『求む!建物の土台を支える縁の下の力持ち』
弊社の柱である「鉄筋工事」「機械事業」は、AI時代でも絶対になくならない仕事です。
私たちについて
縁の下を支え、縁の上に成り立っている仕事
バブルと呼ばれた時代、グループ全体で70億円くらいあった年商が、バブルがはじけたら数年で20億円になってしまいました。
幸か不幸かそんな絶頂期から崩れ落ちる直前に私は社長になりました。37歳でした。
「何か怪しいぞ」と思っている間に毎月売上が落ち始めました。
価格競争が激しくなり始めて、売上予測も低調であることは気づいていましたが想像以上のスピードで、毎月のように売上が半減していく、お金が足りない、毎日が不安の連続でした。
手を付けられることは全てやろう、各所にある所有地を半値以下で売却、見込みのない不良債権を損失計上、不採算部門を閉鎖、支払いの悪い顧客とは取引停止、計上した損失は数億円にのぼりました。
こうした状況に失望した人たちは次々と退社していき、200人いた社員は100人にまで減少。
そうしたなか、私は自分ひとりの力の小ささをひしひしと感じながら、倒産の不安を抱えながらも残ってくれた100人の社員たちに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
結局、残ってくれた社員たちに助けられて会社は立ち直り、売上は小さいながらも利益の出る会社へと生まれ変わっていったのです。
人の力がいかに大切か、協力し合うことがいかに大切か、社員全員の豊かさを求めることがいかに大切か。
全てが人で成り立っていることに気づき、会社が利益を上げるのは必須だけれども、社員の生活を削るようでは本末転倒である、ということをこの経験を通じて学びました。
父がそうだったように、私も物事を理詰めで考えるタイプではなく、経営においてもどちらかと言えば感覚に頼っているところがあります。
それでも、創業から50年以上続く会社として県内にはネームバリューがあるせいか、思わぬ仕事が入ってきたり、突然大きな仕事を任されたりすることがあり、なんとかここまで会社を続けてくることができました。
こうした仕事の巡り合わせをみても、偶然のようで、実は人と人との縁がつないでくれたものだと思うのです。
だから私は人との出会い、人との付き合いを大切にしたいと考えています。
うちの社員たちは真面目で優しい人が多いように思います。
私が言ったことに対しても素直に聞いて行動してくれます。
ですが、今後10年先、20年先の扶桑工業を考えたとき、社長の私が言ったからそうしよう、ではなくて、それぞれの部署からいろんな意見や考え方が出て、それを吸い上げて会社全体を動かしていくようなカタチにしていきたい。
鉄筋工事や機械事業など会社の柱となる事業についても、改善してきたいところがいくつかあります。
まず鉄筋工事部で言うと、加工工場は静岡県下で最大の工場を持っているので、ここに予算を投じて最新型のマシンを導入し、加工工場としての能力を現状の倍くらいにしようと考えています。
現場で働く職人たちの働き方改革のことも考えて、機械で自動化できるところは機械に任せて、工場で加工したものを現場に運搬するだけにして人件費率を抑えて利益率を上げていく。
そのため、今回の求人においては特に、鉄筋加工の工場長になる優秀な人材を募集したいと考えています。
それから、機械事業部で扱うボーリングマシンなどを見ると、いまだに戦後あるいは戦前につくられた形式のものを使っていて、非常に遅れた業界だと言わざるを得ません。
実際、地質調査で地盤の硬さを表すN値を求めるには、63.5kgの重りを76cmの高さから自然落下させて、ボーリングマシンの先端に取り付けた棒を地面から30cm下まで打ち込み、それにかかった回数をカウントします(50回ならN値50)。
いまの日本においてかなりアナログな手法で調査しているのですが、これには我々メーカーも、もっと改善を重ねていい製品をおくり出していかなくてはと反省するとともに、まだまだ弊社にできることが大いにある業界だと思っています。
鉄筋事業も機械事業も、今後もなくならない業界だと思っていますし、顧客基盤も安定しています。
ぜひ私たちと一緒に、これからの扶桑工業をつくっていってほしいと思います。
これからの未来に扶桑工業ができること
人をたくさん雇うということは、それだけ多くの人の家庭を守っているということ。
そこは誇りを持ってやっていい。(株式会社扶桑工業 創業者 池谷達雄)
建物をつくるときにコンクリートを補強するための鉄筋(鉄の棒鋼)を、構造物の形状に合わせて加工して現場で取り付ける「鉄筋工事」と、建物を建てる前に地質の硬さや状態を調査するためのマシンを開発する「機械事業」。
私たちの仕事は、見えないところで、人々の暮らしを支えています。
AI技術が発達しても、現場で働く職人や管理者、地質調査というニッチな分野におけるマシン加工のエンジニアは、この業界になくてはならない存在。
