【ChatGPT活用法】ブログ・SNSの運用編

この記事ではブログやSNSのアイディア出し、ドラフト作成、SEO対策にChatGPTを活用する方法をご紹介します。

この記事ではブログやソーシャルネットワーク(SNS)のアイディア出し、ドラフト作成、SEO対策(Search Engine Optimization: 検索結果の表示で、記事を上位に表示させるための方法)にChatGPTを活用する方法をご紹介します。

ブログやSNSは企業にとって、お客様と直にコミュニケーションを取れるビジネスツールになりました。

ChatGPTを活用して、コンテンツを効率よく作成し、多くの方にコンテンツを楽しんでもらいましょう。

2つ注意事項がありますので、最初にお伝えします。

ChatGPTが出力する情報には正しくないものが含まれる可能性があります。

必ず内容の確認をしてください。

また、SEO対策の専門ツールをお持ちの方は、そちらのツールをメインで使用し、ChatGPTは補助的にお使いいただくことをおすすめします。

専門ツールの方が最新のSEOトレンドに強いためです。

それでは、早速見ていきましょう。

ブログ

SNSの先輩、ブログから始めます。

まずはブログの特性からどのような記事を発信すべきかChatGPTに確認したところ、

ブログは詳細な情報を提供し、読者がじっくりと読み込むことができるメディアです。

そのため、以下のような情報を提供することが有効です:

  • 業界の最新トピックやテクノロジートレンドの解説
  • 専門知識や技術的な情報の詳細な解説
  • インタビューやケーススタディなどの事例紹介
  • 長めのコンテンツやハウツー記事

ブログ記事では、読者に価値のある情報を提供することに重点を置き、深堀りした内容を提供することが求められます。

とのことでした。

続けて、どれくらいの長さの記事が読みやすいのか聞いたところ、500~1500語とのことでした。

次にテーマを決めましょう。

前回の記事に引き続き、架空のIT企業フューチャーブリリアント社のブログやSNSにChatGPTを活用するという想定です。


1番と4番を合体させたテーマで、タイトルの候補を作ってもらいます。

1番のタイトルで記事を作成することにします。

次に構成案を出してもらいましょう。

構成がリード+見出し5つ+まとめになっていますので、1見出しにつき、200~300単語でドラフト記事を書いてもらいます。

トーンが固くて具体例がなく、説明文のようです。トーンの修正をしましょう。

手直しは必要ですが、表現は指示どおり、柔らかくなりました。

記事のドラフトができたら、次にSEO(最適化とも言います)に取り組みます。

ブログ記事のSEO対策にはどのようなものがあるのか、ChatGPTに聞いてみると…

1. タイトルの最適化

2. ヘッダータグの最適化

3. URLの最適化

4. キーワードの配置

5. メタディスクリプションの最適化

6. 内部リンクの追加

7. 外部リンクの追加

8. 視覚的要素の最適化

9. 読みやすさの確保

10. ソーシャルシェアボタンの追加

計10個の対応策をあげてくれました。

このうち、ChatGPTに実行が可能なものを聞きました。

それでは、4.キーワードの配置と9.読みやすさの確保の対策をChatGPTに実行してもらいましょう。

キーワードは「デジタルトランスフォーメーション」とします。

ちなみに通常、SEO対策として、キーワードは事前に決定してから、記事を執筆するのが一般的です。ここでは記事の特性上、記事のサンプル作成後にキーワードを決めたことをお断りしておきます。

ChatGPTから出力された記事を読んでみると、同じような内容の文章や単語が重複していたり、キーワードの「デジタルトランスフォーメーション」が多用されすぎたり、表現が冗長だったりして、少し不自然でした。

