採用活動がうまくいっていない人事部の人へ

一般論に加え、SEO・マーケティングのプロ目線で見る採用サイトのメリット・デメリットをご紹介。採用以外の事業に役立つ情報も必見です。

  

採用サイトのメリット・デメリット

「メリット・デメリットを把握してから、採用サイトを運営するかどうか決めたい」

そんな方のため、50以上ものサイト運営に携わってきたSEO・マーケティングのプロである著者が、自身の知見などふまえて採用サイトのメリット・デメリットを解説します。

採用サイトとは、採用活動の目的を達成するために自社で運営するサイトのことです。 採用サイトをフル活用すれば、採用活動の質・スピードアップにつなげられるだけでなく、新しい事業戦略が見えてくることもあります。 「採用活動の成功だけでなく、採用サイトの運営を通して、思わぬチャンスを見つけられた!」 このように会社の長期的な成長に役立つケースもあるため、採用サイトのメリットをお見逃しなく。

当記事を最後まで読むと一般論としての採用サイトのメリット・デメリットに加え、SEO・マーケティングのプロ目線で見るメリット・デメリットも把握できます。

そのため「採用サイトを運営すべきかどうか」「どう運営すれば効率良く企業を成長させられるか」などもわかります。

一般論とSEO・マーケティングのプロ視点で見る「採用サイトのメリット・デメリット」を両方チェックして、持続的に企業を発展させていきましょう。

まずは採用サイトのメリットを大まかにチェック

採用サイトを作るメリットは、自由度の高さ・情報収集ができることにあります。

このメリットを深く理解すれば、より多くの母集団を形成できるだけでなく、非常に効率良く選考を進められます。

さらに採用サイトを上手く使うと、応募者の質を高められ、選考効率を大幅にアップできる点も大きなメリットです。

これが一般的に語られる採用サイトのメリットです。

ここにSEO・マーケティングのプロの観点が加わると、「採用サイトの運営は事業拡大・企業の持続的な成長につなげられる」というメリットが見えてきます。

そこで次の項目からは採用サイトのメリットを、詳しく解説していきます。

「SEO・マーケティングのプロ目線で見たメリットを知らなかったから、収益アップのチャンスを逃してしまった…」

そんな後悔をしないよう、採用サイトにどんなメリットがあるのかを詳しく見ていきましょう。

採用サイトのメリット①発信する内容を自由に決められる

採用サイトを運営すれば自社の好きなように掲載内容を決められるため、大きなメリットを感じられるでしょう。

求人サイトを使った時のように他社のルールに縛られないので、採用サイトなら自社の考えや表記ルールで運営できます。

しかも掲載内容はいつでも変更可能なので、急いで発信したい情報がある場合などにもメリットを感じやすいです。

反対に他社のサイトに採用情報を掲載してもらう場合、他社のルールに縛られることがほとんどです。

つまり外部のサイトを使うと他社が掲載ルールを変えた際、あなたの会社も従わなければならないことを意味します。

「この求人サイトを使うと、自社の理念を伝えづらいうえ、コロコロとルールが変わるから手間暇がかかって仕方がない…」

求人サイトのような他社サイトを使うと、このような不便さを感じることがあります。

ですが採用サイトを使えば、他社サイトのルールに縛られない自由な運営が可能です。

なおSEO・マーケティングのプロ目線で考えた場合でも、運営の自由度は非常に重要です。

例えば運営方針を改善したり、突発的なニュースを素早く発信したりしたい場合などには、他社のルール・制限は大きな足枷になります。

具体的にお伝えするとブロガーとして稼ぐ際、他社サービスの無料ブログ(※)を利用する人・おすすめする人はほとんどいません。
(※)他社サイトの一部を借りて情報を発信できるサービスのこと。

反対に自身で好きなように運営できる有料ブログ(※)を使う人が多く、SEOのプロなども有料ブログをおすすめするケースが多いです。
(※)自身でドメインやサーバーなどを用意する、採用サイトのような運営方法のこと。

このようにブロガー業界でも、自前でサイトを用意して自由に運営するスタイルが主流となっています。

ちなみに著者は、無料ブログのサービスを使ってオウンドメディア(※)を展開する企業を一社も見たことがありません。
(※)自社で保有するメディアのこと。

このような点をふまえると、外部サービスに依存する運営スタイルはあまりおすすめできない点を、よりイメージしやすいのではないでしょうか。

「採用サイトを作った方が良いのかな…」と迷った時には、自由度が高いという大きなメリットがある点を見落とさないようにしましょう。

採用サイトのメリット②いつでも好きなデザインに変えられる

自社で採用サイトを作ると、サイトのデザインやロゴなどをいつでも好きなように変えられます。

そのため運営方針やロゴを変更した際など、素早く好きなデザインを打ち出せるというメリットがあります。

これは採用サイト以外のサイト運営にも通じることなのですが、自由度が低いやり方を選ぶと非常に運営しづらくなるので注意が必要です。

例えば著者はブログ運営を始める際、無料ブログを使うか有料ブログを使うかで悩みました。

当時は「ブログ運営初心者だから、まずは無料ブログで練習してからの方が良いかも」と考えたのですが結果的には有料ブログで始め、無料ブログを選ばなくて良かったと思いました。

