実は年末、ヨーロッパを回る旅行に出ておりました。
まずは日本からロンドンへ。
そこから飛行機でドイツに向かい、途中ベルギーでチョコを食べつつ陸路でフランスまで行ったあとはドーバー海峡を電車で越えて、ロンドンに戻る…そんな旅程でした。
そして大事件が、フランスからロンドンに移動する電車で起きました。
事件が発生したのは2023年12月30日。
朝10:12の便に乗るはずでしたが、駅に着くと電光掲示板には「supprimé」の文字。
フランス語は読めないのでgoogle先生に尋ねてみると「キャンセル」の意。
「えっ、どうするの?」
実は次の日、12月31日にはロンドンから日本に帰ることになっていました。
なんとしてでも、この日中にロンドンに戻らなくてはなりません。
駅員さんに話を聞こうと探していると、人がごった返しているエリアがあります。
そしてその中心にいる、ピンクのビブスを付けた人たち。
きっとあの人たちが駅員さんに違いない!そう思って近づくと、やはり多くの人が「子供連れてるんだけど、どうすれば良いの!」「困るじゃないの!」そんな話をしているようです。
順番を待って駅員さんに状況を尋ねることには
・列車はとにかくキャンセルされた
・次の空き便は月曜日(2024/1/1)
・空路か船を使ってもらうしかない
フェリーはどうかと思えば、そもそもフェリー乗り場まで行くのにはとても時間がかかる様子。
航空機もキャンセル待ち状態。
種明かしをすると、運の良さを発揮して無事最後の2枚のチケットを手に入れられたので航空機でロンドンに戻れたのですが、本当に焦りました。
年末にたくさん厄落とししてきた気分です。
夜にロンドンでテレビを見ていて知ったのですが、実はこの電車キャンセル事件、BBCニュースのトップに流れるくらいの大事件だったようでした。
理由はと言えば、大雨によるロンドン内のトンネルの冠水。
確かにニュース画像では、とても電車が通れないような量の水にあふれた線路が映し出されていました。
結局12月30日のイギリス発着の電車はすべてキャンセルされ、3万人に影響が出たようです。
…それにしても!!
「電車が出ません」までは良いとします。仕方がありません。
「返金します。」それもありがたく受け取ります。
ですが、「あとは自力で頑張って!」とはどういうことなのでしょうか。
せめて航空会社と連携して増便とかしてくれたらいいのに…。
つい、そんな風に思ってしまいました。
ところで、代替手段があることはどんな場面でも重要だなあと感じました。
というのも、この事件当時の最終手段は「フランスから日本に帰る」だったからです。
電車がダメなら船。
船もダメなら、飛行機を探す。
それもダメなら、旅程を変える。
今回は最終手段まで行かずに飛行機を予約できたので事なきを得ましたが、代替手段が多いに越したことはありません。
例えば企業に蓄積されている購買データの分析を考えます。
最初は一番シンプルな基礎統計量を見て。
そこから、Item2Vecのような深層学習モデルを使うべきか。
もしくは、行列計算を用いた分析手法のように、表現能力は低いけれど解釈しやすい手法を使うか。
はたまた、データを一度変換して、Transformerのような、より新しい深層学習に入れるか。
様々な手法が考えられます。
知っていて(検討した結果)使わないのと、知らなかったことは大違いであることを思えば、幅広く代替手段を持つことのメリットを感じました。
P.S.
フランスにいる時間が長くなったことのメリットとして、前日の夜に食べた美味しいレストランにもう一度行けたことがあります。
気さくで楽しいスタッフさんたちと美味しいご飯が最高でした。
このお店を教えてくれたのもGoogle先生です。
レストランでもたくさんの代替案を出してくれる…。
さすが、先生です!
P.P.S.
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https://48auto.biz/keieijinji/touroku/sp/scenario13.htm
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