この「なくせない仕事」を継続していくために、次の世代の職人、管理者、開発技術者を募集します。
***
1963年(昭和38年)1月、私の父が「池谷鉄筋」を創業。
扶桑工業の歴史はここからスタートします。
当時、父は朝早くに家を出て夜遅くに帰ってきていたので、父がどんな仕事をしていたのかは記憶にないのですが、職人さんたちが家の前で鉄の棒鋼を加工しているのを見て、子どもながらに、体力を使う仕事だなと思っていました。
また、その頃の職人さんたちは言葉づかいとかが乱暴で、僕なんか一応社長の息子なわけですが「おい、小僧!」なんて呼ばれていて、ちょっと怖かった思い出があります。
昔の鉄筋工事というのは、セネコンさんがつくる建物の脇に空き地を借りて、そこで鉄の棒鋼を加工して取り付けるというやり方をしていました。
そんななか父は、加工するための工場を建て、そこでつくった製品を各現場に送るという集中加工に切り替えたんです。
それが1972年(昭和47年)のことで、加工工場を建てたのは静岡県ではおそらく初。
そのときに社名も株式会社 扶桑工業に変わりました。
社名の由来について父から、中国の伝説で「扶桑樹」という巨木が天を支えていたことや、またそのなかで「扶桑」が日本を指す言葉だったことから、この社名になったと聞いています。
***
父の仕事を継ごうなどとは、一度も思ったことはありませんでした。
職人さんたちは怖かったし、何より相当重労働だなと思っていたものですから、高校卒業後は東京の大学に行って、卒業後は設備工事の会社で働いていました。
私が扶桑工業に入ったのは、1987年(昭和62年)。
母の病状(アルツハイマー)が進んだことや、父の老いを感じたこともあり、仕方なく戻ったのですが、当時借金もかなりの額があり、借金過多で私以外に次ぐ者がいない状況でした。
父はとても人間味にあふれた喜怒哀楽の大きい人で、私なりの表現で言えば、気分がいいときは天より高く舞い上がり、落ち込むときには海より深く落ち込む。
こうした性格からかどこかカリスマ的なところがありましたが、経営面では感覚に頼るところが大きく、また、すぐ人を信用してしまうもんだから、よく詐欺師に騙されていました。
私が設備工事の会社に進んだのは、ゼネコンより規模が小さく、土を掘るところから仕上げまで全部を経験することができると考えたから。
ゼネコンだと管理が細分化されてしまい、仕事を全体的に覚えられないと思ったのです。
父の仕事を継ぐ気はなかったと言ったものの、大学を卒業して設備工事の会社に進んだのは、やっぱり将来的には父のあとを継がなくてはという思いが、どこか頭の中にあったのでしょうね。
***
弊社の仕事は、衣食住で言うところの「住」にかかわり、人間が労務を提供する仕事なので、将来的に見てもなくならない仕事と言えます。
しかし、職人をたくさん抱えているため、会社の売上に対して人件費率がものすごく高い。
会社の利益率が非常に少なく、経営者として自分たちの会社がいい会社なのか、悪い会社なのか悩んでいたときに、父にこんなことを言われました。
「なかなか評価されない会社だけど、人をたくさん雇うということは、それだけ多くの人の家庭を守っているということ。そこは誇りを持ってやっていいんだよ」と。
経営のことについて父とあまり多くを話すことはありませんでしたが、この言葉はとても印象に残っています。
鉄筋工事の会社としてスタートして、現在は、建物を建てる前に地盤の地質調査を行なうためのマシンや、掘削の刃先などの開発や製造販売、メンテナンスなどを行なう「機械事業」も手掛けています。
単純に利益率で言えば、機械事業のほうがいいのですが、鉄筋工事のほうが昔から付き合いのあるお客様や職人たちと直接顔を合わせて話をする機会が多く、私はそういう人間くさいところが好きなんです。
こうしたところは父によく似ているのかもしれません。
見えないところで建築構造物を支え、守っている私たちの仕事は、同時にたくさんの社員の生活も支え、守っているのです。
***
私も65歳になり、10年20年先を見据えた環境をつくっておきたいと考え、今回、さまざまな職種で募集を行なっています。
年商はおよそ20億円、社員は100人ほどの小さな会社ですが、小さな会社ならではの風通しのよさがあります。
規模感からしても社員が歯車のように働く雰囲気は皆無です。
もちろん、大きな組織のなかで激しい競争を勝ち抜いて成功を手にするという生き方もあります。
それぞれ自分の人生ですから、社会の常識や他人の声にとらわれず、自分で考え、自分の好きな道に進んでほしいと思います。
繰り返しますが、私たちの仕事は、見えないところで、人々の暮らしを支えています。
建物が完成したとき、そこに自分たちの技術が生きていると思える、やりがいのある仕事です。
そんな仕事がしてみたいという方は、ぜひご応募ください。
株式会社 扶桑工業
代表取締役 池谷侑治
p.s.
