chatGPTマスターを目指して vol.39 新年の目標計画を手伝ってもらってみた
新年の目標を、chatGPTと協力して実現可能な粒度に落とし込んでみました!ポイントを押さえることで、とても強い味方になってくれそうです
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ついに2025年がやってまいりました。
X(旧:Twitter)上では2025という数がとても面白い!という話題も出ていました。
例えば2025=45^2であるという指摘に始まり、2025は最初の45個の奇数を足した数字になっているだとか。
他にもいろいろな数字遊びがTwitter上で盛り上がっていたようです。
この年末年始、あなたにとってどんな一週間でしたでしょうか?
私はと言えば、悲しいことに仕事が全く納まらず、最終的には抱えていた仕事に蓋をすることでようやく終わらせ(?)、12月31日の16:00ごろから無事年末を満喫することができました。
でもそのあとは年越しコンサートに行ってみたり、実家に帰って美味しいものを食べたり。
今年もいいスタートを切れたように思います。
ただ、その反動か、なかなか新年エンジンがかからなかったことは内緒です。
暖機運転、今年はどのくらいかかってしまうのでしょうか…。
それはさておき、1年の初めにすることといえば、新年の抱負を立てることです。
せっかくなので、chatGPTにお手伝いをしてもらうことにしました。
では、どのようにお手伝いしてもらうのが良いのでしょうか?
chatGPTはあくまで、学習した文章を元にしてそれっぽい文章を生成してくれるAIです。
そのことを考慮すると、大前提となる目標は自分で立てることが望ましいと判断しました。
もちろん、chatGPTに「2025年の目標を考えて」と言えばそれなりの出力はしてくれると思うのですが、あくまで一般論過ぎて、私自身のニーズに合っていないと考えるためです。
というわけで、自分が立てた目標を細かいスケジュールにする点を助けてもらうことにしました。
対象とする目標は「(機械学習における名著である)パターン認識と機械学習の書籍を1年間で勉強すること」。
さっそく、以下のスクリプトで計画を立ててもらいました。
2025年の目標を「パターン認識と機械学習」の書籍を勉強すること、としました。どのように各月、各週のスケジュールを立てるのが適切でしょうか?
「パターン認識と機械学習」の学習を進めるためのスケジュールは、以下のように具体化するとよいでしょう。全体を月ごと、週ごとに分割し、進捗を測りやすくするのがポイントです。
1.年間計画を立てる
- 1月: 序章と基礎的な内容(例: 確率分布、ベイズの定理)を理解する。
- 2~6月: 各章を2~3週間で学び、基本概念と応用例を習得する。
- 7~9月: 応用章(例: カーネル法、モデル選択)に挑戦。
- 10~12月: 復習と実践(Pythonでの実装、研究への応用)。
2.月ごとの進捗目標
- 各章の内容を月単位で計画します。
- 例: 1章(Introduction)を1月に学習し、基礎を固める。
- 章末問題を毎月の学習後に解き、理解を確認する。
3.週ごとのスケジュール
- 週1日: 理論学習
- 各週に1~2セクションを読む。
- 理論を理解し、ノートを取る。
- 週1日: 実践
- Pythonで例題やアルゴリズムを実装。
- 教科書で紹介されているグラフや結果を再現。
- 週1日: 振り返り
- 前週の内容を復習。
- 学んだ内容を別の視点で考察(例: 他のリソースと比較)。
- 章末問題の解答に取り組む。
4.進捗確認と調整
- 毎月末に進捗をチェックし、予定を調整。
- 難しい章や概念に時間を多めに割り振る。
5.追加のリソース
- 書籍の公式サイトやオンライン解説動画。
- Kaggleなどのデータ分析プラットフォームで関連コンペティションに挑戦。
このように具体的な計画を立てることで、目標を段階的に達成できるでしょう。また、進捗のモチベーションを維持するために、定期的に小さな成功体験を得る機会を作ることも大切です!
特に「定期的に小さな成功体験を得る機会を作ることも大切」という文面には大いに同意なのですが、1つ気になることが。
…月ごとの目標と、週ごとの目標、矛盾してない…?
そこを再度聞いてみることにしました。
機械学習の勉強の話に戻ります。 年間計画と週ごとのスケジュールに齟齬があるような気がするのですが、
(打っている最中で送信してしまったのですが、意味は通じるので良いことにします。)
確認してみると、確かに年間計画と週ごとのスケジュールが完全には一致していない可能性があります。調整して、より一貫性を持たせた計画を以下に再構築します。
年間計画と週ごとのスケジュールの調整版
1.年間計画
月ごとに学習する章を決め、その進捗に基づいて週単位のスケジュールを割り振ります。
- 1月: 序章(Introduction)+ 基本的な数学的基礎(線形代数、確率論)
- 2~3月: 第2章(Probability Distributions)と第3章(Linear Models for Regression and Classification)
- 4~5月: 第4章(Neural Networks)と第5章(Kernel Methods)
- 6~7月: 第6章(Graphical Models)と第7章(Mixture Models and EM Algorithm)
- 8~9月: 第8章(Approximate Inference)と第9章(Sampling Methods)
- 10~11月: 第10章(Model Selection and Ensemble Methods)と第11章(Continuous Latent Variables)
- 12月: 復習と実践(章末問題の再確認、Python実装の整理)
2.週ごとのスケジュール
月ごとの目標に合わせて週次スケジュールを具体化します。
- 週1日: 理論学習
- 学習対象の章の1~2セクションを精読。
- キーポイントをノートにまとめ、公式や概念を理解。
- 週1日: 実践
- 学んだ内容をPythonで実装。
- 例題の再現や小規模なデータセットを使った実験。
- 週1日: 振り返りと課題解決
- 学んだ内容を復習。
- 章末問題を解き、理解を深める。
- 不明点をリソース(オンライン解説、質問フォーラムなど)で調査。
とってもいい感じです!
やはりchatGPTを使うには、以下の要素が重要のようです。
・chatGPTの得意そうなことを頼む
・必要なフィードバックを送り、改善してもらう
・自分でやるには面倒なことを頼む
今年もchatGPTの力をうまく活用して、どんどんスキルアップできる年にできたらいいなあ、と思うところです。
機械学習の最新トピックも含めて、今年もたくさんの面白い情報を発信できればと思いますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
P.S.
ちなみにchatGPTにざっくりと「今年の目標を考えて」と頼んだところ、私のこれまでのchatGPTの利用状況に合わせた目標を多数出してくれました。
ただ、健康や趣味についてはこれまで情報をほとんど与えていないためか、かなり解像度の低いものを出してきたようです。
1.健康・フィットネス
- ゴルフ
「ドライバーの飛距離を〇〇ヤード伸ばす」
「ハンディキャップを〇まで縮める」
「月1回のプロレッスンでショートゲームを強化」
- 体力作り
「週3回の筋トレと有酸素運動を継続する」
「ヨガやピラティスで柔軟性を高める」
「健康診断の結果を全て基準値内に収める」
2.趣味・自己実現
「イラストやデザインのスキルを習得して独自のキャラクターを完成させる」
「写真や動画編集のスキルを向上させ、作品をSNSに投稿する」
「音楽活動を始めてオリジナル楽曲を作る」
・・・健康のゴルフの部分はまだしも、趣味のところはほとんどピンときませんでした・・・。
やはり、得意なものを頼むことは必須なようです。