chatGPTマスターを目指してvol.42 大バズりの最新機能!

人間との対話によって、より詳細なリサーチを可能とするDeep Researchがにわかに大バズりを見せています。

  

2025年2月3日にOpenAI社が発表したchatGPTの新機能が今、データサイエンス界で大バズりを見せています。

大注目のサービス名は、Deep Research。

同名のサービスがすでにGoogle社のGeminiでも登場していますが、今回はあくまでOpenAI社のサービスについてご紹介させていただければと思います。

 

OpenAI社の公式リリースはこちら。

https://openai.com/index/introducing-deep-research/

(実は悲しいことに、私が所有している有料版アカウントですとまだ実際に試せていないため、プレスリリースや実際に使ってみた、という方々の実例を元にご紹介できればと思います。)

 

これまでchatGPTをはじめとした公開されている自然言語処理AIサービスの限界のひとつに、深く考えることをしない、という問題点がありました。

言われたことを実行するのはもちろんお手の物なのですが、例えば情報が足りないとかいう場合にも、人間から見ればある意味「適当な」回答を返してしまう、という問題もありました。

プロンプトを工夫する必要がある、というのも、恐らくこの特徴に依存するのではないかと思います。

一方であくまで研究ベースでは、生成AI自身が自分の回答を何度も確認したり、あるいは繰り返し人間とのコミュニケーションを行うことで、精度が向上する可能性があることが指摘されていました。

そして今回のDeep Researchでは、そのような「確認作業」が入るようになったようなのです。

 

例えば何かについて調べてほしいとき。

これまでであれば、最初に入力されたスクリプトに従って検索を開始していました。

それがDeep Researchを使っていると、利用者に追加質問が来るようになります。

それに答えていくと、これまでとは比べ物にならない精度での回答が返ってくる、という仕様の様です。

(ちなみに回答の分量もかなり多いようで、きちんと読み込む…という作業が必須となるようです。)

 

実はこのような「確認が必要な事項を列挙する」といった構造化するスキルが自然言語AIには不足している…という論文を読んだのがほんの数か月前でした。

それが早くも解消され、そしてサービスとして実装されたということになります。

本当に恐ろしいスピード感です。

 

また、このDeepResearchのバズりは一部コンサルティング業界等、データサイエンティストを超えた領域へも進出しているようで、ビジネスの側面からも様々な活用例や意見が示されているようです。

曰く、人間には決して真似できないスピードでリサーチが完了する。

AIをうまく使いこなす人間と、使わない人間の差が開いていく。

 

どんな職業であれ、もはやAIに一切頼らないで仕事をするというのは、ほとんど困難であるのかもしれません。

新しい技術が開発されたとき、それらをまずは触ってみる、という好奇心がこれからのビジネスにおいて、これまで以上に重要になってくるのかもしれません。

Deep Researchが使えるようになる日が待ち遠しいです。

 

P.S.

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大学にてデータサイエンスを学ぶ傍ら、多くの人にデータ分析の面白さを伝えたいと日々奮闘中。