採用担当の堀川です。
私自身、2年前に外食産業から扶桑工業に転職しました。
働き始めて気づいたことは、社長が穏やかだからか、社員がみんな優しい。
上司にしても先輩にしても、威張るような人は見当たりません。
だから、自分の意見も言いやすいし、忙しいときにはお互い助け合うこともあります。
実際、職場の雰囲気は入社するまでわかりませんが、私はここに入社して本当によかったと思っています。
***
p.p.s.
私たちが一緒に働きたいと思うのは、こんな方々です。
●自主性を持って物事に取り組める人
●モノづくりが好きな人
●明るく周囲とコミュニケーションがとれる人
そんな皆さまからのご応募、お待ちしております。
代表取締役社長 池谷侑治の想い
機械事業部
自信と誇りをもって心を込めた商品を提供する
地質調査に関わる製造業
日本のインフラを支える仕事です。
機械に不備がないように設計・製作・検査をして、万全の商品をお客様に届けています。
◆第二工場◆
ここでは主に材料を設計図に沿って様々な工作機械をつかって加工しています。
◆3Dスキャナ型三次元測定機
3D-CADデータと取得したデータの照合を行い、商品の不備がないようにしっかりと確認。
鉄筋工事部
未来に続く建造物を創る仕事
鉄筋は建物の骨を作る仕事と聞いたことがあります。
我々、鉄筋工事部は100年続いてもビクともしない骨を作る技術がある事業部。
だから創業60年を迎えても、まだまだ県内トップで居続けることができるのです。
私達は太陽の下で働いています。
現場が変われば景色も変わり、季節が変われば風や香りも変わります。
それぞれの価値観ですが、私達のような環境で汗を流す仕事に共感できる方、この仕事は最高です!
働く仲間をご紹介します
仕事内容、入社動機、仕事のやりがいを聞いてみました
営業企画部長 原
■営業業務について
営業企画部長の原です。
私は東京支店の支店長も兼務しており、支店では事務担当の女性を含め3名で関東地区1都6県をテリトリーとして日々業務に励んでいます。
今回は、私が担当する営業企画および支店長業務を引き継げる方を募集しています。
まず最初に引き継ぐのは営業業務です。
弊社の営業は売上数字に執着するのではなく、どれだけお客様に好かれるか、お客様の役に立てるかを重視しています。
したがいまして、前職が歩合給の仕事をしていた人は向いていないと思います。
■求める人材
特定少数の専門的な業界ですので覚えることはたくさんありますが、時間を掛けて成長して いってもらえれば良いと考えています。
ありきたりですが、ネガティブ発言をしない責任感のあるまじめな人、明るく向上心のある人にぜひ入社していただきたいと考えています。
また現場に出向くことも多いので、汚れることを厭わない行動的な人は向いていると思います。
入社時期は違いますが、東京支店の3人はみな転職組ですので、転職による不利益はありません。
管理職、幹部候補として募集しておりますが、座って部下に指示、指導をすればOKではありません。 ご自身も活動的でないと務まりません。
プレイングマネージャーとして活躍できる場があります。
歴史があるにもかかわらず、まだまだ伸びしろのある当社に興味を持たれた方はぜひご応募ください。
機械事業部 影山
■入社動機
私は自己分析で一人で打ち込む仕事が向いてることに気づき、友人のアドバイスもあり工作機械をつかってモノ作りができる仕事にチャレンジしようと思いました。
高校時代は普通科でしたので、工業系の学校を卒業した方との知識や経験には大きな差があり、とても不安だったのを覚えています。
■私の業務内容
現在は基本となる汎用旋盤のスキルはなんとか合格点をいただき、違う部署の仕事を学んでいます。
扶桑工業の仕事ですが、毎日同じモノを作らないので、覚えることが多いです。
しかし、考えて工夫して効率化をめざす時、あえて非効率でもこだわってみる時など、エンジニア冥利に尽きる仕事だと思います。
僕のように一人黙々と集中して働くスタイルを好む方にはとてもよい環境だと思います。
■特徴
最近は採用イベントにも参加させていただいています。
その中で弊社の特徴を改めて気づいた点があります。
(1)夜勤がない
(2)残業が少ない
製造業は交代制で夜勤がある会社も多くありますが、弊社はそのようなことはなく、生活リズム良く勤務することが できています。
残業はとても少ないと思います。ほとんどの月で5時間以下です。
そろそろ習い事にチャレンジしようか悩んでいます。
最後に来年度より年間休日120日に変更になりました。
会社の成長にとても感謝しています。
鉄筋工事部 西
■仕事内容 株式会社
扶桑工業に入社して今日まで多くの現場で多くの建築物に携わってきました。
休日に買い物に出かけた際など、様々な場所で自分が関わったビルや道路など、仕事の成果を目にします。
私達の仕事は鉄筋を組むこと、建物の基盤を作る仕事です。
よく骨を作る仕事だと言われます。
鉄筋は人と同じで脆い骨は簡単に折れて、丈夫な骨はそう簡単には折れません。
その強弱の違いは何かと言うと、ズバリ技術の差です。