筆者がさっと手直ししたものをコピペして、改善点をChatGPTに聞いてみます。

しかし、実際にChatGPTから出力されたものを、筆者の使用しているSEO対策ツールにかけてみると、

1. 見出しにキーワードを使いすぎ

2. 転換語が少ない

3. 1文が長い

といった指摘があました。

転換語と1文の長さの調整を修正するようにChatGPTにお願いしたところ、転換語を増やすと、1文が長くなってしまうようでした。

また、逆に1文を短くしてほしいとお願いすると、転換語の方はうまく加えることができませんでした。

2と3のどちらかをChatGPTにお願いし、どちらかは自分の手で修正するのが早いでしょう。

さらに、ChatGPTにメタディスクリプションの作成もお願いしてみました。

SEOツールをお使いの方はこのような使用方法もいかがでしょうか。

ツールをお持ちでない方も、ChatGPTを利用することにより、SEO対策がある程度は可能です。

もちろん、SEOツールとChatGPTを併用すれば、さらに効率的かつ効果的にSEO対策を施すことができます。

Twitter

Twitterで発信する情報について、ChatGPTからは

Twitterは短いメッセージやリンクをシンプルに共有するためのプラットフォームです。

情報を短く要約し、興味を引くようなコンテンツを発信することが重要です。以下のような情報を提供することが効果的です:

  • 最新ニュースやトレンドへのリアルタイムな反応
  • ハイライトや重要なポイントを要約した記事のリンク
  • 企業文化やイベントの告知
  • 短いティップスやクイックアドバイス

Twitterでは、短い文言で簡潔に情報を伝えることが求められます。

ハッシュタグの活用やリツイートなど、ユーザーとの対話を促すことも重要です。

とのことでした。

ツイートを多くの方に見てもらうために、どのような工夫が必要なのか、聞いてみましょう。

上記を考慮しながら、ツイート作成を進めていきます。

次にツイートする内容について、アイディアを出してもらいましょう。

ここでは、6番の案をサンプルとして進めます。

実際にツイートのサンプルを作成してもらいました。

多くの人の目に留まるように、ツイートも最適化できるのか聞いてみます。

それでは、早速、先ほどのサンプルツイートも最適化してもらいましょう。

絵文字を追加してくれました。

さらに、各ツイートには、どのような画像を添付するのが効果的かも聞いてみました。

画像の選択にもChatGPTをご活用ください。

Instagram

ChatGPTによると、

Instagramは視覚的なコンテンツを中心に発信するプラットフォームであり、ビジュアルの魅力やストーリーテリングが重要です。

以下のような情報を提供することが効果的です:

  • 高品質な写真やビデオコンテンツ
  • 製品やサービスの魅力的なイメージや使用シーン
  • ストーリー形式での裏側のエピソードや日常の風景
  • インフルエンサーコラボやユーザーの投稿の共有

Instagramでは、魅力的なビジュアルコンテンツを通じてストーリーテリングを行い、読者の目を引くことが重要です。

ハッシュタグの活用やストーリーズ機能を使って、ユーザーとのエンゲージメントを高めることも有効です。

とのことでした。

それでは、早速、ChatGPTに発案してもらいましょう。

2番のビハインド・ザ・シーンズについてさらに聞いてみました。

具体案をあげてくれました。

また、Instagramはビジュアルの訴求力に強いプラットフォームですので、画像の選択が何より大切です。

どのような画像がいいのか、アドバイスをもらってみましょう。

  • それぞれのカテゴリーに合わせた鮮やかで興味を引く画像を選ぶことで、フォロワーに対して視覚的なインパクトを与えることができます。
  • 写真やグラフィックはフューチャーブリリアント社のメッセージやビジョンを補完するものとして、情報をより魅力的に伝える役割を果たします。
  • 適切な画像を選ぶ際には、明るい色合いやクリアなコンポジション、関連性の高い要素などに注意してください。

さらに多くのフォロワーの目に留まるよう、投稿の最適化はできるのか聞いたところ、キャプション作成やハッシュタグの選定ができるとのことでした。

Facebook

Facebookは

親しみやすいコンテンツを共有し、ユーザーとのコミュニケーションを図るのに適しています。

以下のような情報を提供することが有効です:

  • 企業のカルチャーや社内イベントの写真やビデオ
  • 身近な情報や裏話、スタッフ紹介
  • ユーザーとのクイズや投票、参加型コンテンツ
  • 質問への回答やコメントへの返信

