【転職を成功させるコツ】応募書類を作る前に読むべきオススメの1冊をご紹介
あなたの転職活動を成功させるために必要なものとは・・・?輝かしい実績よりも「言葉にして相手に伝える」ことの重要性を解説します。
Contents
応募書類が書けない・・・から抜け出すコツ
あなたは転職活動に対してこんな悩みを持っていませんか?
- 転職すると決めたけれど、何から始めていいかわからない
- 応募書類に書くことができる実績やスキルがないから、自信をなくしている
- 志望動機や職務経歴書など文章を書くことに苦手意識がある
- いろんな職種や待遇に目移りしてしまい、どれが本当に自分に合っているのか、よく分からない
- やっぱり転職を成功させるのは一部のエリートだけなのでは・・・と諦めかけている
そんなあなたへ本記事をお届けします。
もし、あなたが「魅力的な応募書類を書きたいけど、自分には何も特徴がない」と履歴書や職務経歴書の作成に苦戦しているのなら・・・
まず、あなた自身の過去や経験を、この記事が紹介する本を読みながら洗い出してみませんか?
今回ご紹介する「言葉にできる」は武器になるという本は、頭の中のモヤモヤをアウトプットし、「武器にする」方法が書かれています。
転職活動で一番大切なことは「経験を言葉で伝えること」です。
そこには輝かしい実績や経験は、必ずしも必要ではありません。
あなたが社会人なら、今までの経験の中に必ずあなたにしかない強みがあるはずです。
そんなあなたにしか書くことが出来ない応募書類を完成させるために必要なのが、自分の中にある言葉を育てるプロセスです。
自分自身と向き合い、あなたの熱い気持ちを応募書類に載せることができたら、魅力的な書類が完成すると思いませんか?
「言葉にできる」は武器になる。を書いた人はどんな人?
今回ご紹介する「言葉にできる」は武器になるとは、株式会社電通コピーライター、コンセプターである梅田悟司さんが書かれた書籍です。
直近のコピーライティングに、ジョージア『世界は誰かの仕事でできている。』『この国を、支えるひとを支えたい。』があり、TBS日曜劇場『99.9‐刑事専門弁護士‐』では、コミュニケーション・ディレクターとして番組宣伝を担当されました。
カンヌ広告賞、レッドドット賞、グッドデザイン賞、観光庁長官表彰など国内外30以上の賞を受け、CM総合研究所が選ぶコピーライターランキングトップ10に、2014年、2015年と連続で選出されました。
まさに「人の心を動かすための言葉を選ぶ、 プロ中のプロ」です。
【オススメ理由1】テンプレート感がない応募書類を書けるようになる
転職活動では、あなたが
- どんな経験をしてきて
- 失敗から、何を学んで
- 何を大切に考えて、働いているのか
などを必ず聞かれます。
つまり、「あなたは何者?」を知りたいのです。
ここでは、「突出した数字での実績や、経験」は必ず必要なわけではありません。(あるに越したことはありませんが、全くないといって悲観する必要もありません)
- 日常業務で気をつけていること
- 仕事を頼む時に心がけていること
- 社内や取引先の会社に喜ばれたこと
- ぶつかった壁や、それを乗り越えたことで得たこと
これらを、しっかりと言語化して書類に書き込む必要があります。
応募者A とりあえず、前の会社でも頑張ってたんで、御社でも頑張れますから!!
応募者B こんな経験をして、こんな壁にぶつかったけど、こんな対策をして乗り越えました。このことから、こんなことを学びました。
どちらの応募者が魅力的かは、明らかですよね。
そして、選考書類を受け取る企業側も、日々の日常業務にプラスして応募者の選考をしています。
忙しい中、1日に何通も来る応募書類の中身が
- テンプレート感が満載
- 応募者の気持ちが書いていないため、何者かが推測できない
- 誤字脱字があり、仕事に対する姿勢に不安が残る書類
このような残念な書類は、読むのもしんどいものです。
たとえ、中身が輝かしい実績で埋められていても、次の選考ステップへ進んでもらうかを躊躇してしまいます。
忙しい採用担当者が「お?」と目を止める書類を作るために必要なものは・・・
自分の気持ちや意見を言葉にし、相手にこちらの意図したものを正しく伝えることなのです。
そして、それはテンプレートではなくあなた自身の内から溢れ出る気持ちでなければなりません。
そのために大切なのが、本書の中にある「自分の意見を育てる」プロセスです。
このプロセスを踏むことで、テンプレート感が無いあなたの気持ちが乗った、応募書類を書くことができるようになります。
あなたも自分の内部から湧き出る気持ちを書類に乗せた、熱い思いを届けることで転職活動を成功させてみませんか?