機械に図面があるように、ビルにも施工図があります。
強度を上げれば上げるほど、材料を使うので、多くの社員が手間と時間をかけます。
そこまで強靭に作る必要があるの?と思われ方もいるかも知れませんが、必要なのです。
なぜなら、鉄筋はコンクリートを流し込むと、もう確認することはできません。
敗したから、やり直しが効きません。
だから中途半端なことは絶対にできない。
そんな緊張感をもって日々取り組んでいます。
■達成感
鉄筋は工程の流れで言うと、序盤の行われます。
私達の仕事が完了すると型枠職人に引き継ぎ、次の現場へと向かいます。
作業中はこの建物がどのような形になり、どのような方に笑顔をもたらすかを想像しながら作業しています。
実際に完成した後に、そこで笑っているお客様などを見た時は感慨深いものがあります。
誰かを幸せにする空間を一緒に作りたいと思った方、是非一緒に働きましょう。
エントリーお待ちしています。
採用担当 堀川
■私の転職理由
大人になると人生の大半は【仕事】の時間です。
大半の時間を過ごす仕事・職場はあなたが輝く場所ですか。
【仕事以外の時間】はあたなにとって価値のある時間ですか。
私は転職してこの会社に入社しました。
前職はやりがいのある仕事でしたが、成果をだすには仕事への時間をどうしても費やしざるを得ない環境でした。
これからの未来、家族とのかけがえない時間を過ごすことを優先し断腸の思いで転職を決意しました。
転職はとても不安で、とてもパワーが必要です。
そんな体力も気力も奪われる転職だから失敗したくない。
いい年齢のおやじですが、自身が輝ける場所とかけがえない時間を過ごすにはどうすれば良いか整理してみました。
■私の転職の軸
- 人に携わる仕事
- 家族との時間を得られる環境
- 人を大事する会社
- 未来に必要な会社
この4つを軸に転職活動を行い、ご縁があり現在は総務部の採用担当として【人に携わる仕事】を任せてもらっています。
残業は転職前の半分となり【家族との時間】も増えました。
どうして、家族との時間を得られる環境だと思ったのか?
どうして、人を大事にする会社だと思ったのか? 転職経験者・採用担当者として携わる方に伝えることができればと思っています。
皆様のエントリーお待ちしております。
目に見えない場所だから中途半端なことはできません
我々の仲間が、
DAIICHI-TV「いいね! 静岡 大好きな街をつくる仕事人」の取材を受けました
建物にも生活にも「支え」が必要。
建築構造物をつくる際、重要となる地質を調査するマシンやパーツを開発・製造し、鉄筋を加工して建物のコンクリートを補強する。
私たちの仕事は、見えないところで、さまざまな建造物や社員の暮らしを支えています。
鉄筋工事
鉄筋コンクリート構造物の中には必ず鉄筋と言われる棒鋼が組み込まれています。
これが無いとコンクリートは簡単にひび割れや倒壊を起こします。
鉄筋の組立には法律で定められた基準があり、この基準に則って正確に組立てる必要があります。
鉄筋組立の技能工に求められるのは設計図書の内容を正確に拾い出し、その通りに現場で組立てる技術です。
手抜き工事が大きな社会問題に発展することもあるため、品質管理や、施工期間中の安全管理も徹底しながら、安全かつ高い精度の施工を行なう技術が求められます。
弊社の技術力は、60年に渡り関わった多くの建造物が証明しています。
誰もが知る新東名高速道路、県内人口1位を誇る浜松駅にそびえるアクトシティも、弊社の鉄筋加工や取り付けの技術が支えています。
昭和から平成、令和と県内トップクラスのシェアを誇る弊社には、県内で一番初めに手掛けた集中加工システム(加工工場)の実現により、スキルの高い職人を育成する環境が整っています。
未経験でもやる気があれば、技術を修得し、成果を出し続けることができます。
建造物を見えないところで支えるこの仕事は、歴史に残る建造物に巡り合うこともあります。 100年経っても色褪せない建造物を、私達と一緒につくっていきましょう。
地質調査マシンの製造
日本の国土は数メートル移動するだけで地耐力やその深さが全く違う場合があるくらい、複雑な形状をしています。
過去にもマンションを支える杭が支持地盤まで到達しておらず、マンションが傾くといった事例も発生しています。
そのため、建築構造物を建てる前には必ず、地質調査機材を用いて地質の固さや状態を調査します。
調査の目的は、土壌汚染の調査や地滑りのすべり面の位置確認、あるいは資源調査など。 弊社の「機械事業部」は、これらに対応する地質調査用の機器材 (ボ―リングマシンおよびツールス)の開発・製造を行なっています。
地中は表面から観察できず、掘ってみないとわからないため、より柔軟な発想で開発に取り組む必要があります。
市場としてはニッチな業界ですが、必要不可欠な技術。弊社では、より安全で高性能なマシンや、正確に地質サンプルを採取する製品を開発することで、社会のインフラ整備に貢献しています。
世界で起こる地震の約20%は日本を含む東アジアで起きていて、その地質は地震の影響で断裂を繰り返し、断層と呼ばれ丈夫な地質と脆弱な地質が隣り合わせになっていることも珍しくありません。