著者が有料ブログを選んだ理由のひとつが、デザインをいつでも自由に変えられる点に大きなメリットを感じたからです。

「無料ブログを使うと強制的に不要な広告が表示されてしまう」
「好きな場所に好きな広告を貼れない」

上記のようにデザインを自由に変えられない無料ブログは、著者にとって大きなデメリットでした。

「自社の思い通りに運営して、効率良く目的を達成したい」という場合、いつでも好きなデザインに変更できる採用サイトがおすすめです。

採用サイトのメリット③マッチング率を上げられる

次は「採用サイトを運営すればマッチング率を高められる」というメリットを見ていきましょう。

好きな情報を発信できる採用サイトなら、自社の雰囲気・社風などを求職者に伝えやすいため、マッチング率を高めやすいです。

例えばあなたの会社で求人を出す際、以下のように考えていたとします。

「社員さんには長く働いてもらいたいから、職場の雰囲気が良くて、しっかり休みが取れる環境をバッチリ整えている。でも給料はそこまで多く払えない…」

この場合、職場環境や休みの取りやすさを重視する求職者を集めればマッチング率を高められます。

上記のように自社の特徴を採用サイトでしっかりアピールすれば、自社の環境に魅力を感じる求職者を集めやすくなるので、入社後も長期的に労使双方の関係を良好に保ちやすいです。

なおSEO・マーケティングのプロ視点で考えた場合でも、このような考え方で顧客・見込み客とのマッチング率を高めようとする戦略があります。

具体的には、「自社に関する情報を発信して、最終的にはおすすめの商品に魅力を感じてもらう人を集めて利益アップにつなげよう」という戦略です。

例えばあなたの会社が車の販売をしている場合、故障時のトラブル対処法などの情報をたくさん発信すれば、車の修理に関心のある人を集めやすくなります。

そういった読者の中には、「修理するより買い替えた方がいいかも」と思う人もいるでしょう。

このように自社の商品に魅力を感じやすい見込み客を集められるサイトを運営すれば、マッチング率を高められ、効率良く収益アップを図れます。

採用サイトの運営でも同様のことが言え、自社に興味を持った人に応募してもらえる仕組みを作れば、マッチング率を高めて労使双方の発展につなげやすくなります。

採用サイトのメリット④求人コストを下げやすい

採用サイトを運営すると求人コストを下げられるメリットは、以下の一般的な求人サイトの掲載料金を見るとイメージしやすいです。

  • 新卒採用向けサービス:0円~80万円
  • 中途採用向けサービス:18万円~180万円

※参考:【料金一覧あり】求人広告おすすめサイト15選|書き方のコツも紹介 | Wantedly

上記の通り他社の求人サイトに掲載した場合のコストは数十万円からになるケースが多く、場合によっては100万円を超えます。

その一方で採用サイトを運営する場合、月々のコストは数万円程度におさまるケースが多いです。
※採用サイト運営時のコスト感については後ほど、「コストがかかる」の項目で詳しく解説します。

このように他社の求人サイトに掲載するコストと比べると、自社で採用サイトを運営した方が安くなるケースが多いです。

「自社運営するとコストを抑えやすい」という点は、採用サイト以外のメディアを運営する場合も同じです。

例えば自社サイトや子会社などのサイトで自社の商品を紹介する場合には、掲載料金なしで広告を出せます。

しかし他社サイトで自社の商品などを紹介してもらう場合には、広告料が発生するケースが多いです。

そのため持続的に成長したいと考える企業ほど、自社サイトを作って長期的にコストを下げようと考える傾向があります。

採用サイトのメリット⑤採用効率が上がる

採用サイトを作ると採用効率が上がる理由は、自社に魅力を感じる求職者を集めやすいからです。

適切に自社の魅力を発信するほど、「この会社で働きたい!」と思う人をたくさん集めやすくなります。

そのため採用活動において、「この人にもこの人にも熱意を感じられないから不採用…あまり良い人がいないな」と感じづらくなるでしょう。

さらに採用サイトを運営すると、早期離職のリスクを抑えやすくなる点も大きなメリットです。

一度採用した人が長く働いてくれるほど採用活動の実施回数・応募者数を減らせるので、長期的な視点で採用効率を上げられます。

「採用してもすぐ辞められるから、何度も採用活動をしなければいけない…」

このような状況では、採用効率が良いとは言えないでしょう。

なお、社員一人が早期離職する際のコストは187.5万円(※)とされています。
(※)入社後3ヶ月で離職した場合
参考:なぜ人は辞めるのか? 退職を科学する | エン・ジャパン(en Japan) (en-japan.com)