【オススメ理由2】実績を相手に伝わる言葉に変換するコツがわかる
あなたは「頭の中では、話すイメージトレーニングが完璧だったのに、いざ声を出して話そうとすると、 しどろもどろになってしまった…」という経験はありませんか?
これについて
言葉にできないということは「言葉にできるほどには、考えられていない」ということと同じである。
と著者はおっしゃっています。
つまり、いくらあなたの頭の中で完璧に仕上がっていても、書類に書いたり、話したりして言葉にして伝えることができなければ、相手には何も伝わらないのです。
書類選考を突破するためにも、面接でも、あなたは頭の中で考えるだけでなく、言葉で相手に伝える必要があります。
応募書類には、初対面の相手に自分の思いや経験を、過不足なく伝えるために言葉で表現することが必須なのです。
転職活動を考える人のほとんどは
- 成功するノウハウ
- 魅力的な応募書類に見えるテンプレート
- 積極的に転職活動を応援してくれるエージェント
を必死で探しています。
しかし、それ以前に「あなたは何者?」を自分の言葉で表現する土台がなければ、最大限の効果は見込めません。
まずは「言葉にできる」という武器を手に入れてからでも遅くはないはずです。
これからの転職活動の軸がぶれずに進むためにも、まずは自分の意見にフォーカスをしてみることをおすすめします。
【オススメ理由3】あなたの熱い思いを言語化できるようになる
あなたは、現状に「なにかしらの不満」や「環境を変えたい強い動機」があったからこそ、「転職」という言葉が頭をよぎったはず。
その「思い」を正しく相手に伝えるためには自分の心と真摯に向き合い、あなたの心から湧き出る気持ちと向き合う必要があります。
あなたは自分自身の心と向き合った時間だけ、伝えたいことが生まれます。
そのため、あなたが書いた書類にも気持ちが乗り、思いが滲み出るものが完成するはずです。
採用側もプロですから、書類を読んだだけでも
「ものすごく目立つ実績があるわけではないけど、熱意が伝わる書類だな」
と、文字からでもあなたの気持ちを受け取ることができます。
あなたの心に煮えたぎる「熱い思い」を伝えるためにも、しっかりと自分自身と向き合うことを推奨しているのが、 「言葉にできる」は武器になるという1冊なのです。
【オススメ理由4】時間捻出のため、「人が動く」空気の作り方が分かる
転職活動は、応募書類を作ったり、企業研究をしたりと何かと時間がかかります。
その時間を捻出するためには、いかに効率的に仕事を進め、定時に帰るかがカギ。
そのためには、より効率的に仕事をこなしたり、部下や同僚に仕事をスムーズに進めてもらう必要があります。
しかし今までのあなたは、何人もの部下やチームメイトを束ねる時、
- 何度も指示しているのに動いてくれない
- 指示したことしか、やってくれない
- 言葉にすることが苦手なので、スムーズに指示が通らない
という場面にあったことがあるのではないでしょうか?