そのような環境でも、大きなビルや駅、橋梁や高速道路など建設され、脆弱な地質に反してそれらがビクともしない理由は、まさに入念な「地質調査」の賜物。
私たちには、さまざまな製品開発を通じて、社会の何気ない日常を支えているという自負があります。
機械・ツールス特注対応
建築構造物をつくる際、事前の地質調査の重要性は前述(地質調査マシンの製造)の通りですが、地質調査を行なう場所は、都市部から山岳地帯までさまざま。
また、地質調査を行なう会社によって、得意とする場所や条件があるため、地質調査に用いるボーリングマシンや掘削する刃先などのツールは、お客様によってニーズが異なります。
ボーリングマシンは地面を掘る際の衝撃に耐えられるように、小型のものでも200~300kgと簡単に運べるものではありません。
現場が山岳地帯だった場合、どうやって運べばいいのでしょうか?
王道はモノレールをつくって運びますが、これには時間もお金もかかります。
マシンを軽くするという発想もありますが、地面を掘る際の衝撃に耐えられなくなっては本末転倒。 弊社の開発スタッフも何が最善策かその答えを見出せないままでした。
そんななか、あるお客様から「マシンを分解して個別に運び、現地で組み立てる構造にできないか?」と相談を受けました。
確かに分解構造にすれば300kgのマシンも、最大50kgほどにおさえられるのでは…。
試作を繰り返し、完成までに半年ほどかかりましたが、無事お客様のニーズに応えることができました。
お客様の負担や不満を解消するために、技術を磨き、感性を高め、自信と誇りを持って、想いを込めた製品をつくる。
そのような会社であり続けたいと思います。
支店メンテナンスサービス
近年多発する水害などにおいて防災工事を行なう際、先ずは地質調査が行なわれます。
山が崩れた現場や堤防が崩壊した現場など過酷な環境で地質調査が求められる場面は多々あり、一刻を争う場面では、「機械が不調で動かない」などということは許されません。
そうならないためにも、常に良質な状態に機械をメンテナンスしておくとともに、現場環境に合わせて資材を加工したりする必要があります。
そこで、弊社では各拠点に機材のメンテナンスができるような体制を整えています。
日常的なメンテナンスに加え、場合によっては現場で不調が発生した場合の緊急対応なども行なっています。
山岳地帯にある送電線用の鉄塔の建設にも地質調査が必要ですが、山奥に持ち込んだ機器材が不調で動かなかったらどうなるか想像してみてください。
機器材をメンテナンスする技術がどれだけ重要か、おわかりいただけると思います。
弊社ではメンテナンスの技術を備えたスタッフを各支店に配置して、社会のインフラ整備に貢献しています。
日本のインフラを支える仕事です
「この仕事の自慢を教えてください」
そう聞いた時、ある社員は力強く答えた。
「『アレは父ちゃんが造ったんだ』そうやって子供が自慢してる姿を見た時かな。」
◆第二工場◆
ここでは主に材料を設計図に沿って様々な工作機械をつかって加工しています。
静岡工場では約30人の社員が勤務しています。
男性比率が高く、年齢は18歳から65歳までとバラエティに富んだ仲間が在籍します。
■静岡工場の特徴
(1)夜勤はありません!8時~17時の会社です。
(2)加工部署の紹介
- メタル加工部 5人
- 機械加工部 6人
- 組立加工部 7人
(3)残業時間 月平均
- メタル加工部 2時間
- 機械加工部 10時間
- 組立加工部 20時間
(4)流れ作業じゃありません
大量生産ではありませんので、毎日同じ仕事を繰り返す。そんなことはありません。
(5)雰囲気
どちらかというと、一人ひとりに工作機械があり、黙々と業務に打ち込む雰囲気です。
特にコミュニケーションが得意でなくても問題ありません。
休憩中などは明るく、おしゃべりを楽しむ方も大勢います。
■育成
図面の読み方
機械の操作方法
機械の組立方法
安全を最優先し、業務の育成を行っています。
従業員全員が工業系の学歴や、業務経験がある方ばかりじゃありません。
小売業からの転職、普通科からの就職、本当に様々な方がいらっしゃいます。
最初は図面をみても、頭には???がいっぱい並びます。
弊社の新入社員のI君も、ホントに理解できるようになるか心配していますが、本当に大丈夫。
誰でもできる簡単な仕事だからという理由じゃありません。
階段を上るように、基本となる簡単な図面や業務からスタートし、スキルに合わせてステップしていく育成方法をとっています。ですので安心してください。
■楽しむ秘訣
業務を長く楽しく働くには、モノ作りが好きな方がやはり最適な環境だと思います。
なぜなら弊社は自分でアイデアを出して工作しても良いと社長から言われているからです。自分で考えて効率化を目指す方には支援は惜しみません。
今後は社員の業務発表会など、自分の業務をアウトプットする場など積極的に設けようと思っています。そんな風通しがいい会社で成長しませんか?
