「そのアイス、めっちゃ小さくなったよね」
研究室で後輩が食べていた、ロッテのクーリッシュを見て、ふと思い出した記憶があります。
楽しくゴルフをした帰り道。
暑い日だったこともあり、立ち寄ったコンビニでアイスを食べることにしました。
何かさっぱりするものが食べたい。
ガリガリ君も美味しいよね。
でも、もう少しガッツリ食べた感じがあるものが良い。
うーん…。
そうしてアイスのケースの周りを探した私の目に入ったのは、クーリッシュ。
小学生の頃、暑い夏の帰り道、親と一緒に食べたことを思い出します。
「こんなに小さかった!?」
手に取って思わず声を上げてしまいました。
美味しく頂いたので問題ないのですが、記憶の中の大きさとのあまりの乖離にびっくりしてしまいました。
そんなこんなで後輩に伝えてしまった「そのアイス、小さくなったよね」。
ただ、悲しいことにクーリッシュの発売日は2003年。
大学の後輩たちはまだ2歳くらい。
当然、クーリッシュの発売当初など知らないようでした。
「それ、山極さんが大きくなっただけじゃないんですか?」
…さもありなん。
後輩に言われた言葉が、ふと突き刺さります。
実は、実際のところ、後輩の言葉が正しく、私の記憶が間違ってることが明らかになりました。
というのも、内容量は発売当初からずっと140mlで変化していなかったのです。
小さくなったと思っていたのに…。
濡れ衣を着せたクーリッシュさまには、大変申し訳ございませんでした。
ところで、自分が変わったことで見え方が変わることはたくさんあります。
例えば購買履歴データの分析を行っているとき。
顧客の視点から分析すると、同時に購買されやすい商品が分かり。
商品の観点から分析すると、類似した嗜好を持つだろう顧客が分かり。
ほかにも、着目する特徴量を変えれば、次の購買までの間隔といった時系列のような情報が見えてくることもあります。
数年前には最先端で複雑だと言われていたモデルも、現在ではそれをはるかに超える新しい巨大なモデルの出現と、計算機の発展によって、基本的なお手軽モデルになったものもあります。
自分の見方が見え方にどんな影響を与えているのか。
常に気を付けたいものです。
P.S.
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