そのため採用サイトを活用して自社に合う人を採用し、早期離職のコストを抑えられる点でも採用効率を上げられます。

具体的には早期離職者を減らして節約できたコストを採用サイトの運営に使うと、より自社に合う応募者を集めやすくなります。

なおSEO・マーケティングのプロの観点からお伝えしても、採用効率を上げることは非常に重要です。

著者はサイト運営をする際、記事の執筆を担当するライターさんを採用することがあるのですが、自社サイトで募集する方がはるかに効率良く採用できると感じています。

他社で採用すると広告料・手数料などが発生する割に、自社サイトに合うスキル感・働き方の人が集まらないケースが多いです。

しかし自社サイトで募集をすると、既に自社のサイトを見て、どんな書き方・働き方で取り組めばいいのかがある程度イメージできているケースが多いです。

結果として採用後も長く働いてもらえますし、何度も採用業務に手間暇をかけなくて済みます。

このように採用サイト・自社サイトを活用して採用効率を高めることには非常に大きなメリットがあります。

採用サイトのメリット⑥認知度を上げられる

採用サイトが有名になって認知度が上がると、採用活動以外にもメリットを感じられるでしょう。

例えば「このサイトは色んな情報を検索した際、頻繁に見るから信頼できる」などのポジティブな影響が出ると期待できます。

採用サイトの運営を通じて会社の知名度・信頼性などがアップすると、「この会社で働きたい」という人が増えやすいです。

また「この採用サイトを運営している会社が作ってる商品なら、安心して使えそう」など、自社商品の売上につながるケースもあるでしょう。

なおマーケティングの観点でお伝えすると、認知度の高まりによってポジティブな影響が期待できることは「ザイオンス効果」「単純接触効果」などと呼ばれます。

ザイオンス効果(単純接触効果)とは、頻繁に目にする商品やサービスに良い印象を持ちやすくなる心理効果のことです。

例えばスーパーで買い物をする際、外国の全く知らないお菓子より、日頃CMなどでよく目にするお菓子を手に取りやすいことなどが挙げられます。

このように多くの人にたくさん採用サイトを見られるほど、認知度の高まりによるメリットを感じられるでしょう。

採用サイトのメリット⑦母集団形成に役立つ

上手く採用サイトを運営できると母集団形成をしやすくなる理由は、広告・ブランディングの効果を得やすくなるからです。

SEO・マーケティングの観点で例を挙げると、たくさん見てもらえるサイトほど他社から広告掲載の依頼が舞い込みやすくなります。

「たくさんの人が見ているサイトで自社の商品を載せてもらうと、たくさんの人に自社をアピールできる」

このような広告効果を狙って、有名なサイトに自社商品の掲載依頼をする会社は珍しくありません。

広告やブランディングを上手くしないと、多くの人が自社の商品やサービスを知らないまま時間が過ぎていくからです。

商品・サービスを知らないという状況は、「買うかどうかを迷う」という以前の問題です。

このように「知らないものは買えない」という点から、マーケティング戦略を展開する際、「まず自社のサービスを知ってもらうことから」と考える企業が多いです。

このようなマーケティング戦略は採用サイトにも当てはめられます。

つまり、採用サイトで認知度を高めるほど、求職者が集まりやすくなるということです。

例えば採用サイトを見た人の10%が応募してくれる場合、100人の求職者に見られると10人が応募してくれます。

さらに上手く採用サイトを運営し、1万人の求職者に見てもらえた場合、1,000人の母集団を形成できることになります。

このように採用サイトを賢く運営するほど母集団を形成しやすくなる点は、大きなメリットと言えます。

採用サイトのメリット⑧他の採用戦略と組み合わせやすい

採用サイトには、他の媒体と組み合わせることで相乗効果が得られるというメリットがある点も見逃せません。

例えばSNSやYouTube、メルマガなど、採用サイトと組み合わせることで効率良く採用活動を展開できるケースは多いです。

これはSEO・マーケティングの観点からも言えることで、サイト単体を運営するより複数の媒体と組み合わせる方が目的を達成しやすくなります。

その理由は人によって、よく見る媒体が違うからです。

情報を見る際や空き時間にネットサーフィンをする際など、どの媒体をどれくらい使うかはバラバラです。

