chatGPTマスターを目指して vol.9 突然出会った強い敵

せっかくGPTsで検証をするならば自分が欲しい機能を作ろう!人のニーズはある程度似るもので、作ろうと思ったものは既に存在していました。。

宿屋で休みつつ、考えていたchatGPTマスターへの道。

https://blog.people-resource.jp/newsletter_chatgpt_vol7/

GPTsに自分が特に伝えたい事前知識を与えるために使うGPTs-Knowledgeを使いこなせれば、さらにchatGPTマスターへ近づけるはず。

ということで、そもそもGPTs-Knowledgeを与えるにふさわしいGPTsを作るところから始めることにしました。

 

どのようなものがふさわしいかと言えば、完全に主観ではありますが、専門知識があることで、より高性能になると期待できるGPTsが挙げられます。

というのも、chatGPTは基本的に一般的な文章から自然言語をモデル化しているため、例えば特定の領域に関する詳しい知識は持ち合わせていませんし、最新の知識も持ち合わせていないからです。

加えて、自分に本当に役に立つGPTsであることも重要です。

もちろん、GPTs-Knowledgeを使うだけであれば、どんなGPTsにも有効であるとは思います。

ですが何よりも、自分のモチベーションが維持できないことを、実は先日学んでしまいました。

 

GPTs-Knowledgeを与えるということはつまり、詳細までサービスを詰めなければいけない、ということになります。

適当に作って、情報を与えたとしても、与えた情報が本当に活用されているかどうかを確認することはできません。

きちんと要件を考え、GPTs-Knowledgeが役に立つだろう場面を想定し。

そして自分の指示を余すことなくGPTsに伝えてこそ、検証が可能になります。

ということは、高性能なGPTsをはじめに作ることが必要になるのですが、これが厄介でした。

なぜならば、あまりに適当に作ろうとすると、私のやる気ゲージはすぐに0になってしまうのです。

悲しいことに、10分ほどで放り投げてしまいました。

モチベーションがわかない仕事ほど、つらいものはないのだと学びました。。

 

そのような挫折を経て、私は学習しました。

「本当に自分が必要としているGPTsを作ればよいのでは?」

果たしてその作戦は大成功ではあったのですが、一つ、誤算がありました。

それは、すでに類似のサービスが存在していること。

収益化等を目指すわけではなく、あくまで自分の検証と、加えて自分の生活をちょっと便利にできれば、と思って作成していたのですが、問題はGPTsの名前を決める、最初の段階で起こりました。

chatGPTが提案してくれたとある名前のGPTsが、すでに存在していたのです。

実はその名前、何度もchatGPTとやり取りを重ねて「良いかも!」と思えた名前でした。

ですが、本当に残念なのですが、その素敵な名前は既に使われており、泣く泣く他の名前を探すことにしました。

もちろん、新しい名前も素敵だったので問題はないのですが。

 

今回はあくまで、私が要求した機能に類似したGPTsが既に存在し、そしてその名前が重複してしまっただけでしたが、chatGPTの無料版を使う場合には、情報がリークしてしまう可能性があることに留意する必要があります。

どういうことかと言いますと、基本的に入力された文章も学習対象としているchatGPTには、私たちが入力した文章も学習データとして使われているのです。

学習しているということは、その文章をアウトプットすることも可能、というわけです。

(有料版を使っている場合には、その恐れはないと認識しています。)

自分が論文を書いて、英語にしたいとき。

もしchatGPTに入れて、英語訳を得ていたとしたら、その研究のアイディアがchatGPTに学習されてしまっている、ということになります。

万が一その文章が、他の人へのアウトプットとして出力されてしまったら…。

せっかくの研究が台無しになってしまうかもしれません。

便利なツールではありますが、リスクも含めて把握しておくことが重要なのかもしれません。

 

 

P.S.

きちんと練られた、求人票が作れちゃうGPTs。

こちらの動画でご紹介しています。

【採用担当者向け ChatGPTで求人票を書く方法】

https://youtu.be/S2kFt8qT6rw

 

 

Who is writing

大学にてデータサイエンスを学ぶ傍ら、多くの人にデータ分析の面白さを伝えたいと日々奮闘中。