターとしてご縁をいただいています。
契約がスタートし、しばらくして代表の山極からチャットが。
「ちなみに、佐々木さんはワードプレスを使ったことありますか?」
なんとなんと、少し慣れているものでよかったと安堵したことを覚えています。
そして、各コラムの小見出しを考えることも、過去の下地があったために楽しく進められています。
さて、こんな程度のこと⁈と、本当に小さな小さな取るに足らない事例かもしれないですが、私たちの日常に起こっていることは、まさに、こんな感じの連続です。
ひょんなきっかけで経験したことが、後々その経験があったから、抵抗なく仕事をインプットできたり、土台を活かせたりといった具合に、小さな点がつながる瞬間はたくさんあるのです。
だから、自分の希望していた配属ではなかった、思い描いていた仕事内容とは違って正直戸惑っている、なんで私がこの仕事をしなきゃいけないの?なんでこの役割なんだろう?というモヤッとしたもの、クサクサした気持ちを抱える瞬間があれば、今回のコラムをちょっと思い出してみてください。
もちろん、一つひとつの経験は、自分の好きなことや挑戦したいことであれば最高でしょう。
拒否反応が出るような仕事や環境だったら、それは別問題ですし、必ずしも置かれた場所で仕事をまっとうすることが今の時代に合っているとも思いません。
でも、その経験の多くは、特に一瞬「ゲッ」と構えてしまったことのある仕事ほど、最後に振り返ると、何かしらの形でつながっていて、自分の力になっているはずです。
このように、小説やドラマではなく、リアルな自分のキャリアの中で、伏線がしっかり回収される瞬間が起こります。
ドラマでもそうですが、伏線ってことが、渦中は案外わからないものなのです。
けれど、ポジティブに捉えて精一杯できることをやって自分のものにしてしまえば、結果的に引き出しがどんどん増えていくことになります。
「人生すべてがキャリアだ」
改めて、この言葉をプレゼントしてくれた上司に感謝です。
心理学が示す、点の解釈
さて、ここまで個人的な事例にお付き合いいただきましたが、このようなキャリアにおける予期せぬドット=転機を、心理学ではどのように捉えているのでしょうか。
今回は、20世紀末に登場した「プランドハップンスタンス理論」をご紹介したいと思います。
この理論は、スタンフォード大学で心理学の教授を勤めていた、ジョン・D・クランボルツ氏によって提唱されました。
プランドハップンスタンスとは、「計画された偶発性」という意味で、「個人のキャリアの8割は偶然の出来事によって形成されるため、偶然に対してポジティブに行動する方がキャリアアップにつながるし、偶然の機会を積極的に増やすことが大切だよ」という考え方です。
それまでのキャリア理論では、どちらかというと予めめざすゴールを設定して、それに向けてステップを描いていくという考え方が主流でした。
しかし、終身雇用が当たり前だった時代も終わり、いつ何が起こるか分からない変化の激しい現代においては、自分の計画通りに進まないことも多いため、時代の流れに合った理論として注目されている、比較的新しい考え方です。
不確実なことが多い社会では、より柔軟に、主体的に動いていく必要があります。
思い描いていたキャリアステップでなかったとしても、前向きに挑戦してみようという姿勢や、将来何かにつながるかもしれない点そのものを増やすように行動することで、キャリアの幅が広がる可能性があることを、クランボルツ氏は主張しています。
だから、「計画された偶発性」なんですね。
コネクティング・ザ・ドッツになるかもしれない、ドットの数や種類を増やしていくことも、とても大切だということです。
転職で大切なのは、点と点を「つなげる力」
最後に、今回お伝えした視点は、特に転職の場面で応用することができます。
キャリアの棚卸をはじめとした自己理解、職務経歴書や面接にも活かすことができるからです。
経験は、それぞれ存在するだけではあまり意味がありません。
コネクティング・ザ・ドッツとは、意図せずつながるケースを考えがちですが、より主体的につなげることもできるのです。
そのドット=経験で何を学んだのか、その経験をどう消化して、今の自分にコネクティング=活かされているのか。
その整理と捉え方には、その人の
- ものごとの着眼点
- 気づきの視座
- 学びの成熟度
などが現れます。
その人の個性や価値観、人間性とも結びつくので、人事は採用側の立場として興味深くみているポイントでもあります。
事実、「そこから何を得ましたか?」という質問、選考の中で聞かれたことがある方も多いのではないでしょうか。
面接では、短時間で自分を知ってもらう必要があります。
転職や就活において、キャリアの棚卸や自己分析をする際に、過去の成果やポータブルスキルを羅列していくのではなく、どの経験で何に気づき、振り返るとどのように結びついて今に活かされているかを認識することで、同じ自己PRでも説得力が出ます。
もちろん、すべての事柄をなんでもかんでも理屈っぽく意味付けしよう、ということではありません。
けれど、結局はそれぞれの経験からの「気づき」と「学び」と「実践」の連続なわけです。
ひとつの経験から多くの気づきを得て、それを学びにして次の経験に活かしている人は、柔軟に活躍し続けている印象があります。
この点と点を自分でつなげる力、つなげ方も、とても大事な要素だと感じます。
点と点はつながるし、つなげることもできる。
そのためには、その点が自分で選択したものであれ、予期せぬものであれ、たった今、自分が取り組んでいることに気づきのアンテナを張って、精一杯やることに尽きる。
これが、今回のコラムの結論になりそうです。