Googleなどの検索エンジンで調べて情報を入手する人もいれば、知人との交流などを兼ねてSNSで情報収集する人もいるでしょう。

また日ごろからYouTubeをよく見る人は、お気に入りの動画を見た際に転職のことが頭をよぎるかもしれません。

そういった際、YouTubeで動画を見た後、YouTubeの検索までの「転職 コツ」などと検索するケースもあるでしょう。

このように人によってどの媒体を使うかはバラバラなので、採用サイトと他の媒体を組み合わせることは採用活動を成功させるために役立ちます。

採用サイトと他の媒体を組み合わせる際には、採用サイトのURLと簡単な説明をSNSやYouTubeなどに記載するだけでも構いません。

「より詳しい情報は、以下のサイトで解説しているので、気になった方はご覧ください」などとURLを貼っておけば、興味を持った人が採用サイトを見てくれます。

この方法はマッチング率を高めたり、母集団を形成したりといった観点でも役立ちます。

もちろんSEO・マーケティングの観点でも、サイトと別の媒体を組み合わせるというテクニックは有効な手段です。

採用サイトを含めた各媒体の特徴・強みを生かせるほど相乗効果を大きくでき、効率良く採用活動を展開しやすくなるメリットがある点もおさえておきましょう。

採用サイトのメリット⑨新しい事業を展開しやすくなる

採用サイトのメリットは採用活動のみではなく、その他の事業にも活かせます。

例えば採用サイトの運用によってマーケティングやセールスのノウハウが蓄積できると、既存の商品をセールスしやすくなります。

もしあなたがプログラミングスクールの講師を募集するために採用サイトを運営した場合、サイト内でパソコンやディスプレイなどを紹介することで、広告収入を得られます。

先述の通り採用サイトをたくさんの人に見てもらえるほど他社からの掲載依頼が増えやすくなるので、知名度が上がるほど採用サイトから得られる収益を増やしやすいです。

このような「サイト運用を通じて得たノウハウを別の事業に活用する」という戦略は、SEOの世界でも取り入れられています。

具体的には英語のサイトを運営していた人が学習方法やおすすめの英会話サービスなどの知識を蓄積し、YouTubeやSNSで紹介する方法などがあります。

また、これまでのサイト運営で得た英語学習のノウハウを組み合わせて、独自の学習法をまとめて販売する方法もひとつの手です。

このように既存の商品をサイト以外の媒体でセールスしたり、新しい商品を生み出したりできる点がサイト運営の大きなメリットです。

採用サイトの運営についても同様のことが言え、自社の既存商品を売ったり新しい商品を生み出したりすることも可能です。

さらに、採用サイトの運営によって新しい企業との協力関係を構築できれば、双方の強みを組み合わせて商品・サービスを生み出すこともできます。

このように採用活動のみにとどまらず、運営を通して得たノウハウを駆使して様々な事業を展開できる点が採用サイトのメリットです。

【概要】採用サイトにはどんなデメリットがあるのか

採用サイトを作る際の主なデメリットは、手間暇がかかることです。

具体的にはドメインやサーバーなどの用意や、知名度を上げるためのノウハウ蓄積などが必要になるためデメリットと感じる人がいます。

しかしSEO・マーケティングのプロ視点で考えると、これらのデメリットはメリットに比べてかなり小さいです。

小さなデメリットにとらわれて大きなメリットを逃してしまうことは、SEO・マーケティングのプロ視点で考えると、非常にもったいないと言えるでしょう。

そこで採用サイトのデメリットを正しく把握し、しっかりとメリットと見比べるために必要な情報を解説していきます。

採用サイトのデメリット①コストがかかる

採用サイトを作る場合、数百万円から千万円をかかるコストが必要になるケースがあるため、デメリットと感じる可能性があります。

参考までに以下のengage採用ガイドに記載されている、オーダーメイドで採用サイト制作を依頼した際のコストをご覧ください。

オーダーメイドになると、数百万円から高いものだと1000万円を超えるようなものもあります。
制作会社に依頼し、オーダーメイドでつくってもらうことになるため、費用は最低でも150万円ほどで、こだわればこだわるほど費用はあがっていきます。制作期間も長くなるので、3ヶ月以上かかるのが一般的です。
引用:採用サイトの制作費用っていくらかかるの?費用相場を徹底解説! – エンゲージ採用ガイド (en-gage.net)