Facebookでは、コンテンツのシェアやユーザーとの対話が重要です。

親しみやすさやコミュニティの醸成に努め、読者との関係性を築くことが求められます。

これを考慮しながら、早速コンテンツを作成していきましょう。

10番のタイトルで構成案を作ってもらいましょう。

記事の長さはどれくらいがちょうどいいのか、ChatGPTに聞いたところ、300文字、多くても500文字、との回答でした。

この構成案に沿って、300文字程度のドラフトを書いてもらいます。

しかし、少し表現が硬かったので、カジュアルなトーンに直してもらったところ…

表現が砕けすぎてしまったようです。

新聞記事風に書き直してもらいました。

このようにChatGPTは指示されたトーンに書き換えることが可能です。

その際には「語尾を『だ、である』にしてください」や「以下の参考記事と同じようなトーンにしてください」など、具体的な指示をするのがおすすめです。

上記のように「新聞記事風」とスタイルを指定するのもChatGPTには理解しやすいと思われます。

特定の作家風に書き換えることもできますので、SNS上での演出として使ってみるのは面白いかもしれません。

Facebookの記事も最適化ができるか確認しました。

それでは、新聞記事風を最適化してみましょう。

最適化にはどのような対策を施したのか、確認しました。

You Tube

次にYou Tubeの台本のドラフト作成にChatGPTを活用する方法を紹介します。

まず、企業がチャンネルを持つ場合、どのような情報を発信したらいいのか聞いてみました。

さらに、多くの人に見ていただくのに気を付けるべきポイントを確認しました(画像は一部)。

これらを考慮して、コンテンツの作成を進めていきましょう。

You Tubeのシナリオはどのように作成されるのか、手順を確認しました。

手順がわかったので、発信する情報について、アイディアを聞いてみます。

3番のテクノロジートレンド予測について台本のドラフトを作成してみましょう。

ChatGPTをはじめとした大規模言語モデルを使ったAIのトレンド予測について動画を作る想定です。

先ほど確認した、手順に沿って、シナリオを作成します。

プロンプトを入力し、手順をコピペしました(画像は一部)。

シナリオ構成案が出てきました。

サンプルとして台本(スクリプト)を作成してもらいましょう。

ここでは1000文字という制約を設け、トーンも指定して、指示を出しました。

この台本に対して、ステップバイステップで最適化をしてもらいます。

プロンプトを打つと、まずは手順を示してくれました(画像は手順の一部)。

それでは、実際にサンプルの台本に対して、最適化を実行してもらいます。

ChatGPTに確認したところ、最適化に施した対策は以下のとおりでした。

  • タイトル最適化: 「最新のAIトレンド」や「注目すべき技術」に焦点を当てたタイトルを作成しました。
  • 自然なキーワードの使用: スクリプト内で自然にキーワードを使用しました。強引なキーワードの詰め込みや過剰な使用は避け、読みやすく自然な文章を作成しました。
  • ダイアログの最適化: スクリプト内のダイアログには、関連するキーワードを適切に組み込みました。自然な形でキーワードを使用し、ビデオの内容を明確に伝えることができるようにしました。
  • メタデータの最適化: ビデオのメタデータ(タイトル、説明、タグなど)にキーワードを適切に配置しました。

また台本以外の部分にも最適化を実行することができます。

あらかじめ特定のキーワードが設定してあれば、ChatGPTに伝えたうえで、最適化をしてもらうことも可能です。

まとめ

このようにブログやSNSの運用にもChatGPTを活用することができます。

全てをChatGPTに任せるのは、現時点では難しいですが、出力結果を参考にして効率的かつ効果的な発信をすることは可能です。

ChatGPTを上手く活用して、未来のお客様とのつながりをたくさん作りましょう。

Who is writing

米国カリフォルニア州ベンチュラ郡立 Ventura Community College
米国ケンタッキー州立 Murray State University卒業。
プロンプトリサーチャー。
東日本大震災をきっかけに「後悔しないよう、今やりたいことやる!」と決意。
たくさんの動物と暮らすことを夢見て夫婦で田舎に移住。
仕事のモットーは「楽して良いものを作る」。
アナログとデジタルを両立したハイブリッドな田舎暮らしをめざし、chatGPTに鍛えられる日々を過ごす。