(資格取得、外部研修参加)
■鉄筋の役割
鉄筋は建物の強度に大きな関わりがあります。
人間で例えると『骨』の役割をしています。
骨も簡単に折れる骨もあれば、強い衝撃にも耐える丈夫な骨があります。
2023年トルコ・シリア大地震では、多くの建物が倒壊している悲しい映像がニュースを通じて、日本でも多く報じられていました。
地震の多い日本も他人事ではありません。
ですが、日本で同じような規模の地震があった場合、同じように建物が倒壊するというと、おそらくあの映像のようなことは起きません。
それは日本の鉄筋技術が優れているからです。
扶桑工業は60年の歴史があります。
過去に技術が低いと指摘されたら、おそらく信頼を得ることもできずに、会社は倒産しているでしょう。
ですが、今もなお県内ではトップクラスの施工量を誇っています。
その理由は技術を磨く研修施設が充実しているのが理由です。未経験でも育てます。安心してご応募ください。
■鉄筋工の魅力
私達は太陽の下で働いています。
夏や冬、きびしい環境で勤務するのはとても大変そうに見られることもあります。
ですが、働く環境は人それぞに適性があり、デスクワーク、営業、立ち仕事など輝く場所はそれぞれにあると思います。
鉄筋工はスキルが上がると、設計図書を読み解き、法令に準じた業務を実施し、現場の規模に合わせたチームを指揮し育成する立場になります。
単純な力作業ではございません。
頭もパワーもコミュニケーションも必要な仕事で、大成するには一般の業界と同じように知識と経験と人望が必要な業界です。
鉄筋工の魅力を紹介します。
■誰も見たことがない景色
鉄筋工は現場が変われば景色も変わり、季節が変われば風や香りも変わります。
建設現場から誰も見たことがない風景は、この仕事のご褒美だという方もいます。
■子供が自慢する姿
ある社員がうれしそうに話した内容も、この仕事の魅力だと思いご紹介します。
ある日、子供が自分の友達に、【アレは父ちゃんが造ったんだ、すごいだろ】と自慢していることがありました。
そういえば以前、息子に話したことがあり、その時もすごい、すごいとはしゃいでいたが、ここまで思ってくれていることに、子供ながらに父の仕事を誇りに思ってくれることにとても感慨深い思いでした。
それぞれの価値観ですが、私達のような環境で汗を流す仕事に共感できる方、沢山の魅力がある仕事です。
ぜひ、一緒に働きませんか?
