「山極さん、こちらから参加お願いします!」
お昼ご飯を食べて仕事を再開していた時のこと。
時刻は午後1時3分。
(あ、うん…リマインドありがとう。)
私も同じミーティング用リンクを知っているだろうことは認識しているだろうに、どうして彼女は送ってきてくれたんだろうか?
不思議に思いつつも、他の作業を始めてしまっていたこともあり、その瞬間はその違和感を流してしまいました。
そして時は2分過ぎ、「不思議」は「怪しい」に変化します。
ひょっとして、私、ミーティング時間間違えてる!?
その日は14時から外部の方とのミーティングが予定されていました。
14時から。
そう思っていましたし、カレンダーアプリにも、手元の卓上カレンダーにも「14時」という表記があります。
でも、もしかして…。
果たしてその「怪しさ」は大正解でした。
14時スタートと思い込んでいたそのミーティングは、実は13時スタートで。
急ぎリンクを入力し会議に参加したのは13時8分。
完全なる私のせいで、参加者の皆さまのお時間を8分も使ってしまった、という状況でした。
ミーティングが終了し、先方にお詫び(と諸連絡)のメールを送り。
なぜ私は開始時間を間違えていたのか?を明らかにするために過去のやり取りをさかのぼってみました。
ですがどこにも、14時という文字は見当たりませんでした。
しかも、前日にいただいたリマインドメールにて「明日13時からのミーティングリンク…」というダメ押しを頂いているというおまけつき。
何故こんなミスをしてしまったのか、今となっては本当に謎です。。。
基本的にミスをしやすい性格をしていることは重々承知しているため、ポカヨケのためのシステムはある程度作っていたはずでした。
それにもかかわらず、強い思い込みにより起こってしまった今回のミス。
恐らく今回の最大の教訓は「ちょっとでも不思議に思うことがあれば自分を疑え!」ということだと思うのですが、このように失敗から教訓を得られるのは人間だけの強みかもしれません。
例えばchatGPTに質問した際の回答が誤っていた時。
恐らく多くのユーザが「あなたの回答は間違っています」と指摘をすることと思います。
するとchatGPTはしおらしく「私が誤っていました。申し訳ございません」と返答をします。
ですが、あくまで口先だけなのです。
次回以降は情報源を精査する…と言ったような教訓を得ることは無いので、同じミスをしないという保証はありません。
さらには、まったく同じ誤りの文章を返答してくることすらあります。
あくまでchatGPTのような大規模自然言語処理モデルたちは、すでに学習されたモデルに基づき「それらしい」回答を返してくれるのみです。
あまりに自然に会話が成立するがために「まるで人間のように反省もしてくれるのではないか?」と思ってしまうこともあるのですが、今日時点のモデルではそのようなシステムの実装はなされていません。
AIにできることとできないことを正しく把握しておくことで、「仕方ないなあ」と広い気持ちになれる…ような気がします。
でも、いつかは自省するAIも出てくるのかもしれません。
そうなれば、ますます便利に使うことができそうです。
P.S.
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