採用サイトの運営を他社に依頼する場合、コストがかさみやすいです。

しかし自社で採用サイトの運営をするなら、コストを大きく下げられます。

この点については以下の京栄コンサルティングが紹介している、採用サイトを自社で作る際の費用感をご覧ください。

大規模なサイトだと異なる場合もありますが、サーバーやドメインの維持にかかる運用費用の相場は、「月額数千円〜数万円」が一般的な相場です。
制作会社や制作ツールの管理費に含まれている場合もあるかと思います。
引用:採用サイトの制作費用相場は100万円~300万円!コスパを高めるコツを紹介 – 京栄コンサルティング (kyoei-consulting.com)

採用サイトを自社で作る際に必要となるサーバー・ドメインのコストは、月数千円~数万円が相場とされています。

サーバー・ドメイン以外にメルマガなどのシステムを導入する際には追加でコストがかかりますが、月額百万円を超えるケースはほぼないでしょう。

こういった点から採用サイトを作る際のコストは、自社制作することで最小化できると言えます。

採用サイトのデメリット②ノウハウの蓄積が必要

採用サイトを作る際にはノウハウの蓄積が必要となり、この点をしっかり把握せずに失敗するケースがあるので注意が必要です。

自社で作る場合だけでなく、外部委託する場合にもノウハウを蓄積していくことは重要です。

例えば外部委託の場合、「どういう記事に仕上げてもらうのか」「どんな風に依頼すれば良いのか」などのノウハウがあれば、効率良く自社サイトを作ってもらえます。

逆にノウハウを蓄積しないまま採用サイトを運営していくと、いつまで経っても運営効率が低いままで目的を達成しづらいです。

これはSEO・マーケティング業界でも同じで、ノウハウを蓄積していないサイトは潰れやすいです。

具体的にお伝えすると、ネット検索や情報商材などを見て「とにかく100記事を公開すれば良い」と勘違いし、がむしゃらに頑張った結果、全く収益が発生しないというケースなどがあります。

その一方で「まずは100記事を公開しよう」などの目標に向けて進みながら、ノウハウも蓄積できる会社・サイトは成功しやすいです。

例えば効率良く記事を作成する手順や、検索順位を上げるためのSEO対策などのノウハウを得ながら記事を作成していく企業ほど、上手くサイト運営ができるでしょう。

なお採用サイトの運営に必要なSEO・マーケティングなどのノウハウについては、当サイト「賢者の人事」で順次公開していくのでぜひご参考ください。

採用サイトのデメリット③時間がかかる

採用サイトを作って効果を感じられるようになるためには、最低でも数ヶ月は必要となる点に注意しましょう。

その理由はGoogleなどの検索エンジンに評価されるためには、通常数ヶ月かかる(※)ケースが多いからです。
(※)発信する情報・競合サイトの強さなどの条件によって異なる。

また採用サイトを作る際には、ドメインなどの準備や記事を作成する期間も必要です。

SEO・マーケティングの業界を見てきた中でも、この「時間がかかる」という点を見落として失敗するメディア運営者さんが多いです。

「記事を公開して、もう一週間も経つのに、検索100位にも入らない…もう無理だ」

このように挫折する人が多いので、採用サイトを作る際には、効果を感じるまでに最低でも数ヶ月かかる点をおさえておきましょう。

まとめ

採用サイトを作るメリットは非常に大きいですが、デメリットがある点にも注意が必要です。

デメリットも正しく把握しておかないと、挫折するリスクが高まるからです。

その一方で採用サイトのメリット・デメリットを正しく把握できれば、リスクを最小化しながら強みを最大化できます。

当サイト「賢者の人事」では、今後も採用サイトを賢く運用する方法をたくさんご紹介していくので、ぜひ楽しみにしていてください。

もしあなたが「できるだけ早く、なおかつ効率良く採用サイトを作り始めたい」と考えている場合には、弊社のコンサルをご活用ください。

採用サイトの立ち上げ方や賢く運営する方法など、きめ細やかにご案内します。

弊社にご相談いただければ、採用サイト以外の観点もふまえて、貴社に最適なご提案をします。

貴社がより大きく発展できるよう、しっかりとサポートしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

経営人事パートナーズ コンサルティングページ

 

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Who is writing

知的好奇心旺盛な関西人。興味のあるジャンルはHR・金融・健康・通信・教育・SEOなど。
これまで執筆した記事は3,000以上。自身でもメディア運営をしており、情報発信による社会貢献を生きがいとしている。毎日最高のパフォーマンスを発揮するため、一日一食の生活を実践中。その一方で運動不足になりがち。犬を飼って散歩を日課にしようかと考え中。