福利厚生
休日・賞与・昇給
◆年間休日105日(完全週休2日制 土日)
※2024年度より120日
◆賞与:年2回(7月・12月)
※2022年実績4ヶ月分
◆昇給:年1回(4月)
※0円~8000円 (前年度実績)
手当・退職金制度
◆交通費支給(上限月26,000円)
◆家族手当3000円
◆社会保険
- 社会保険
- 厚生年金保険
- 雇用保険
- 労災保険
◆退職金(入社3年後)
- 中小企業退職金共済
- 建設業退職金共
資格支援・残業時間
◆資格支援
- 玉掛け
- クレーン
- フォークリフト
◆残業時間 平均10時間
◆マイカー通勤可能
延長雇用制度
◆定年60歳
◆雇用延長65歳
安心して長く働けます。
採用情報
現在、下記の職種で募集を行なっています。
応募を検討される方は、以下のページをご覧ください。
- 静岡県内で鉄筋配送!大型トラック運転手募集。安定した仕事で長く働けるお仕事です。
- 未経験可【大阪府大東市】機械加工エンジニア/旋盤/溶接/組立Uターン歓迎/Iターン特に歓迎
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- 【大阪府大東市】機械加工エンジニア/旋盤/溶接/組立Uターン歓迎/Iターン特に歓迎
- ■経験歴7年以上■機械設計エンジニア/CAD技術職/Uターン歓迎/Iターン特に歓迎
- ■経験者優遇■鉄筋組立の技能工(建設現場作業員)/Uターン歓迎/Iターン特に歓迎
- ■経験歴3年以上■機械設計エンジニア/CAD技術職/Uターン歓迎/Iターン特に歓迎
会社情報
会社名
株式会社 扶桑工業 機械事業部
事業内容
■当社について
今年で60年を迎えました。製造業と建設業の2つの事業を運営し、今年も順調に業績を伸ばしています。
■鉄筋工事部(建設)
大型ビルや商業施設、橋や高速道路などで使用する鉄筋の加工と工事を行っています。
県内最大の本格的鉄筋加工工場にて様々な鉄筋加工形状に合わせた専用加工機を多数有するとともに、自社ノウハウを生かし加工機に改良を加え生産性を上げています。
住宅基礎から多種多様な工事ノウハウを蓄えています。
■機械事業部(製造)
地質調査機器を専用工具から調査用機械まで自社開発製造している非常にめずらしい機械メーカーです。
地質調査は国土開発や防災あるいは建設には必要不可欠な産業ですが、産業規模が小さいためニッチな業界となっています。
全国的に当社はそれ相応のシェアを持っています。
専門性が高いため他業種からの参入は難しく競争相手も少ないことから、首都圏を中心にしたシェア拡大を計画しています。
企業WEBサイト
企業SNS
https://www.facebook.com/IkegayaYuji
https://www.instagram.com/fusojp_official/
所在地
静岡県藤枝市横内800-30
現在募集中の職種一覧
ボーリングマシンの機械設計上級エンジニア
■この仕事の目的はなに?
小型ボーリングマシンメーカーとして日本で唯一、「お客様のこだわり」をカタチにする当社。
お客様の8割以上が希望するマシーンやツールスのカスタマイズをずっと昔から一手に引き受けてきました。
バッテリーの置く位置の調整から部品の開発まで、お客様の期待に応えるべく、世に生み出してきました。その対応力は業界唯一と自負しています。
あなたには「お客様のこだわり」をヒアリングして、自ら仕上げた特注品を納品するところまで担当していただく、当社とお客様の架け橋になっていただきたいと考えています。
■具体的な仕事の内容は?
1. ニーズのヒアリング:
お客様から直接要望を受け、具体的なニーズや仕様を明確にする。このプロセスには、問題点の特定や解決策の提案なども含みます。
2. 図面の作成:
ヒアリングを基に、CADなどのツールを使用して製品の図面や設計図を作成する。詳細な部品図や組立図も作成します。
3. お客様との折衝:
設計案に関するお客様との折衝を行い、要望に沿った最適な設計を確定する。この過程では、技術的な提案や調整が求められます。
4. 見積もりの作成:
設計案に基づき、必要な材料、コスト、製造時間などの見積もりを作成し、お客様に提出します。
5. 組立・検査:
設計された機械の組立を行い、品質検査を実施する。機能の確認や安全性をテストします。
6. 納品:
完成した製品をお客様に納品する。納品の際には、製品の使用方法やメンテナンスに関する説明をします。
7. アフターサポート:
必要に応じて、納品後のフォローアップやトラブルシューティングを行います。
■他の会社と何が違うの?
1. カスタマイズの特化:
小型ボーリングマシンをお客様のニーズに合わせてカスタマイズする点が日本で唯一の特徴です。標準的な製品設計を超えた、個別の顧客要望に応えることが可能です。
2. プロジェクトの一貫性:
製品の発注前から納品まで、一貫してプロジェクトに関与することができます。エンジニアは製品のライフサイクル全体を見渡し、自らの仕事の影響を直接感じることができます。
3. 緊密な設計と生産の関係:
設計と生産の距離が近いため、設計のアイデアを素早く製品に反映させることができます。迅速なイノベーションと改善サイクルを可能にします。
4. 集中できる環境:
エンジニア一人ひとりにパーティションで区切られた集中できる環境が用意されています。
5. コミュニケーションのしやすさ:
エンジニア同士の距離が近く、気軽に相談や協力ができる環境が整っています。チームワークを活かした効率的なプロジェクト進行が可能です。
■仕事環境はどんな感じですか?