まだ人を束ねる立場にない人も、年齢を重ねるごとにこのような場面には必ず遭遇するでしょう。
その時が来たら、胸に刻んで欲しい言葉があります。
「人を動かすことはできない。人が動きたくなるようにしたり、自ら進んで動いてしまう空気を作ったりすることしかできない」
ということです。
無理やり動かすのではなく、動きたくなる「空気」を作る。
少しでも「人が動きたいと思わせる言葉」を磨くことができれば、あなたの仕事の進み方はスムーズになり、今までより格段に仕事が早く片付くかもしれません。
人は誰しも、他人の行動や思考を変えることはできません。
「自分自身の行動」を変え「空気」を変えることしか出来ないのです。
このスキルを身につけ、円滑なコミュニケーションを取ることにより、あなたの今までの仕事の進み具合は全く変わってくるでしょう。
あなたの仕事がスムーズに進めることが出来たら、捻出できた時間を、思う存分転職活動に使ってください。
【オススメ理由5】自分が本当に欲しい未来がわかる
現代社会はインターネットの普及により、他人との比較は避けては通れません。
あなたも買い物をするとき、類似商品の価格やレビュー・使い勝手などさまざまなことを比較し、よりお得により快適な商品を買うことが当たり前になっていませんか?
しかし「成功」というあなたの価値観で決まることこそ、他人と比較するものではなく自分自身が心から納得するものを目標にし、転職活動をして欲しいです。
- 1週間に何時間働くことが理想なのか
- 収入はどのくらい欲しいのか
- プライベートの時間はどのくらい確保したいのか
- どのようなスキルを身につけたいのか
- どこで、どんな人と働きたいのか
「あなただけの成功」を自分自身の価値観で決めることで、自分を見失わず転職活動を進めることができるようになります。
また、他人と比較することがなくなり自分の気持ちにフォーカスするため、
- 劣等感
- 嫉妬
- 羨望
が少なくなり、毎日の幸福度が格段とアップするでしょう。
あなたの幸せは他人との比較で生まれた優劣で決まるものではなく、あなた自身が決めることなのです。
確かにモチベーションの維持ということで「羨ましい」「悔しい」といった気持ちは、とても大事かもしれません。
そんな気持ちは、あなたを突き動かす原動力にはふさわしいのですが、「自分には無理だ・・・」と自己肯定感を低くしてしまう原因になってしまっては、転職活動もうまくはいきません。
自分の気持ちにフォーカスすることができれば、他人の成功が羨ましいと思う前に「活きている教材」として、自分自身の転職活動に対して積極的に取り入れることが出来るようになります。
そうすれば、他人の成功が最新の教科書に見えてくるので、あなたはその教科書を使って学ぶだけ。
ブレない軸を決めるためにも、情報を取捨選択して、より自分に合った情報を手に入れるためにも、まずは自分自身の価値観を見つめ直す時間を作りませんか?
転職活動に限らず、今後の人生どう生きていきたいのかなど、壮大な目的や理想を描くときもこの1冊はあなたの役に立つことでしょう。
応募書類に必要なのは、「あなたの言葉で書かれた、あなたの歴史」
今回ご紹介した「言葉にできる」は武器になる。という書籍はコピーライターという「言葉のプロ」が書いたものです。
残念ながら、転職活動を成功させるノウハウは書かれていません。
しかし、転職活動をするために必要な、あなた自身を魅力的に伝えるための、「言葉」を磨くことができる1冊です。
また言葉を磨くことで、今後、仕事進める上でも
- ビジネスメール
- 企画書・提案書の言葉の選び方
- 日常業務で使うメッセージのやり取りでの円滑なコミュニケーション
などに活かされ、さまざまな場面であなたを助けてくれることでしょう。
また、「言葉にできる」ことで、日常業務でも自分の気持ちを過不足なく相手に伝えることができるようになります。
もし今まで、
- 言った・言わないの水掛け論
- 「そんなつもりで言ったんじゃないのに」という、自分の意図しないことが伝わる現象
などで、あなたが少しでもストレスを感じていたら・・・
それはあなたから発信される、相手へ伝える言葉に不足があったのかもしれません。
自分が思った通りの気持ちを、スムーズに伝えることができるようになることで、ストレス軽減にも繋がります。
多くの企業が採用試験の第一関門に設定しているのが書類選考です。
テクニックを拾い集めるより、まずは自分と向きあい「内なる心の言葉」を育ててみませんか?
内なる心の言葉を育てれば、おのずとあなたの経験から生まれるオリジナルの文章が出来上がります。
「言葉にできる」という武器を手に入れ、魅力的な履歴書、職務経歴書を作り上げることで、素敵な転職活動となることを、影ながら応援しています。