chatGPTマスターを目指して vol.18 chatGPTにできてmyGPTsにできないもの

まさか、chatGPTにできて、myGPTsにできないことがあるとは思いませんでした。「思い込み」はAIとの意思疎通も邪魔するようです

  

自分の研究を進めるためのお手伝いmyGPTsを作ろうと奮闘していたある日。

奇妙な現象に出くわしました。

chatGPT、すなわち普通のチャットならば問題なくできるはずなのに。

myGPTsで同じようなことをしようとしても、まったくできない。

同じ指示文を使っても。

なんなら、myGPTsを記述する方が細かく書いたとしても。

理由はわかりませんが、myGPTsはいうことを聞いてくれませんでした。

 

何をしたかったかと言いますと、複数画像の生成です。

chatGPT画伯は私が書くよりも数倍良いものを数十分の一の時間で書いてくれます。

たくさんの画像が欲しかった私にとって、chatGPTの利用は自然なことでした。

もちろん、普通に「絵を書いて」とお願いすることもできますが、基本的には1枚しか生成してくれませんので、なんども「お願い」と書く必要があります。

仮に自分だけのchatGPTが作れるというmyGPTsで、画像生成に特化したGPTを作れたのなら。

きっと効率よく作業できるに違いありません。

…そのはずでした。

 

蓋を開けてみると、冒頭の通り、通常のchatGPTで「画像を複数枚生成して」とお願いすれば生成してくれるにもかかわらず、GPTで同様の文章を入力しても、いっこうに1枚しか生成してくれませんでした。

しかも、1枚しか出力してくれていないにもかかわらず「10枚生成しました」のように嘘をついたりしており、ユーザ体験としてはあまり良いものではありません。

正直、かなりイラっとしました。

myGPTsは(少なくとも私の認識では)、事前にやってほしいことをお願いして、特定の領域に特化したchatGPTのアプリ版を作れる仕組みなはずです。

それなのに、chatGPTにできることができないとはどういうことなのでしょうか。

ちなみに、他の方の作成したmyGPTsには、複数画像の生成が可能なものもありました。

なぜ、私の依頼は聞いてくれなかったのか、さっぱり訳が分かりません。

 

このような問題に直面すると、原因を知りたくなってしまうのが人の性。

今回も原因を探ろうと論文を探してみたは良いのですが、myGPTsの論理的な仕組みについて公開された論文がほとんどなく、残念ながら理由を知ることは叶いませんでした。

理由がわからないなんて、まるで人間のような挙動です。

 

myGPTsの方が良いものである、と思い込んでいたのですが、ひょっとすると誤解だったのかもしれません。

思い込みは人とのコミュニケーションだけでなく、AIとのコミュニケーションにも悪影響だったのかもしれません。

 

 

P.S.

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大学にてデータサイエンスを学ぶ傍ら、多くの人にデータ分析の面白さを伝えたいと日々奮闘中。