【機械設計エンジニアのとある1日】
8:00 始業。お客様との打ち合わせの準備や前日の進捗を確認。
必要な資料やメモを整理し、整えます。
9:00 お客様との打ち合わせ。新規プロジェクトの要件や特殊なニーズを詳細にヒアリングし、それを基に設計作業の方向性を定めます。
10:00 会議終了後、設計開始。
Cadpack Creator 3Dを駆使して、お客様のニーズに合った設計案を形にしていきます。アイデアが浮かばないときは、すぐ近くにいる先輩エンジニアに意見を聞きます。
12:00 昼休憩。愛妻弁当や近くの定食屋さんで、エネルギーチャージ。
13:00 2階の技術部から1階の工場へ移動して、生産チームと設計の詳細を協議。
設計が実際の製造プロセスにどのように影響するかを理解する貴重な機会です。
15:00 生産チームとの打ち合わせが終わったら、自分のデスクに戻り、設計の改良や文書作業に集中。最終的な設計案のブラッシュアップや、次の日の準備に時間を費やします。
17:00 終業。今日の作業を整理し、明日への準備を整えます。
技術部では効率的な時間管理を心掛けておりが、平均して一日1時間ほどの残業が発生しております。ですが早く帰りたい日などは、仲間に伝えておけばOKです!
仕事とプライベートのバランスを保ちながら、充実した一日を過ごすことができています。
■この仕事をもう少し詳しく
機械設計エンジニアの主な業務は、小型ボーリングマシンの設計とカスタマイズです。
ボーリングマシンとは、土壌や岩石を掘削するための機械で、特に当社では小型で扱いやすいモデルに特化しています。
お客様の要求に応えるため、例えばスライドベースを伸ばしたり、バッテリーの位置を変更したりするカスタマイズを行います。
さらに、ボーリング作業に必要なウインチやアース棒、ロッドやビッドなどの周辺機器や部品の設計から開発までを手掛けています。
私たちの設計・開発した唯一無二のものが、お客様の担当する地盤調査や建設プロジェクトに欠かせない重要な役割を果たしています。
■この仕事をおすすめする3つの理由
1. 専門性が身につく:
顧客のニーズから始まり、設計、製造、納品に至るまでの全プロセスに携わることで、機械設計の深い専門知識と実践的なスキルが身につき、エンジニアとしての成長に大きく貢献します。
2. 顧客から感謝される:
具体的な要求に応え、カスタマイズされた製品を提供することで、顧客から直接、感謝される機会が多く、達成感を実感することができます。
3. 世界で唯一の製品を設計できる:
市場にない独自の製品を設計する機会があるため、技術者としての創造性を発揮し、業界や社会に貢献することができます。
必要なスキルと経験(必須)
・CADを使った機械設計業務の経験 (目安5年以上)
・コミュニケーション能力::クライアントや他の部門との円滑なコミュニケーションができ、情報共有や問題解決をスムーズに行える能力があること。
こういった方におすすめ!
1. モノづくりへの情熱を持つ方
2. CADを使った設計をやってみたい方
3. 技術的な課題を解決するのが得意な方
4. チームやお客様とのコミュニケーションが得意な方
5. エンジニアとして成長したい方
こんな方も大歓迎!
1. 異業種出身のエンジニア:ディーゼルエンジンや油圧系のエンジニアリング経験がある方。これまでの経験を活かし、新しい分野での挑戦を望む方。
2. モノづくりのプロセス全体に関心がある方:これまで部品設計や別の分野での経験があるが、製品開発の全プロセスを経験したいと考えている方。
3. 原価計算が得意な方:原価計算やコスト管理のスキルを持ち、製品開発の経済的側面に貢献できる方。
8:00~17:00(休憩1時間 12:00~13:00)
夜勤はありません。
週休2日制
※2024年4月から完全週休2日制を導入します。
※2024年3月まで日祝は休み。土曜日は第2、第4、第5がお休み。
◇ 年末年始休暇
◇ 夏季休暇
◇ 出産・育児休暇
◇ 慶弔休暇
◇ 看護休暇
年間休日日数105日 (当社カレンダーによる)
◇有休消化率80%以上
◇5日以上連続休暇あり
◇急なお休み考慮OK
原則屋内禁煙、喫煙室あり
新東名藤枝岡部インターン5分/東名高速焼津インター5分/自家用車・自転車通勤OK/構内駐車場あり
◆Iターン Uターンを検討している方は、懇意にしている不動産屋さんがいますので、総務部が全力で転居先を探します!
●賞与の支給実績 4ヵ月 (2022年実績)
試用期間中の労働条件:同条件
◇ 厚生年金
◇ 雇用保険
◇ 労災保険
◇ 健康保険
◇ 交通費支給あり
◇ 資格取得支援・手当あり
◇ 服装自由
◇ 交通費支給あり
◇ U・Iターン支援あり
※感染症対策として以下の取り組みを行っています
◇ オンライン選考OK
- 雇用保険
- 労災保険
- 健康保険
- 厚生年金